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就活における業界とは?種類・特徴・研究を行う重要性について解説

就活における業界とは、どのようなものなのでしょうか。希望する就職先のイメージを正しく持つためにも、一つひとつの業界について知っておくことは大切です。この記事では、業界の種類や特徴、研究を行う重要性についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

「業界って何?」
「業界の種類には何があるの?」
このような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。就活における業界の種類、特徴が分からないという方は、就活でよく使われる業界という言葉の意味を正確に理解した上で、業界についての研究を深めましょう。

 

また、自分の就きたい仕事がどの業界に当たるのかを正確に把握することは、就活を進める第一歩になります。業界研究を深めることで、自分の目指す方向性や適性と合っているのかが明確になり、面接にも自信を持って臨めるようになるでしょう。

 

ここでは、業界という言葉の意味や業界研究の重要性を伝えながら、各業界の種類や特徴について詳しく紹介していきます。ぜひ、就活を進める上で役立てみてください。

就活における業界とは?

出典:PIXTA

就活を進める際に、何気なく使っている「業界」という言葉ですが、正確に把握できているでしょうか。

 

理解が曖昧だと、基本的な部分が抜け落ちたまま就活を進めることになってしまうため、注意が必要です。スムーズに就活を進めるためにも、就活で使う言葉をしっかりと整理しておきましょう。

 

就活における業界とは、何を扱うかによって分けられている、大まかな職業分類のことです。たとえば、メーカー、サービス業といった分類になります。業界は、産業や商業の分類であり、ざっくりとした企業の分け方に対する名称を表しています。

  • 業種との違い
  • 業態との違い

業種との違い

業種は、業界をさらに細かく分けた分類のことです。

 

たとえば、業界で分類するサービス業には、さまざまな業種が含まれており、目に見えるサービス業の業種としては、飲食店などが挙げられます。

 

また、目に見えないサービス業の業種であれば、学習塾などが挙げられるでしょう。

業態との違い

業界や業種に似た言葉は他にもあり、業態もその一つです。業態とは、どのような営業形態でその仕事が成り立っているのかを表しています。

 

特に、小売業や外食産業で使われる分類となっており、業種が小売業の分類であっても、その形態は、百貨店から量販店、ショッピングセンターやコンビニなど多くの業態に分かれているでしょう。

就活における主な13個の業界の種類と特徴

出典:PIXTA

自分に合った業界選びのためには、どのような種類の業界があり、その特徴は何なのかを正確に理解することが大切でしょう。

 

ここでは、13個に分類した主な業界の種類と特徴について紹介していきますので、ご興味がある方は参考にしてください。

1:サービス業界の特徴

サービス業界は、目に見えない無形のものを消費者に提供します。

 

たとえば、ホテルや飲食店、学習塾、福祉サービスなど、顧客へのサービスを提供することで代金を受け取ります。人と密接に関わるため、明るさや人当たりの良さが求められるでしょう。

 

目に見えないサービスで、対価を受け取るのがサービス業ですが、目に見える商品を販売しているのは小売業になるため、はっきりと区別しておきましょう。

 

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2:広告・マスコミ業界の特徴

情報を扱い、メディアを通して発信するのが広告・マスコミ業界です。

 

企業によって提供する情報もそれぞれ違っており、生活情報から消費を促す情報、娯楽情報まで多岐に渡ります。テレビや新聞、ラジオなどを通して情報を提供するメディアも含まれているでしょう。

 

新聞社や出版社、通信社、放送局、広告代理店、昨今ではインターネット関連の出版社や広告代理店もこれに当たります。

 

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3:交通・インフラ業界の特徴

産業や生活を支えるのが交通・インフラ業界です。インフラ産業は、電力やガス、鉄道、発電所の4つに分かれています。

 

これらが私たちの暮らしの基盤となっているため、欠かせない分野として安定性が高いのが特徴でしょう。

 

昨今では、業界の傾向としてSDGs(持続可能な開発目標)の考え方に沿った形の交通・インフラ整備の必要性も求められています。

 

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4:小売業界の特徴

商品の売買や流通に関わり、生活に密接している小売業界も安定した分野でしょう。昨今では、コンビニやスーパー、ショッピングセンターが業績を上げ、百貨店は業績不振の傾向にあります。

 

仕事の内容には、商品のマーケティングや仕入れを行うバイヤー、プロデュースを行うセールスマネージャー、販売に直接関わる販売スタッフ、販売促進を担当する販売などが挙げられるでしょう。

5:金融業界の特徴

資金を必要としている人に、資金を融通する銀行などの業界が金融業界です。主な業種としては、銀行、証券会社、生命保険、損害保険が挙げられます。

 

職種や仕事内容としては、保険や証券を個人に販売する個人営業や、法人企業をサポートする法人営業の他、顧客への資産運用のアドバイスを行うファイナンシャルプランナー、企業の将来性や経済の動向調査を行う証券アナリスト、エコノミストが挙げられるでしょう。

6:建築・不動産業界の特徴

あらゆる土地や建物に関連する物事に広く関わるのが、建築・不動産業界です。

 

不動産業界は、宅地造成やリゾート開発に関わるデベロッパーや、住宅建設会社であるハウスメーカー、土地や物件の売買や賃貸の仲介を行う不動産仲介業、物件の販売を行う住宅販売会社などがある他、不動産コンサルティングなどのアドバイスを行う仕事もあります。

