会社説明会で質問するときは何に気をつければよいのでしょうか。質問でアピールをしたいけれど、不安を感じる就活生も多いでしょう。本記事では会社説明会の基本や情報入手の方法、基本的なマナーや質問例について紹介します。内定獲得を目指して、ぜひ参考にしてください。
「会社説明会ってそもそも何だろう」
「会社説明会で印象に残るためにはどんな質問をしたらよいのだろう」
このように、会社説明会のことで悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。
会社説明会で採用担当者に好印象を与えるために、「適切な質問をすること」は有効な方法の1つです。ただし、マナー違反の質問は逆効果になる可能性があるため注意してください。
本記事では、会社説明会の基本的な内容や情報入手の方法、求められるマナーについて解説します。さらに、会社説明会で使える質問を28個紹介します。
どの就活生にとっても会社説明会は緊張するものでしょう。本記事は会社説明会の基本についてまとめているので今後の就職活動に役立ててください。しっかりと準備した上で会社説明会に参加し、内定獲得を目指しましょう。
また、本記事を通じて、会社説明会の目的や質問の仕方が理解できるため、自信をもって就職活動をスタートできます。
就活で行う会社説明会の分類4つ
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会社説明会とは、就活生に対して「自社の業務内容や採用情報など」を伝える場を指します。ただし、採用に関する広報活動解禁日は3月1日のため、会社説明会の多くは3月以降に開催されます。就活生は会社説明会のスタート時期に注意しましょう。
会社説明会の種類は「合同説明会」と「単独説明会」にわかれています。「合同説明会」は複数の企業が参加する形式で、1日で多くの企業の説明を受けることが可能です。一方「単独説明会」は1社だけの開催のため、説明をじっくりと聞けます。
本章では、代表的な会社説明会として「就職情報サイトや公共団体主催の合同説明会」「特定地域による会社説明会」「同一業界企業の合同説明会」「単独説明会」の4種類を取り上げ、各々について解説します。
出典:2022 年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項のポイント |一般社団法人 日本経済団体連合会
参照:http://www.keidanren.or.jp/announce/2021/0401_betten.pdf
アクセス日:2022.03.17
1:就職情報サイトや公共団体主催の合同説明会の特徴
合同説明会とは、多くの企業が1カ所に集まって行う会社説明会です。複数の企業が会場内に説明ブースを設け、就活生が各ブースで説明を聞きます。合同説明会のおもな主催者に「就職情報サイトの運営会社」や「公共団体」が挙げられます。
就職情報サイト主催の特徴として、多くの企業に出会える点が挙げられるでしょう。合同説明会の多くは「大規模な会場で数百社の企業が出展するスタイル」です。たくさんの企業が参加しているため、今まで知らなかった企業に出会える可能性もあります。
もちろん、大規模なスタイルだけではなく、数十社の企業が参加する中小規模な合同説明会もおこなっています。
また、筆記試験対策や面接対策などのセミナーを同時開催している場合もあるため、就活のノウハウを学ぶことも可能です。
一方、公共団体主催の合同説明会にはどのような特徴があるのでしょうか。公共団体とは地方公共団体や公共組合を指します。国家公務員や地方公務員、あるいは関連団体への就職を希望している就活生が対象になります。
主催者によって説明会の特徴が異なるため、就活生は理解した上で参加することが大切です。
2:特定地域による開催の説明会の特徴
卒業後「ふるさとに帰りたい」「あの町で働きたい」といった希望をもつ就活生は、特定地域開催の会社説明会がおすすめです。
就職情報サイト主催の合同説明会の場合、都心の企業が多く参加しています。一方、地方の企業は出展料が掛かるのであまり参加していません。
地方によっては、UターンやIターン希望者のために合同説明会を開催しています。地元の企業が参加しているため、地元に根差した企業に出会うことが可能です。特定地域による合同説明会の多くは、地元の自治体や商工会議所、ハローワークなどによって開催されています。
3:同一業界企業による合同説明会の特徴
合同説明会の中には同一業界企業に限定したタイプがあります。たとえば、介護福祉やIT情報に絞った合同説明会が挙げられるでしょう。
同一業界企業による合同説明会の特徴は、希望する業界の企業にたくさん出会えることです。同一業界企業の合同説明会は、業界研究セミナーとも呼ばれています。
4:単独説明会の特徴
