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【25卒向け】インターン人気企業ランキング ランクイン企業にインタビュー 株式会社ニトリ

※本記事は、2023年4月13日記事公開時点の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
楽天みん就『2024年卒 インターン人気企業ランキング 総合ランキング』で4年連続1位(※1)という快挙を成し遂げた、株式会社ニトリホールディングス。先輩から後輩にクチコミで魅力が伝えられ、さらに注目度が増しています。そこで今回、学生から支持されるインターンシップの舞台裏についてご紹介します。

(※1)2024年卒インターン人気企業ランキング 総合ランキング結果:
https://www.nikki.ne.jp/rd/167973/ 

調査期間・調査方法:
2024年卒業予定登録学生のみん就会員に対し、2022年4月7日~2022年8月4日に行った「楽天みん就」上でのWebアンケートおよび、楽天みん就主催の就職イベントでのWebアンケート・紙アンケートでの結果に基づきます。 
調査主体:楽天みん就

(※2)2023年卒対象に行ったインターンシップの合計参加人数:
https://www.nikki.ne.jp/rd/167974/
調査主体:株式会社ニトリホールディングス
2023年4月13日記事公開時点の情報

仕事とプライベート、両軸で考える学生さんが増えている

―本題に入る前に最近の学生さんたちのキャリアに対する考え方の傾向があれば、教えていただけますでしょうか。

小川さん
23卒向けのインターンシップでガラリと変わったのは、最近の学生さんたちは働き方や職場の雰囲気を知りたいという方が増えたという点です。

加藤さん
確かにそうですね。もちろん、インターンシップを通じて「やりたい仕事を見つけたい」というのは上位に入っているのですが、23卒の学生さんについては「社員の雰囲気を知りたい」という要望が増えたように実感しています。

 

―つまりキャリアだけでなく、ワークライフバランスも重視していると?

小川さん
そうですね。中長期的な視野でキャリアとライフ、この両方のバランスを取りながら、働けるかどうか考えている学生さんが増えています。
インターンシップに参加された24卒の方のほとんどは、入学のタイミングで新型コロナウイルス感染症が広がった世代の学生さんたちです。大学生活はずっとコロナの真っただ中だったので、人とのコミュニケーションの機会が乏しく、特にオンラインでのコミュニケーションに対して不満を持っている人が多い印象です。

加藤さん
インターンシップで社員に対面で会ったとき、“自分にとって、この企業は肌に合うか?やりがいを感じられるか?興味のある業務やキャリアがあるか?”を知ろうと、学生さんたちが真剣に自分の気持ちと向き合おうとされているのが伝わってきます。

 

 ―なるほど。ちなみに今回、4年連続でランキング1位(※1)という快挙を成し遂げておられますが、23卒向けのインターンシップの応募者の数はどれくらいだったのでしょう。

加藤さん
合計3万弱(※2)の学生さんに参加していただきました。

 

―応募者について、出身学部など何か傾向はありましたか?

加藤さん
当社のインターンシップでは、文系・理系などでの枠を設けておりませんので、どなたでもご応募いただけます。 そのため、本当にいろいろな価値観、学び、好奇心を持った方が参加されています。 

小川さん
反響が大きいのはありがたいことですね。最近では先輩からすすめられて参加したという学生さんが増えています。

 

―先輩たちは後輩にどういう理由でおすすめしているのでしょうか。

小川さん
当社のインターンシップに行っておけば、就職活動の基礎力がつくからというのが多いと聞いています。それこそ私たちがあるべき姿と考えているので、そうしたクチコミが広がっていると聞いてうれしいです。

加藤さん
当社の「CAREER DESIGN」コースを受けておけば、自分のキャリアと向き合い、将来につながる土台が作られるというのが先輩のクチコミで伝わっているようです。就職活動をするうえで、自分が何を本当にやりたいのかが見えないと会社も選べませんからね。

―では、人気のインターンシップの概要を教えていただけますか?