 

建築業界は、総合工事業を行うゼネコンとその下請け工事を行うサブコンに分かれており、どちらも大きなお金が動くため、精神的プレッシャーが大きい反面、やりがいも感じられるでしょう。

7:メーカーの特徴

メーカーとは、もの(製品)を生産する製造業のことです。製品の種類によって食品メーカー、自動車メーカーのように分かれています。

 

メーカーは、企業向けに製品を作るBtoBと、一般消費者に向けて製品を作るBtoCがあり、職種としては、主に提案や販売を行う営業や生産管理、商品企画、研究開発、製造、宣伝や広報、資材調達などが挙げられるでしょう。

8:人材業界の特徴

人材業界は、人材紹介などの人と企業を結び付ける事業を行っています。

 

事業内容には、企業に一定期間人材を派遣する人材派遣、求人を出している企業の依頼を受け、求職者とマッチングさせる人材紹介、メディアを通して求職者と企業を結び付ける求人広告、企業の採用戦略や課題解決に携わる人材コンサルティングなどが挙げられるでしょう。

 

人材業界の仕事には、営業職やキャリアアドバイザーの仕事などがあり、人と関わり感謝されることも多いため、やりがいを感じることが多い業界です。

 

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9:商社の特徴

商社が担っている仕事は、トレーディングと呼ばれる海外からの輸入や国内で仕入れたものの輸出、国内小売業への販売、貿易仲介、物流といった取引の流れの構築です。

 

扱うものは、物流や金融、保険、情報などがあり、仲介業者としての役割を担っている他、事業投資も行っています。また、価値のある企業への投資をすることで、企業価値を向上させ、収益を上げるという付加価値の構築も行っているのです。

10:コンサル業界の特徴

企業の役員などに対して、課題解決や事業発展のための提案・コンサルティング業務を行うのがコンサル業界です。

 

経営課題の解決や企業合併、買収などのサポートを行う戦略コンサルと、経営者から一般社員まで幅広くコンサルティングを行う総合コンサル、その他のコンサルの3種類に分かれています。

 

コンサル業界は、高給で人気がありますが、激務が続く可能性もあり、さらには高い専門性が問われる仕事と言えるでしょう。

11:観光・旅行業界の特徴

コロナ禍で打撃を受けた観光・旅行業界ですが、今後は徐々に回復すると言われています。仕事内容としては、旅行者向けの移動手段や宿泊施設の手配、パッケージ旅行のプラン作成、販売などが挙げられるでしょう。

 

また、マーケティングや企画、営業、販売からツアーコンダクターなどの幅広い仕事を行う旅行会社と、旅行会社と契約することでツアーなどの商品を代理販売する旅行代理店の2種類がある他、OTAと呼ばれるインターネット上だけで取引を行う旅行会社もあります。

12:通信・ソフトウェア業界の特徴

通信業界は、テレビやラジオを使って情報提供を行う放送業と、携帯電話会社などの通信業に分かれています。

 

代表的な企業として、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクなどが挙げられます。通信業界の職種としては、エンジニア、営業、マーケティングや企画、管理や事務などが挙げられるでしょう。

 

一方、ソフトウェア業界は、パソコンなどの処理を行うプログラムであるソフトウェアの開発を主に行っています。

 

基本ソフトのOSと特定の作業を行うアプリケーションの2つが開発されており、ニーズによって一から開発を行う受託開発と、自社開発のソフトを販売するパッケージ開発があります。

 

家電メーカーやゲームメーカー、IT関連業界などが関連企業と言えるでしょう。

13:官公庁・団体・公社の特徴

官公庁は、国や各自治体の役所のことですが、団体や公社というと「公法人」の分類になり、民間企業のような組織として、公的な業務を行う公益社団法人や独立行政法人などを指します。

 

また、「私法人」も含まれますが、これは営利法人、非営利法人のことです。国家公務員や地方公務員、各公法人、私法人の職員がこれらの枠に当てはまります。利益を目的としておらず、リストラもなく安定しているため、人気の根強い職種でしょう。

就活における業界研究の重要性

出典:PIXTA

興味がある業界について、しっかりと自分の目で確かめながら、方向性を選んでいくことが大切です。「業界」の特徴を知ることによって、自分の進みたい方向性や適性もはっきりしてきます。

 

業界の動向や将来性、代表的な企業について知識を深め、適性診断などを使って自分の適性も調べてみましょう。

業界を研究する際のポイント

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自分の興味がある業界を研究する際に、大切なポイントを絞って調査することも大切です。たとえば、業界の安定性や将来性、リスクにどのようなものがあるのかを知っておくのもおすすめと言えるでしょう。

 

企業であれば、経営者や各企業の業績を知ること、官公庁であれば、ホームページなどから白書やプレスリリースをチェックすることで業界理解が深まります。

就活における業界について知識を深めよう

出典:PIXTA

業界理解を深めることで、自分の興味や適性に合う業界を把握することが可能です。詳しく知れば知るほど、志望動機もはっきりして面接にも自信が持てるでしょう。

 

業界について知識を深めて、ぜひ就活に活かしてみてください。

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