単独説明会とは、1社だけでおこなう会社説明会です。単独説明会の特徴は、選考活動の第一ステップという点が挙げられるでしょう。企業によっては、選考に進むためには単独説明会への参加を必須としているケースがあります。
単独説明会の多くは企業内で実施されているため、働いているスタッフの雰囲気や社内の様子などを知ることが可能です。
説明会と座談会の違い
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多くの企業は就活生を集めるために会社説明会や座談会を実施しています。就活生は、会社説明会と座談会の違いを理解した上で参加することが大切です。
会社説明会は、業務内容や企業理念、人事制度や採用計画などを説明する場です。採用担当者や先輩社員がおもに説明しています。
一方、座談会は就活生と先輩社員がリラックスした雰囲気で話をする場です。現場で働いている先輩社員の話を直接聞けるので、会社の本当の姿を知れるでしょう。
会社説明会の情報を入手する方法5つ
納得のいく就職活動を進めるためには、志望する企業の説明会に参加することが大切です。では、会社説明会の情報を入手するためにはどうすればよいのでしょうか。本章では、入手方法を5つ紹介します。
5つの入手方法として「就職情報サイトを確認」「企業のホームページを確認」「就職課やキャリアセンターで確認」「新聞で確認」「先輩や友人からの情報」が挙げられます。それぞれの方法について解説しましょう。
1:就職情報サイトを確認する
会社説明会の情報を得るために、就職情報サイトで確認する方法があります。Web上には、新卒者対象の就職情報サイトがたくさんあります。求人件数が多いもの、業界特化型のものなど、就職情報サイトのタイプもさまざまです。
就職情報サイトにあらかじめ登録しておけば、さまざまな企業の情報を閲覧できます。就職情報サイトによっては説明会情報を送ってもらえます。パソコンだけではなくスマートフォンからも見られるので、移動中に確認することも可能です。
2:企業のホームページを確認する
志望企業や気になる企業がある場合は、企業のホームページを確認しましょう。企業によっては、新卒採用の特別ページを設け、詳細な情報を発信しています。
場合によっては就職情報サイトに掲載していない企業があります。そのような場合、企業のホームページを確認してみましょう。
3:就職課やキャリアセンターで確認する
大学には就職課やキャリアセンターが設置されています。就職指導の専門スタッフがいるので、就職に関するさまざまな問題の対応が可能です。また、就職関連セミナーやイベントも実施しています。
就職課やキャリアセンターには、さまざまな説明会のパンフレットが置かれていたり、ポスターが掲示されたりしています。就活生は、就職課やキャリアセンターへこまめに足を運び、情報を入手しましょう。
4:新聞で確認する
情報を入手する方法に、新聞での確認も挙げられるでしょう。新聞は種類によって、全国紙や地方紙、業界紙や専門紙などに分けられます。
新聞は、就職関連の記事だけではなく、説明会の広告などを掲載しているケースもあります。また、経済の動向や企業情報なども解説しているので、就職活動に役立つでしょう。
5:先輩や友人から情報を得る
先輩や友人から会社説明会の情報を得る方法もあります。社会人として働いている先輩からの情報やアドバイスは経験に基づいているので貴重です。
また、同時期に就職活動をしている友人からの情報も貴重で役立つものが多くあります。日頃から、先輩や友人とのつながりを大切にしましょう。
会社説明会に参加するときのポイント7つ
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会社説明会に参加するときのポイントを7つ紹介します。会社説明会を有効に活用するためには、事前の準備が大切です。
ただ漫然と会社説明会に参加するのではなく、積極的な姿勢で企業の話を聞き、効果的な就職活動につなげましょう。
- 事前に企業へのイメージを持っておく
- 会社説明会全体の流れを把握する
- 説明会で疑問を解決することを意識する
- 説明会で得た情報を整理する
- 多角的に捉える視点を持つ
- 社員の態度を注視する
- 社員の回答の具体性を確認する
1:事前に企業へのイメージを持っておく
会社説明会に参加する前に、企業の情報を収集し具体的なイメージを持っておきましょう。就職情報サイトや企業のホームページなどで情報を収集し、企業の業務内容や理念などを知っておくことは大切です。
具体的なイメージがあれば、説明会で聞いた企業の様子と事前に感じていた企業の様子がどうだったか比較・検証できます。
2:会社説明会全体の流れを把握する
会社説明会に参加するときは、全体の流れを把握しておきましょう。全体の流れを把握しておけば、会社説明会でまごつく心配もありません。