小川さん
当社のインターンシップは、4つのコースに分かれて開催しています。
そのなかでも4~12月の間に実施している「CAREER DESIGN」というコースがあるのですが、スタートダッシュLive!では、キャリアデザインを始めるうえで必要な考え方を学んだり、自分らしさが伝わるガクチカ・自己PRの作り方などが学べたりします。当社で実施している配転教育の疑似体験をすることができるのも魅力です。

―ニトリのことを知るという前に、自分のキャリア観を作り上げるのが主目的とされているのですね。なんだか人気の理由がわかります。

加藤さん
ありがとうございます。ちなみにこれまで当社のインターンシップでは「夢」をキーワードにしていましたが、より具体的にイメージしていただけるようにと、24卒向けから「働く目的」としています。

小川さん
私は働くうえでの目的を考えようという言葉で説明をしています。
将来、何を成し遂げたいのかという夢そのものは変わらないのでしょうけれど、ただ漠然と自分がやりたいことを考えるのでは実現が難しい。自分のやりたいことを実現させるために何が必要かということを逆算して考えてもらう機会にしてもらおうとしています。

 

―夢をどうすれば叶えられるのかを逆算する力は大事ですよね。ちなみにお二人とも社会人ですが、逆算されることはあるのでしょうか?

小川さん
私たちも半年に一度のペースでキャリアプランシートを会社に提出し、将来の「なりたい姿」から逆算してキャリアプランを立てていきます。持続可能な社会を実現するため、そして自分の働く目的を達成するために、定期的にキャリアを見つめ直すことによって、自分が進むべき道がより明確になっていきます。 

加藤さん
このように、ニトリでは、少しずつキャリアを軌道修正していける環境があります。これはキャリアを重ねるうえで大切なことです。

 

―ちなみにインターンシップを企画するうえで大切にしておられることはありますか?

加藤さん
常に「学生さんの目線」を第一にしています。これまで複数回にわたり、私はインターンシップの企画・運営・改善に携わってきました。時には熱が入りすぎて、没入して周囲が見えなくなるときも。そんなときには上司から「本当にそれは学生さんのため?あなたがやりたいからというのではない?」と問われます。
ニトリではお客様を第一に、を徹底して考える企業風土があるのですが、インターンシップでも同じ風土を引き継ぎ、学生さんにできる限り寄り添い、考えるようにしています。

 

今年の注目は「店舗開発」。充実した就業体験を目指す

―25卒向けのインターンシップでぜひ受けてもらいたいという目玉の企画はありますか?

小川さん
あります! 「CAREER DESIGN」コースのなかにある、就業体験です。これまで就業体験の部署は1)商品部 2)広告宣伝部 3)法人事業部のみでしたが、店舗開発も加わり、他にもいろいろなコンテンツを新しくする予定です。

 

―店舗開発という仕事は、不動産会社の方たちが顧客の依頼を受けて、店舗を出す土地を探して地主さんと交渉するような業務ですよね。なぜ店舗開発を就業体験に? 

加藤さん
当社はチェーンストア企業であるところが強みです。そこを学生さんにもっと伝えていきたいという意図があります。当社では生活の身近なところにお店がある状態を目標にしており、2032年までに国内外合わせて3000店舗の出店を計画しています。

小川さん
当社のビジネスモデルは、生活必需品を低価格で届けることができるため、社会インフラになれるのではないかと、大きな可能性を感じています。身近なところに店舗を出店するのにあたり、重要な仕事が店舗開発という仕事です。これから当社が電気やガス、水道のような社会インフラを目指すにあたり、欠かせない重要な部署というのが今回、就業体験に取り入れる理由です。

加藤さん
新型コロナウイルス感染症が広がったときにも、店舗には多くのお客様に来店していただきました。このようにコロナ禍でもニトリが必要とされたことで、社会的な使命を背負っているという実感が持てました。拠点を増やせば、その分、社会貢献できると考え、それを伝えるべく、インターンシップの企画を進めているところです。

 

