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企業が行う早期選考とは?メリットや探し方・内定獲得のコツもあわせて紹介

就職活動を控えている学生の中には、早期選考を検討されている人もいるのではないでしょうか。この記事では早期選考の概要から早期選考に落ちてしまった時の対処方法を紹介しています。早期選考に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

「企業が行う早期選考ってどういうもの?」
「早期選考で内定を獲得するにはどうすればいい?」
「早期選考を行う企業の探し方って?」
このように、早期選考に参加して内定を獲得したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、早期選考を実施する企業の目的や特徴、早期選考に参加して内定を獲得するメリットなどを紹介します。

 

この記事を読むことで、企業が行う早期選考について理解を深めることができるでしょう。

 

また、早期選考を行う企業の探し方や早期選考で内定を獲得するためのコツについても記載するため、早期選考でスムーズに内定を獲得しやすくなるでしょう。

 

企業が行う早期選考について知りたい人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

そもそも早期選考とは?

出典:PIXTA

早期選考とは、通常よりも早いタイミングで開始される選考を指します。一般的には大学4年生の春頃から選考がスタートすることになりますが、早期選考の場合は大学3年生の秋頃などに行われます。

 

早期選考で内定を獲得したいのであれば、どのような目的で早期選考を実施しているのかや、早期選考を実施している企業の特徴などを把握しておくことが大切です。

早期選考を実施する企業の目的

早期選考を実施している企業の共通した目的は、「他の企業よりも先に優秀な人材を確保したい」というものです。これまでのようにすべての企業で同時期に選考がスタートすると、大企業に学生が集中してしまいます。

 

その結果、優秀な学生はほとんど大企業に取られてしまっていたことから、早期選考では従来よりも早いタイミングで選考を行うことにより、このような不利な状況を避けたいという目的があります。

早期選考を実施する企業の特徴

早期選考を実施している企業には、学生のスキルを重視しているという特徴があります。早期選考では、インターンを通して実際に業務を経験してもらいながら選考を行う企業も多いです。

 

仕事は実際にやってみなければ適性があるかどうかわからない面があるため、従来のようなエントリーシートや面接のみでは見極めることは難しいです。

 

しかしインターンの場合、自社の仕事に関する学生の能力を直接確認することができるため、早期選考ではインターンを通した選考が多いといえるでしょう。

23卒における早期選考の時期

従来の就活ルールでは、経団連が取り決めた「広報活動3月」「採用選考活動6月」「正式内定10月」というルールにのっとり、6月頃が目安となっていました。しかし23卒の就職活動においては、経団連の就活ルールは廃止されています。

 

そのため、23卒での早期選考は、早いところでは前年の大学3年時のインターンを通して内定を出しているケースもあります。学生の中にも、4年生になる頃にはすでに内定が出ているというケースも多いでしょう。

 

出典:2023年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方 ポイント
内閣官 |内閣官房ホームページ
参照:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou/pdf/r031129_matome.pdf
アクセス日:2022.06.17

早期選考に参加し内定を獲得するメリット

出典:PIXTA

前述のとおり、早期選考では企業は早い段階から優秀な学生を確保できるというメリットがあります。一方、学生にとっても早期選考で内定を獲得することには多くのメリットがあります。

 

ここでは早期選考に参加し内定を獲得するメリットを紹介して行くため、参考にしてみてください。

  • 学生生活で自由に使える時間が増える
  • 就活の経験値が上がる
  • 精神的な余裕を得ることができる
  • 他の企業の選考を受ける際に有利になる可能性がある

学生生活で自由に使える時間が増える

早期選考で内定をもらっておけば、本命の就職活動に集中するという選択肢の他に、早い段階で就職活動を終わらせるという選択肢もあります。就職活動が早い段階で終われば、残りの学生生活を自由に満喫できるでしょう。

 

大学3年生のうちに就職活動が終われば、後の時間は長期の旅行へ行ったり、ボランティア活動に励んだりすることもできます。就職が決まるかどうかわからないという不安からも解消されているため、羽を伸ばすことができるでしょう。

就活の経験値が上がる

他の企業の選考が始まる前に早期選考を経験しておくことにより、自身の就活の経験値を上げておくことが可能です。前述のとおり、人気の高い大企業には多くの学生が集まるため、大企業は早期選考をせずに従来の選考スケジュールに沿って採用選考を行うケースが多いです。

 

そのため、先に早期選考を経験しておくことにより、本命企業の採用選考対策にもなるでしょう。さまざまな選考対策を行っておくことも大切ですが、実際の選考を経験することで得られる学びは多いです。

精神的な余裕を得ることができる

早い段階で内定を獲得しておくことにより、精神的にも安心感を得られるというメリットもあります。就職活動では多くのプレッシャーを感じることになるため、精神的に余裕がなくなるケースは多いです。

 

就活での不安を解消するためには内定を獲得するしかないため、できるだけ早い段階で内定を得ておくに越したことはありません。

 

また、就活中に自分の考え方が変わったとしても、すでに内定を得ていれば、余裕を持って志望する業界や企業を変更するといった柔軟な対応を行うこともできるでしょう。

他の企業の選考を受ける際に有利になる可能性がある

早期選考で内定を獲得しておくことにより、企業へのアピールにもなります。面接の際に他にどのような企業の選考を受けているのか尋ねられるケースもあるため、その際にすでに内定を獲得していると答えられれば、優秀な人材であるという印象を与えることもできるでしょう。

 