たとえば、単独説明会の場合「企業の概要説明」「職務の説明」「質疑応答」といった流れで実施されています。企業によっては、その後にグループワークや面接、エントリーシートの記入がおこなわれるケースがあります。
3:説明会で疑問を解決することを意識する
会社説明会に参加するとき、疑問点を事前に洗い出し解決する姿勢でのぞみましょう。そのためには、企業研究をしっかりおこなうことが大切です。
企業研究を進めていくと、不明点や疑問点が出てきます。出てきた不明点や疑問点を質問としてまとめてください。説明会では、採用担当者に質問することで解決しましょう。
4:説明会で得た情報を整理する
会社説明会の終了後、情報を整理しましょう。会社説明会に参加すればするほど、情報がたまっていきます。会社説明会に参加したことだけに満足するのではなく、今後の就職活動に活かすことが大切です。
5:多角的に捉える視点を持つ
会社説明会では、情報を多角的に捉える視点を持ちましょう。会社説明会は、採用活動だけではなく企業PRの側面があります。したがって、企業の良い面ばかりがアピールされる可能性があります。
採用担当者の説明をただ聞くのではなく、情報をさまざまな視点や立場から捉える姿勢が大切です。
6:社員の態度を注視する
会社説明会では、社員の態度や動きも観察しておきましょう。会社説明会をスムーズに運営しているか、運営スタッフの動きに問題はないかなど、観察することが大切です。会社説明会の様子を観察すれば、社風や雰囲気を知ることができます。
7:社員の回答の具体性を確認する
就活生からの質問に、社員や採用担当者がどのように対応・回答しているか確認します。就活生の質問に対して「真摯に回答しているか」「具体的な回答かどうか」などチェックしましょう。ただし、就活生もマナーに基づいた質問をすることが大前提です。
就活の会社説明会で尋ねる質問28選
会社説明会での質問は、就活生が知りたい情報を得られるのでおすすめです。ただし、調べたらわかるような質問やマナー違反の質問は、マイナスな印象を与えてしまうので注意が必要です。
まず、質問するときは4つのマナーを大切にしましょう。4つのマナーとは「大学名と氏名を名乗る」「質問は大きな声で簡潔に伝える」「回答をもらったあとはお礼を伝える」「調べればわかる質問をしない」です。
会社説明会の質問の意図は「現場で働いている社員だからこそ話せる内容を知ること」にあります。そのため、就活生は、社員だからこそ話せる質問をするよう心掛けましょう。
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1:評価制度について尋ねる質問
評価制度について質問するときは「御社に評価制度はありますか」と尋ねましょう。評価制度の有無は入社後のキャリアに関わります。質問のねらいは「明確な評価制度が存在しているかどうか確認すること」にあります。
評価制度の有無がわかれば、入社後どのようなキャリアを歩めるのかイメージできるでしょう。
もし、評価制度がなければ、成果を上げているのに評価が変わらない事態にもなりかねません。また、数字で測りにくい事務職の場合、どのような評価基準か確認が必要です。不明点を解消するためにも評価制度があるかどうか質問しておきましょう。
2:一日の仕事の流れについて尋ねる質問
一日の仕事の流れについて質問するときは「一日の仕事のスケジュールを教えてください」あるいは「営業職の一日の流れを教えて下さい」と尋ねましょう。質問のねらいは「入社後のミスマッチを防ぐこと」です。
「一日の仕事の流れ」はホームページに記載されていないことも多く、就活生が何となくイメージしているだけの可能性があります。そのため、入社後「こんなはずではなかった」となる場合もあります。
実際に働いている社員に質問することで、業務内容と実際の働き方にギャップがないかどうか確認しましょう。
3:給与について尋ねる質問
給与に関する質問は控えることをおすすめします。多くの場合、給与に関する情報は求人サイトの募集要項などに掲載されているので、会社説明会で質問しなくても入手できる情報です。
会社説明会は、企業の理念や業務内容を中心に語られる傾向があります。したがって、給与のような待遇面に特化した質問は、やる気を疑われる可能性があります。
もちろん、就活生の中には給与が気になる方も多いでしょう。そのような場合は、求人サイトの募集要項や口コミサイトで調べたり、OB・OG訪問などでさりげなく聞き出したりして調べましょう。
4:有給休暇や特別休暇の取得について尋ねる質問
有給休暇や特別休暇の取得に関する情報は、求人サイトなどに記載されている可能性があります。気になる就活生は確認してみましょう。