―なるほど。楽しみですね。話は変わりますが、いよいよマスクの着用も不要となる動きが出ています。今年は対面開催も増えそうでしょうか。

加藤さん
オンライン開催も続けながら、しかし今年は対面でのインターンシップも実施していきたいです。ここ数年のインターンシップでは、残念ながらコロナの影響で学生さんたちは新卒採用部の担当者と話す機会はあっても、社員と対面する機会は少ない状態でした。
でも当社のいろいろな社員に会っていただくことで、いろいろなキャリアの形、いろいろな人がいるというのをお伝えしたいです。 

小川さん
時期的に対面での参加が難しい方もいらっしゃるかもしれません。でもなるべく誰でも体験できる、感じられるようなものにしたいですね。そして、学生の皆さんにとってニトリが肌に合うのかも含めて、いろいろなことを発見できるような要素をコンテンツにふんだんに盛り込んでいきたいです。

会社選びのポイントや軸を見つけるきっかけに

―「INNOVATIVE」コースは唯一、WEBテストと企画書などの選考がありますが、毎年人気ですよね。

小川さん
「INNOVATIVE」コースでは、商品開発もしくは事業立案の2つからいずれかを選んでいただきます。そのうえでコース名の通り、新たなイノベーションを起こすための企画を考えていただきます。

 

―最終的にはCOO Challenge!、つまり社長の白井さんへの直接プレゼンテーションの機会がありますよね。

加藤さん
おっしゃる通りです。最終8組×2ターン、合計16組の学生さんたちが直接、自分たちが考えたアイデアについて経営者にプレゼンテーションをしていただくのが「INNOVATIVE」コースの特徴です。直接、経営者からフィードバックをもらえるということで毎年、学生の皆さんにも好評いただいております。社長の白井自身も毎年、すごく楽しみにしております

 

―インターンシップを通じて、学生さんの皆さんに持ち帰ってほしいことがあれば教えていただけますでしょうか。

小川さん
全てのインターンシップにおいて、最後には必ず自分のキャリアについて振り返っていただきたいです。「何をやりたいのか?」を考えるとき、過去の経験でやりがいを感じたこと、楽しかったことなどをなるべくたくさん思い出してもらう。その結果、将来への心構えや行動がいい方向へと向かってくれるとうれしいです。このインターンシップが入口となって、会社選びのポイントや軸が決まることに少しでも貢献できるのが目標です。そのうえでニトリが合うかどうか見極めていただけるとうれしいのですが、まずは学生さん自身の人生における軸を定めてもらうことを第一にしていただきたいです。

 

―最後にこれから25卒のインターンシップに参加を検討されている学生さんにメッセージをお願いします。

小川さん
「キャリアを考えること=人生を考えること」につながります。ですから、インターンシップではどういうキャリアを歩んでいくのか、プライベートではどんな生活を送りたいのかなど、ライフも含めてしっかりと話す機会があります。自分のやりたいことや夢を見つけるのはもちろん、自分でなくてはできなさそうなこと、自分が世の中に対してどう貢献したいのか、真剣に考えて、大きな目標を持っていただきたいですね。

加藤さん
25卒の学生さんは大学生活が始まってからほとんどの場面でマスクの着用が義務付けられるなど、いろいろな意味で苦労されています。だからこそ、これからの人生、本当にワクワクしていただきたいです。私たちはそのためのお手伝いをさせていただきたいですし、インターンシップが大学生活のスパイスになれるようにがんばります!

今回インタビューを受けてくださった方

小川 優稀さん

小川 優稀さん

株式会社ニトリホールディングス
新卒採用部 採用グループ 東日本採用

加藤 千晶さん

加藤 千晶さん

株式会社ニトリホールディングス
新卒採用部 採用グループ 東日本採用

インターンサイトはこちら

https://www.nitori.co.jp/recruit/internship/

関連リンク

2024年卒対象 インターン人気企業ランキング結果(楽天みん就)
https://www.nikki.ne.jp/rd/167984/