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ソフトウェア業界を目指すには|志望動機に使えるアピールポイントも紹介

ソフトウェア業界を目指している就活生も多いのではないでしょうか。この記事では、ソフトウェア業界とはどのような業界なのか、志望動機ではどのような部分をアピールすれば良いかを紹介しています。ソフトウェア業界を志望している方は、この記事を参考にしてみてください。

「IT人材のニーズが高まっているし、給料も良さそうだからソフトウェア業界に行きたいけど、何をすれば良いのかわからない。」
「システムエンジニアになって手に職をつけたいけど、今まで理系の学問をそこまで勉強してきたわけではなかったので、ソフトウェア業界に行くのは難しいかもしれない。」
このような悩みを持つ就活生も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、ソフトウェア業界の特徴や職種、ソフトウェア業界を目指す際の志望動機の考え方などを紹介しています。

 

この記事を読むことで、要点を押さえた志望動機を作成できるようになり、就活をスムーズに進められるようになるでしょう。

 

ソフトウェア業界を目指している方は、この記事を参考にソフトウェア業界についての理解を深めましょう。

ソフトウェアとは

出典:pixta

ソフトウェアとは何らかの機能や目的を果たすために、コンピュータを動作させるプログラムを組み合わせたものです。

 

コンピュータを物理的に構成する配線や電子回路などをハードウェアと呼ぶのに対し、ソフトウェア自体に形はありません。

 

ハードウェアが肉体や脳を含めた臓器だとすれば、ソフトウェアは精神や知能に例えることができます。

 

ソフトウェアには様々な種類がありますが、ここでは2つ紹介します。

アプリケーションソフトウェア

アプリケーションソフトウェアとは、文書や表の作成など、特定の作業を行うためのソフトウェアです。

 

仕事や勉強に使うものだけでなく、音楽データを再生するためのものなど、アプリケーションソフトウェアは多岐に渡ります。

 

使用目的だけでなく、プログラムが動作する場所がサーバー側なのかそれともクライアント側なのかによっても、分類を行うことが可能です。

オペレーティングシステム

オペレーティングシステムとは、コンピュータ全体の処理をユーザーが使いやすいように制御するためのシステムです。

 

例えば、何らかの文書ファイルを保存する際、ハードウェアのどの部分を使用して保存するかなどを制御しています。

 

また、キーボードで入力した文字を画面に表示するなど、コンピュータの基本的な機能を担っています。

ソフトウェア業界の特徴とは?

ソフトウェア業界の特徴として、今後ますます需要が高まっていき、大きな発展が期待できるということがあげられます。

 

ユーザーのニーズが多様化しているだけでなく、新たな技術もどんどん開発・実用化されているため、特にシステムエンジニアの需要は非常に高まっています。

 

ただその反面、システムエンジニアに限らずソフトウェア業界で働き続けるためには、学び続けることが必要不可欠です。

ソフトウェア業界の職種

ソフトウェア業界の職種と言えばプログラマーやシステムエンジニアというイメージが強い方も多いでしょうが、実際は多種多様な職種があり、営業やコンサルタントも職種の1つにあげられます。

 

そのため、志望動機を考える際はそれぞれの職種の特徴や実状を理解し、それぞれにマッチしたものにしなければなりません。

 

また、IT企業の業務内容は多岐に渡るため、IT事務やマネージャーなど以下にあげる職種以外のものも存在します。

システムエンジニア

システムエンジニアは、システムやアプリケーションの設計や要件定義、開発の進行管理などを行う職種です。

 

開発手法によってはコーディングも行うため、業務内容は多岐に渡ります。

 

クライアントやプログラマー、チームメンバーとの打ち合わせが頻繁に行われることが多いため、コミュニケーション能力やマネジメント能力が必要とされます。

ITコンサル

ITコンサルは、IT技術を通じて、クライアントの経営上の問題を解決することを目指す職種です。

 

プロジェクトの戦略を考えなければならないため、ビジネスや経営の知識に加えてIT技術に関する知識も必要不可欠です。勿論、コミュニケーション能力も高いレベルで求められます。

 

エンジニアやプログラマーを経験して、開発の現場を知った後にITコンサルに転向する人も多くいます。

営業

ソフトウェア業界の営業職は、自社が開発したソフトウェアを売り込んで企業に利益をもたらす職種です。

 

コミュニケーション能力は勿論、自社の製品の価値やメリットを伝えるためにも、IT技術に関する知識が必要不可欠です。営業もITコンサルと同様、エンジニアやプログラマーから転向してくる人が多くいます。