有給休暇や特別休暇の取得に関する質問は、企業から「仕事よりプライベート優先」「できれば働きたくない」と思われる可能性があります。
ただし、企業が働きやすい環境を整えることは当然です。休暇に関する質問は勇気が必要ですが、人材を大切にしているかどうか見極めることをねらいに質問するのも一手です。
5:資格取得支援制度について尋ねる質問
資格取得支援制度について尋ねるとき、なぜ知りたいのか理由を添えながら質問しましょう。たとえば「入社後もスキルアップに努めたいので、資格取得の支援があるのかどうか知りたいです」と話してください。
資格取得支援制度は福利厚生に含まれる制度のため、企業のホームページなどに記載されている可能性があります。事前に確認した上で、記載されていない内容について尋ねてください。
6:残業時間の長さについて尋ねる質問
残業に関する質問は聞きにくい質問の1つです。聞き方によっては「やる気がない」と思われる可能性があるからです。
しかし、実際に働く上で、残業時間がどれくらいあるのか気になる就活生もいるでしょう。聞きにくいことを質問するときは「聞きにくいことを尋ねているのはわかっています」と前置きすることがポイントです。
前置きするだけで、常識的な感性があることをアピールできます。
7:転勤の有無について尋ねる質問
転勤があるかどうかは、プライベートにも関わるので大切な問題です。ただし、会社説明会で単刀直入に尋ねると、マイナスの印象を持たれる可能性があります。
転勤の有無について尋ねるときは「なぜ質問するのか」前置きした上で質問しましょう。たとえば「もしお答えいただけたらで構わないのですか」と一言添えるだけで、常識をわきまえていると伝えられるでしょう。
8:リモートワークが可能であるか尋ねる質問
リモートワークが可能かどうか質問するときは、職種や部署によって違いがないかどうか確認しましょう。
もし、求人サイトに「リモートワーク可能」と記載されていても、職種や部署によって異なる可能性があります。入社後に配属された部署によって「リモートワークができない」となった場合、「話が違う」といったことにもなりかねません。
9:企業が持つ社風について尋ねる質問
同じ業界でも、各企業によって社風は異なります。就活生は会社説明会で、社風や雰囲気が自分に合うかどうか確認することが大切です。
入社後、事前に持っていたイメージとギャップがあれば、ミスマッチを起こす可能性があります。
社風を確認する質問として、職場の風通し、上司との関係、正社員の定着率などと絡めながら尋ねてみましょう。社内の人間関係や雰囲気がわかれば、自分にとって働きやすいかどうか確認できます。
社風について確認する前に、どのような働き方をしたいのかしっかりと考えておくことも大切です。
10:会社内で行うサークル活動について尋ねる質問
会社内のサークル活動について尋ねるときは、知りたい理由を前置きした上で質問しましょう。サークル活動の有無など、ストレートに質問すると「学生気分」や「遊び気分」と思われてしまう可能性があります。
企業によっては、ホームページに社内のサークル活動を紹介しているケースがあるので、事前に確認してみましょう。
11:企業が求める人材の特徴について尋ねる質問
企業が求める人物像の多くは、ホームページに記載されています。しかし、具体的な人材の特徴を質問することで、求人情報だけではわからない、企業が本気で欲しい人物像を把握できるでしょう。
質問の具体例としては「どのような人物と一緒に働きたいですか」「活躍している社員に共通する特徴を教えてください」などが挙げられます。
企業が欲しい人物像がわかれば、自分の課題がわかるので、今後の就職活動に活かせるでしょう。
12:職場内の男女比率について尋ねる質問
女性が社内で活躍しているかどうか質問したいときは、「職場内の男女比率」について尋ねてみましょう。
たとえば「女性が働きやすい職場ですか」と質問しても、企業側は「はい」としか答えようがありません。具体的な数値を尋ねることで、企業がどのような取り組みをしているのか知ることが可能です。
13:一緒に働きたい就活生の特徴を尋ねる質問
企業が求める人物像を確認するために「どのような人と一緒に働きたいと思いますか」という質問があります。
企業は、会社説明会や求人サイトで求める人物像を紹介していますが、表現が堅苦しいため、人によっては理解しづらくなっています。「一緒に働きたいタイプ」を聞き出すことで、企業の本音を知ることが可能です。
14:印象に残っている就活生を尋ねる質問
企業が求める人物像を確認する質問に、「印象に残っている就活生を尋ねる」方法があります。「印象に残った就活生」がわかれば、どのような就活生が選考されるのか具体的に把握できるでしょう。
企業の採用基準は、求人情報だけではなかなかわかりません。どのようなスキルや知識を身につけた人材が求められているのか、聞き出す方法として有効な質問です。
