キャリマガ
就活ノウハウ満載!
キャリアを広げるウェブマガジン
注目のタグ

例文紹介あり!【ホテル業界】エントリーシート用の志望動機の書き方

五輪特需もあり、日本のホテル業界は今多くの人材を求めています。この記事では、エントリーシートの志望動機の書き方と、人気企業に内定した先輩学生の志望動機の例文をご紹介します。ホテル業界を目指す人はぜひ参考にしてくださいね。

ここに掲載されている情報は、 掲載日(2018年4月13日)時点の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

【ホテル業界】エントリーシート用の志望動機のポイント

女子学生を中心に、毎年人気のあるホテル業界。ホテル一軒一軒の採用人数は、ほかのサービス業と比較して多くはありません。そのため、エントリーシートの段階で完成度の高い志望動機が求められます。

さらに、ほとんどすべての選考ステップで志望動機は繰り返し確認されます。選考が進むにつれて、さらに志望度合いが高まったり、企業研究が進んだりするはずという前提で質問されるため、「なぜ?どうして?」をきちんと掘り下げておかなければなりません。

まずは、志望動機の掘り下げ方の例をご紹介します。

▼関連記事
エントリーシート以外にもある!就職活動に必要な書類って?

(1)どうしてホテル業界で働きたいと思ったのか

単に「接客」だけなら、ホテル以外にも流通、サービス、外食、ブライダルなど、さまざまな業界があります。「宿泊施設」ならホテル以外に旅館もありますし、「観光」をキーワードにするなら旅行業界もあてはまります。それらとホテルで働くことの違いは何か考えましょう。

「小さいころからホテルが好きだった」なら、どうして好きなのか、何がきっかけで好きになったのか、好きな結果、どんな行動をしたのかまで説明できるように準備しておきましょう。

(2)どうしてこのホテルを志望しているのか

ホテルにもさまざまな種類があります。ホテルごとの取り組みや、ホテルが持つ歴史、お客様とのエピソードなど、自分の琴線に触れる「物語」について、端的に話ができるように繰り返し練習しておきましょう。

(3)自分の経験や能力、性格などをどのようにこのホテルで活かすことができるか

ホテルにはさまざまな部門があります。定期的なジョブローテーションがあるホテルもあれば、何かの部門のプロフェッショナルとして人材を育成するホテルもあります。「こんな学生さんなら、ウチのこの仕事に興味を持つだろうな」と面接官がイメージしやすいエピソードを織り交ぜると、オリジナリティのある志望動機にさらに一歩近づくことができます。

ホテル業界に関するリンクはこちら
ホテル/レジャーの就活情報・新卒採用クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

出典:写真AC

【ホテル業界】エントリーシート用の志望動機例(1)帝国ホテル

▼帝国ホテルに内定した先輩の志望動機
日本の迎賓館とも称される帝国ホテルで、さまざまな地位や年代のお客様をおもてなししたいと思ったからです。日本を代表するホテルとして今もなおあり続ける理由は、従業員ひとりひとりが誇りを高く持ち、より上質なおもてなしをするために努力を惜しまないからだと感じました。2020年に控えた東京オリンピックを機に、貴社を通じて日本のおもてなしの精神を日本中、そして世界中に伝えていきたいと思い志望いたしました。

帝国ホテルで働いている人たちがもっとも誇りに感じているであろう「日本の迎賓館」という言葉に自分も共感していること、さまざまな層のお客様に対応することに興味・関心があることを、わかりやすい文章でまとめてあります。面接官も、過去同じように志望動機を伝えたわけですが、「そうそう、私も同じように感じたな」と共感してもらえることもよい志望動機の1つの条件です。

また、時事的な背景もうまく織り込んだ志望動機になっています。業界を取り巻く環境や社会情勢にも興味・関心を持つように心がけましょう。

帝国ホテルに内定した先輩の志望動機をさらに見たい方はこちら

【ホテル業界】エントリーシート用の志望動機例 (2)ホテルオークラ

ホテルオークラに内定した先輩の志望動機
自分の言葉や行動を直接サービスとして提供できる接客業を志望しており、そのなかでもお客様の滞在時間を丸ごと快適なものに変えることのできるホテルに魅力を感じた。
外資系ホテルが増え、サービスが画一化するなか、ホテルオークラの落ち着いた「和」のおもてなしに将来性を感じた。
また、博物館を併設するなど芸術に関する取り組みが盛んであり、単なるホテルという役割を超えた「文化の発信源」として機能している点にも魅力を感じた。

なぜ接客業に興味を持ったか→なぜホテル業界で接客をしようと思ったのか→なぜこのホテルを選んだのか、という王道スタイルがきちんとまとまった形で書かれています。会社によっては、志望動機欄の文字数が800字~1200字など、ボリュームが多いこともあります。その場合は、接客業に興味を持ったきっかけ、接客としての能力を発揮した経験なども織り込んで書くとより伝わりやすく書くことができます。また、どういったサービスに「和のおもてなし」を感じたのか、具体的に記載するのもよいでしょう。

ホテルオークラに内定した先輩の志望動機をさらに見たい方はこちら

【ホテル業界】エントリーシート用の志望動機例 (3)ニューオータニ

▼ニューオータニに内定した先輩の志望動機
人の頑張りを応援する業界で働くことを私の軸にしていて、泊まりにくること、泊まったことがその人たちの次の頑張りにつながるように、2歩先を見た、行き届いたサービスをしたいと考えています。特に貴社においては、食に力を入れているホテルであるという点においてホテルでの滞在の大きな目的の1つであることから、ホテルでのサービスだけでなくレストランでの力を入れたサービスも学べるため、私が成長できる環境であるため、貴社を志望いたしました。

自分の会社選びの軸を、自分らしく表現した出だしが目を引きます。一般的にホテル業界の採用担当は、給与・総務などほかの業務も兼務するスタイルが少なくありません。忙しい業務のなか、1~2名で数千人分のエントリーシートを選ばなくてはならないケースもあり、読みづらい文章や、まるまるコピペしたような文章では、もちろん通過しません。一社一社、きちんと心を込めた志望動機を書き上げることで、お客様ひとりひとりに感動していただける接客ができる能力があると伝えましょう。

ニューオータニに内定した先輩の志望動機をさらに見たい方はこちら

ホテル業界のエントリーシート用志望動機は、ホテルの特色や魅力をしっかり研究し作成しよう!

それぞれのホテルが、さまざまな魅力や特色を打ち出しているので、自分が志望するホテルをしっかり研究しましょう。宿泊でなくても、レストランやカフェなど、ホテルのサービスを実際に受けてみるなど、「なぜここで働きたいのか」を伝えられるように行動してみることが結果につながります!

関連リンク

履歴書・エントリーシート・志望動機・自己PRのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
ホテル/レジャーの就活情報・新卒採用クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

沼田絵美

著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。