ソフトウェア業界を目指す際の志望動機の書き方

ソフトウェア業界を目指す際の志望動機を書く際は、まず興味のある分野を特定することが重要になります。

 

ソフトウェア業界の技術革新の頻度は非常に高いうえ、使用方法も多岐に渡るため、興味のある分野をできるだけ絞ることが重要です。

 

興味のある分野を絞らなければ、どのIT企業の志望動機にも書けそうな、抽象的で漠然とした内容となる可能性が高いです。

志望動機で重要な「why」と「will」

志望動機では、その企業や業界になぜ魅力を感じたのかというwhyと、これから何をしたいのかというwillの部分が重要です。

 

企業の求める人物像にマッチしていて、尚且つ長期的に働いてくれそうな人物を企業は求めているため、whyとwillの部分に説得力を持たせる必要が出てきます。また、応募者の人柄を知るために志望動機を聞くという側面もあります。

「why」なぜその企業で働きたいか

whyでは、なぜその企業に魅力を感じ、働きたいと思ったのかという点に企業は注目しています。

 

企業は長期的に働いてくれる人を求めており、充分なモチベーションを持っていて尚且つそれが維持できそうかを知るためにこの点を重視しているでしょう。

 

この理由が、ライフヒストリーに基づいたような価値観であった場合に評価が高くなる可能性が大きいです。

「why」なぜソフトウェア業界で働きたいか

仕事への本気度を見るためにも、whyでは企業だけでなく、なぜその業界で働きたいのかが注目されます。

 

ソフトウェア業界の場合、企業のビジネス内容に関わらず多くの職種でIT技術に関する知識が高いレベルで求められており、業務以外の時間でもITに関する勉強を行う必要があるため、仕事への本気度は特に重視されています。

「will」入社後に何をしたいか

willでは、その企業で働くモチベーションや、企業のビジネス内容への理解度が高いのか否かが注目されています。

 

入社後に何をして、どのような人物になりたいかが明確で尚且つ説得力があれば、企業からの評価が高くなる可能性が大きいでしょう。whyの項目でも同様ですが、会社のホームページなどを使用して、よく企業研究をする必要があります。

志望動機を作る際に押さえたいソフトウェア業界のトレンド

ソフトウェア業界は安定した成長を続けていますが、その要因の一つは絶え間なく起こる技術革新です。

 

従ってソフトウェア業界で活躍し続けるには、その時代のトレンドとなっている技術をキャッチアップし続けなければなりません。エンジニアは勿論ですが、コンサルタントや営業も同様です。

 

一口にITの新技術と言っても、セキュリティからネットワークまで、様々な分野のものがあります。志望動機の中にこれらを上手く取り入れることで、更に評価が高くなるでしょう。

クラウド化

クラウド業界は、近年急速に成長している技術領域の一つで、企業や個人のニーズが急速に高まっている状況です。

 

システムをクラウド化すると、必要な時に必要な分だけ使うということができるため、企業の初期投資の額を大幅に削減することが可能になります。

 

そのため、クラウド技術に精通していると、ソフトウェア業界で長期的に活躍できる可能性が高くなるでしょう。

IoT

IoTとは、従来ではインターネットに接続していなかった様々な製品をインターネットに接続し、相互に情報交換を行って利便性を高める技術です。

 

インターネットに接続した製品から収集した情報を分析することで、どのような属性の人にニーズがあるのかなどを調べることができます。

 

従って、マーケティングの知識などと併せてIoTの知識も持っていると、市場価値の高い人材になれる可能性が高まるでしょう。

セキュリティ強化

コンピュータウイルスやハッキングなどのサイバー犯罪が急速に増えつつあるため、ソフトウェアのセキュリティを強化するためのスキルを持った人材は、ソフトウェア業界で市場価値が高いです。

 

セキュリティ対策を軽視すると顧客の情報を流出させるなど、信用面でも大きな損害が出る可能性が高くなります。

 

また、日本は地震や台風のような災害も多いため、災害からシステムや情報を如何にして守るのか、ということも重要です。

ビッグデータの活用

ビッグデータには明確な定義はありませんが、多くの場合、従来のデータベース管理システムでは管理が難しいほどの膨大な量のデータのことを言います。

 

これらのデータを適切に保管、分析することで、企業はマーケティングにおける貴重な情報を得ることができます。

 