15:入社を決めた理由を尋ねる質問
「どのような理由で入社を決められたのですか」という質問は、「企業の魅力」や「求める人物像」の把握をねらいとしています。
社員に入社理由を尋ねることで、実際に入社した人がどのような点に魅力を感じたのか、本音を知ることが可能です。ただし、状況によってはプライベートな質問のため、座談会で質問した方が良いでしょう。
16:入社前と入社後で感じたギャップを尋ねる質問
入社後のキャリアについて尋ねる方法に「内定と入社後で感じたギャップを教えてください」という質問があります。この質問は、実際に働きはじめてからどのようなキャリアを歩むのか知ることがねらいです。
たとえば、希望の部署にすぐ配属されるのか、あるいはそうではないのか、実際に入社しなければわからないことが多いでしょう。内定と入社後のギャップを尋ねることで、入社後にどのような現実があるのか知ることが可能です。
17:先輩社員の失敗談やその解決方法を尋ねる質問
社員がどのように働いているか知る方法に「先輩社員の失敗談やその解決方法」を尋ねる質問があります。
先輩社員の失敗談などから現場の社員がどのように働き、問題を解決しているのかリアルに知ることが可能です。先輩社員の経験談を通して、どのようなやりがいや目標があるのか見えてくるでしょう。
18:働く際に必要な心構えについて尋ねる質問
働くときに必要な心構えについて尋ねるときは「御社で働く心構えについて教えてください」と質問しましょう。
実際に働いている社員の心構えを尋ねることで、現場では何を大切にして働いているか理解できます。入社後、自分がどのように働くのか具体的にイメージできるでしょう。
19:働くうえで役立つ資格・スキルについて尋ねる質問
企業が求める人物像を尋ねるとき、「御社で働くとき、役立つ資格やスキルはありますか」という質問があります。この質問は、企業が求める人物像をより具体的に知ることをねらいとしています。
働く上で必要な資格やスキルがわかれば、就活生も何を学べばよいのか具体的に知ることが可能です。
20:その企業で働くやりがいについて尋ねる質問
仕事のやりがいを尋ねることで、社員がどのように働いているのか知ることが可能です。たとえば「仕事のやりがいを感じる瞬間にはどのようなものがありますか」といった例が挙げられます。
入社後「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぐためには、現場の働き方を知ることが大切です。
現場の働き方は、会社説明会やホームページだけではなかなかわかりません。実際に働いている社員から仕事のやりがいを聞くことで、入社後の目標につなげていきましょう。
21:リーダー職に就ける日数や期間について尋ねる質問
入社後、どのようなキャリアを歩めるのか気になる就活生もいるでしょう。キャリアに関する質問に「入社後、何年くらいでリーダー職に就けるのでしょうか」という問いが挙げられます。
入社への意欲だけではなく、入社後のやる気もアピールできる質問です。入社後、どのようなスキルや知識、成果をあげればリーダー職に就けるのか知ることで、目標を持って働けるでしょう。
22:活躍している社員の特徴について尋ねる質問
「御社で活躍されている社員にはどのような特徴があるのでしょうか」という質問があります。社内で活躍している社員の特徴がわかれば、企業が求める人物像を具体的に理解できるでしょう。
活躍している社員の特徴を通じて、企業の社風や求める人物像を把握し、一緒に働けるのかどうか知ることが可能です。
23:仕事と育児を両立できている社員について尋ねる質問
入社後も働きながら子育てをしたい就活生もいるでしょう。仕事と育児の両立が可能かどうか気になる場合は、会社説明会で質問しましょう。
具体的には「社内で仕事と育児を両立されている社員のお話を教えてください」と尋ねてみましょう。仕事と育児を両立している社員の具体的な様子を知ることが可能です。併せて、両立している社員がいるかどうかも確認できます。
24:入社後のキャリアアップについて尋ねる質問
キャリアアップに関する質問をすることで、入社後どのようなキャリアを歩むのか知ることが可能です。企業によっては、研修やサポート体制を提供することで、社員のキャリアアップを支援しているケースがあります。
入社後のキャリアアップを質問することは、やる気のアピールにもつなげられるでしょう。
25:サービスや商品の競合他社との違いについて尋ねる質問
企業の業務内容についてはホームページで確認できます。ただし、具体的なサービスや商品の内容、競合他社との違いについては社員に聞いてみなければわからない側面があります。
企業のサービスや商品の内容、競合他社との違いは、入社するのならば理解しなければなりません。会社説明会で質問することで、入社後の具体的なイメージを描けるでしょう。