もちろん必ずしも有利になるというわけではありませんが、まったく内定をもらっていない学生よりもすでに内定を獲得している学生の方が優秀だという印象を与えられます。

早期選考を行う企業の探し方

出典:PIXTA

就活生の中には、できるだけ早く内定を獲得しておきたいと考えてている人も多いでしょう。それでは早期選考を行っている企業はどのようにして見つければよいのでしょうか。

 

ここでは早期選考を行う企業の探し方を紹介して行くため、参考にしてみてください。

中小規模の合同説明会に参加する

中小規模の合同説明会であれば、直接人事と話すことができます。そのため、早期選考を実施している企業の人事と繋がりを作っておくことにより、早期選考へのルートが開ける可能性もあります。

 

特に早期選考イベントであれば早期選考を実施する企業が集まることから、そのようなイベントに参加することで早期選考の特別ルートへと進むことが可能になるでしょう。

インターンシップに参加する

早期選考を行う企業はインターンシップを通して選考を行っているケースが多いです。そのため、インターンシップに参加することで早期選考へを進める可能性があります。

 

インターンシップで企業から評価を得られれば、その後の早期選考に呼ばれるケースもあるでしょう。他にも、夏や秋冬の長期インターンへの参加者に参加特典として早期選考会が実施されるケースもあるため、チャンスを逃さないようにしましょう。

OB訪問やOG訪問をする

OB訪問やOG訪問によって早期選考に繋がるケースもあります。OB訪問やOG訪問は企業によってもどのような位置づけになっているのかが異なっており、中にはリクルーター面談のように選考の一環として実施されている場合もあります。

 

このような場合、リクルーターに評価してもらえれば、早期選考会に繋がる可能性もあるでしょう。

リクルーター面談で高評価を得る

企業のリクルーター面談を受けることで、早期選考へと進めるケースもあります。リクルーター面談とは一般的な面接よりもカジュアルな雰囲気で面談を行うことで、複数回実施されるケースも多いです。

 

リクルーター面談は面接と違い、面談そのもので合否が決まるというわけではありません。しかし面接を行うリクルーターは学生の評価を行っているため、リクルーター面談を進めて行くことで早い段階で選考に呼んでもらえる可能性もあるでしょう。

就活エージェントを活用する

就活エージェントを活用することで、早期選考を実施している企業を見つけやすくなります。企業の選考が始まっているかどうかは企業のHPなどをみてもチェックできますが、情報が集約されている就活エージェントを利用した方が効率的だといえるでしょう。

 

自分自身で企業の情報を集めていても、情報収集には時間がかかります。しかし就活エージェントを利用すれば自分の希望に合った企業を担当者が代わりに探してくれるため、相性のよい企業を短時間で見つけることもできるでしょう。

早期選考で内定を獲得するためのコツ

早期選考で内定をもらうためには、他の学生よりも早い段階から準備を整えて対策を行っておくことが重要です。

 

ここでは早期選考で内定を獲得するためのコツを紹介するため、参考にしてみてはいかがでしょうか。

  • 面接対策をしっかりと行う
  • 業界研究や自己分析をしっかりと行う

面接対策をしっかりと行う

早いタイミングでは面接対策が不十分なケースも多いです。そのため、できるだけ早い段階から大学などの面接対策をしっかりと受けておき、万全の状態にしておきましょう。

 

目安としては、1月頃までには面接対策ができている状態にしておくとよいです。

業界研究や自己分析をしっかりと行う

早期選考でもっとも重視されるのは企業への志望度の高さです。そのため、業界研究や自己分析などを行い、企業への理解を深めておきましょう。

 

業界研究や自己分析により、就活の軸を明確にして自分にマッチする企業を選ぶことが大切です。

早期選考で落ちてしまった時の対処法

早期選考で落ちれば少なからずショックを受けるでしょう。しかしいつまでも落ちたことを引きずらず、原因を分析することが大切です。

 

選考に落ちることは就職活動を行う上で避けては通れない道です。早期選考の時点で気分の切り替えができるようになっておけば、後からの選考でも有利に働くでしょう。

 

たとえ早期選考で落ちてしまったとしても、経験によって得られるものは大きいでしょう。

早期選考を受ける際の留意点

出典:PIXTA

早期選考を受けることにはさまざまなメリットがありますが、一方で気を付けておかなければいけないポイントもあります。特に早期選考は通常の選考よりも早い時期に始まることもあり、事前の準備が必須です。

 

ここでは最後に、早期選考を受ける際の留意点について解説していきます。

競争率が高くなる可能性がある

できるだけ早い段階で内定を獲得しておきたいと考えるのは他の学生も同じです。そのため、早期選考は競争率が高くなる可能性もあります。

 

早期選考では採用される人数は少ないことから、なかなか内定がもらえない可能性もあるでしょう。

本選考を受けられない場合がある

企業によっては、早期選考を受けることでその企業の本選考を受けられなくなるケースがあります。早期選考で落ちてしまえばその後は本選考を受けるチャンスがないということになるため、十分な対策を行ってから選考に臨む必要があるでしょう。

準備不足になる場合がある

早期選考が始まるのは、大学3年生の秋頃などです。このような段階ではまだ就職活動の準備ができていない学生も多いことから、準備不足になりがちという点には注意しましょう。

 

早期選考は参加する学生も通常より少ないですが、自己分析や企業研究などが全くできていない状態で参加しても内定をもらえる可能性は低いでしょう。

企業の早期選考に挑戦するか検討してみよう

早期選考は通常の選考スケジュールよりも早いタイミングで実施されることから、早期選考で内定を獲得できれば大きなアドバンテージになります。

 

ぜひ本記事で紹介した早期選考に参加して内定を獲得するメリットや企業の探し方、内定を獲得するためのコツなどを参考に、早期選考について理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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