また、これらのデータを扱う職種をデータサイエンティストと言い、近年企業からのニーズが急速に高まっています。

文系と理系の志望動機に使えるアピールポイント

志望動機を考える際は、まず自分のやりたいことを見つけなければならないため、考える人によって多かれ少なかれ違うものになることがほとんどです。

 

従って文系の学生と理系の学生、という枠から志望動機を見ても、違いが生じることが多いです。

 

文系の学生と理系の学生、それぞれがソフトウェア業界や企業の志望動機に使えるアピールポイントは以下になります。

文系のアピールポイント

文系の学生がソフトウェア業界を志望する際、志望動機では知識や経験、スキル以外の部分、例えば志望度の高さやコミュニケーション能力でアピールすることが重要です。

 

知識や経験、スキルの部分では、4年間理数系や情報系の学問を勉強してきた理系の学生に太刀打ちできないことが多いです。

 

そのため、なぜソフトウェア業界に興味や関心を持ち、どれだけの勉強意欲があるのかという部分や、コミュニケーション能力が高いことなどを中心にアピールしていきましょう。

理系のアピールポイント

理系の学生がソフトウェア業界を志望する際は、文系の学生とは逆に、今まで積み上げた知識や経験をアピールすることが重要です。

 

これだけでも、文系の学生と差をつけることが可能になります。それに加えて技術面以外のソフトウェア業界に興味を持った理由や、企業にどのようなメリットを提供できるかを的確に伝えられることができれば、高い評価を受けられる可能性が高くなるでしょう。

IT業界内での違いについて

ソフトウェア業界はIT業界の中の一種と位置づけられますが、ソフトウェア業界とそれ以外の業界内でも異なる点は多くあります。

 

ソフトウェア業界とそれ以外の業界では、ビジネスの内容が異なるため、そこで働く従業員の仕事内容も異なります。ソフトウェア業界と、それ以外のIT業界内での違いは、以下のようになっています。

プログラマーとの違い

プログラマーはプログラミングをして処理内容そのものを作り出すのに対し、前述したシステムエンジニアは処理内容の概要を決定し、プログラマーを指揮するのが仕事です。

 

プログラミングはプログラミング言語を使用しますが、異なる種類になれば使用目的は勿論、文法すらも異なることがあるため、とても専門性が高い職種です。

ハードウェア業界との違い

ソフトウェア業界の企業はコンピュータで行われる処理内容を決定して作り上げますが、それに対してハードウェア業界の企業はコンピュータそのものの企画や設計を行う業界です。

 

働くエンジニアにも違いがあり、ソフトウェア業界や後述するインターネット・Web業界はWeb系エンジニアが活躍しますが、ハードウェア業界は組み込み系エンジニアが活躍します。

通信業界との違い

通信業界はインターネットや光回線などの通信インフラを整備する企業の業界で、ソフトウェア業界のエンジニアが作ったシステムの処理結果を、顧客のパソコンに表示するための仕組みを提供しています。

 

通信業界で中核を担うネットワークエンジニアは、ネットワークをどのような構成にすれば顧客のパソコンに情報を安全且つ早急に届けられるかを企画・設計します。

インターネット・Web業界との違い

インターネット・Web業界の企業は、インターネットを利用したサービスやビジネスをインターネット上で提供します。

 

ソフトウェア業界の企業はコンピュータに実行させる処理内容を企画・作成するのが目的ですが、インターネット・Web業界の企業はその処理内容をどのように使用してビジネスに役立てるかを企画するのが目的です。

 

インターネット・Web業界のビジネス内容は多岐に渡り、電子商取引や広告代理店などもあります。

情報処理サービス業界との違い

情報処理サービス業界の企業は、IT技術の他にITエンジニアなどを使って企業の課題を解決することを目的としています。

 

ソフトウェア業界の企業は多くの外注のエンジニアによって支えられていますが、そのエンジニアを企業に紹介して派遣する企業も、情報処理サービス業界に所属しています。

 

また、クライアントからプロジェクトを受注し、外注のエンジニアを集めるSierと呼ばれる企業も情報処理サービス業界に所属しています。

ソフトウェア業界のことを知って志望動機や自分の強みをアピールしよう

ソフトウェア業界の業界規模は高い成長が期待されているため、IT人材に対するニーズは益々高くなる可能性が高いです。

 

昨今では人手不足が起こっており、売り手市場となっているため、きちんとした志望動機や自分の強みをアピールできれば、就職できる可能性も高まるでしょう。

 

この記事を参考にソフトウェア業界について知り、就活を進めて行きましょう。

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