26:ある程度失敗を許容できる環境であるか尋ねる質問
志望する企業が、自分に合った会社かどうか見極めることは大切です。自分に合った会社かどうかのポイントの1つに「職場がある程度失敗を許容できる環境かどうか」という点が挙げられます。
もちろん、ビジネスではリスクや失敗はできる限り避けなければなりません。しかし、成長の過程やチャレンジの結果などによって、やむを得ず失敗してしまうケースもあるでしょう。
志望する企業が、ある程度の失敗を許容できる環境で再チャレンジできるならば、モチベーションにもつながります。気になる就活生は会社説明会で質問してみましょう。
27:成果を認められる環境であるか尋ねる質問
成果を出したときに認めてくれる職場は、社員のやる気につながります。企業が社員の成果に対してどのように対応するのか、気になる就活生は確認してください。たとえば「成果を出せば出すほど認めてくれる職場でしょうか」と質問してみましょう。
28:内定者インターンシップの募集について尋ねる質問
企業によっては、内定者の立場で働ける「内定者インターンシップ」を実施しているケースがあります。内定から入社までどのようなスケジュールがあるのか就活生にとっては気になるでしょう。
「内定者インターンシップ」について質問することで、入社までのスケジュールを知るだけではなく、働く意欲のアピールにもつながります。
就活で会社説明会に参加する際に守るべきマナー4つ
会社説明会に参加するときに守るべきマナーについて解説しましょう。本章では、会社説明会を「会場入り」「受付」「質問時」「退場」といった4つの場面に分けて、それぞれの場面で必要なマナーについて説明します。
会社説明会では、企業側のスタッフから見られているという意識を持つことが大切です。ぼんやりと会社説明会に参加していると、知らない間にマナー違反してしまう可能性があります。
マナー違反は、選考活動にマイナスの影響を与えることも少なくありません。就活生は守るべきマナーを理解した上で会社説明会に参加しましょう。
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1:会場入りのマナー
また、コートやマフラーを身につけている場合、会場へ入る前に脱ぎましょう。脱いだコートとマフラーを腕に掛けて持ち歩いてください。ビジネスの場面では、取引先など企業内に入るとき、コートやマフラーなどは着脱した状態で入室するのはマナーです。
2:受付のマナー
受付では、所属する学校名と名前を伝えましょう。企業側は受付でも就活生を観察している可能性があります。好印象を与えられるよう、気を抜かずに対応してください。
受付で伝えるときは、聴き取りやすい声でしっかりと話すことが大切です。また、受付で提出する書類がある場合は、忘れずに提出しましょう。
3:説明会での質問時のマナー
会社説明会で質問するとき、どのようなマナーがあるのでしょうか。おもなマナーは2つあります。1つ目は「1人で何度も質問しない」、2つ目は「調べてわかることは質問しない」です。
会社説明会で印象を残そうと、何度も質問することは控えましょう。1人で何度も質問することは、逆にマナー違反となってしまいます。質問回数は1~2回までにしておきましょう。もし、どうしても質問したい場合は、説明会終了後に質問しましょう。
また、調べてわかることは質問しないようにしてください。たとえば、企業のホームページを見ればわかることなどが挙げられるでしょう。質問は何でもよいというわけではありません。
事前に企業研究をおこない、その上で不明点や疑問点をピックアップし、会社説明会で質問しましょう。
4:退場のマナー
会社説明会終了後、企業側のスタッフにきちんと挨拶して退室しましょう。企業側のスタッフに感謝やお礼の言葉を伝えて退室するだけで、印象は変わるでしょう。志望の高い企業にだけ挨拶するのではなく、1つ1つの会社説明会で必ず挨拶する姿勢が大切です。
会社説明会終了後、興奮して大声で話したり、騒いだりしないようにしてください。会場を出るまでは騒がないことがマナーです。また、会場周辺は社員が休憩などしている可能性があるので、注意しましょう。
就活では会社説明会を有効に使おう
出典:PIXTA
会社説明会は、気になる企業の話を聞けるチャンスです。企業も、就活生に自社の魅力を伝えようとさまざまなコンテンツを用意しています。
会社説明会に参加すれば、ホームページや資料だけでは得られない経営者や社員の様子、雰囲気などリアルな姿を知ることが可能です。就活生は就職活動を成功させるためにも、会社説明会を有効に活用しましょう。

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