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【人材業界】志望動機に何を書けば好印象?例文つきでご紹介!

面接に進む確率を高めるためにも、エントリーシートの志望動機は熱意や意欲が伝わるよう、しっかりと書きたいところです。そこで今回は、「人材業界の採用担当者の目に留まる志望動機の書き方」にテーマをしぼってご紹介します。

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志望動機をエントリーシートに書く時のポイント(1)人材業界を目指した理由

人材業界を目指す時、数ある業界の中からなぜ人材業界なのかをまず深堀りしていく必要があります。そのポイントを紹介します。

1.人材業界の真の意味を理解

人材業界は、人材を求める企業と働きたい人を結びつけるお手伝いをするビジネス形態の業界です。「お手伝い」というビジネス形態は、サービス産業として形のないものを扱う意味では、旅行であったり保険であったり、他業界にもあります。しかし、同じサービス産業でも人材業界が他業界と決定的に違うのは、扱うものが「人間」という点です。

2.モノではない人間への愛情

志望動機を書く時の基本は、モノではない人間を扱うことへの興味について書く必要があります。つまり、「人間が好き」「コミュニケーションが得意」「結びつける喜びが自分の喜びなる」といった動機が、人材業界を目指すエントリーシートでは、必ずどこかに表現されなければなりません。

人材業界に関するリンクはこちら
人材の就活情報・新卒採用クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

出典:pixta

志望動機をエントリーシートに書く時のポイント(2)その企業にエントリーした理由

人材業界を目指す理由を明確にしたら、次は具体的な業種への興味と、企業を選ぶ理由をアピールします。

1.どの業種に興味を持っているのか

一般的に、人材業界は次の4つに分類されます。

  • 人材紹介ビジネス
  • 人材派遣ビジネス
  • 求人メディアビジネス
  • 人材コンサルティングビジネス

人材紹介」「人材派遣」は、企業と人材の仲介役という意味では同じですが、仲介方法が紹介型か派遣型かの違いがあります。「人材紹介」は、仲介先の企業に人材を一旦紹介してしばらく働いた後、マッチングすれば仲介先の企業と雇用契約を結ぶ前提です。一方、「人材派遣」は仲介先の企業と派遣元があらかじめ決めた期間と業務内容で契約を結び、人材を派遣するやり方です。
「求人メディア」は文字通り求人媒体を使った仲介を行います。このように、仲介方法に多少の違いがありますが、企業と働きたい人両者を結びつける喜びはいずれも同じです。そして、最後の「コンサルティング」は、契約先の企業と相談して、所属社員の育成や職場の活性化をどうすればいいかなどの問題が解決できるよう手助けします。仲介業務からさらに企業の内部へ踏み込むので、人材を育成し、経営課題を解決した際の達成感が大きくなります。

2.どの企業がどの分野に強い?

これらの4つのビジネスは、企業によればすべてトータルで展開するところもあれば、それぞれ専業的に行っているところもあります。したがって、自分が興味を持っている部分がどこなのか自己分析をしながら企業選びをすると、志望企業を目指した理由が明確になります。「別の企業でも良いのでは?」と思われないよう、エントリーシート作成時は「その企業を目指した理由」を具体的に書くと良いでしょう。

志望動機をエントリーシートに書く時のポイント(3)仕事への適性

なぜその企業を志望したのかというPRの次は、自分の持っている適性のPRです。人材業界にはどんな適性をPRすればいいのか見てみましょう。

1.コーディネート力

基本的に人材業界では、両者のニーズを合致させて満足してもらうコーディネート力が求められます。中でも、企業や働きたい人と対面して仕事をする人材紹介、人材派遣は、誠実で相手から信頼される人柄や、高いコミュニケーション力をアピールすると良いでしょう。また、求人メディア系の企業は求人媒体を取り扱うことが基本なので、コーディネート力に加えてインターネットや雑誌媒体への興味や適性があることをアピールしなければなりません。

2.コンサルタント力

言うまでもなく、人材育成やカウンセリング力が必要なビジネスが「人材コンサルティング」です。人間の行動特性や組織開発に深く入り込むので、社会学部で集団力学や集団心理学を勉強していたり、経営学部で企業論や経営論を学んでいたりする場合はPRしましょう。また、業務で活かすことができる会計士や中小企業診断士などの資格に挑戦中でも十分アピールできます。

志望動機をエントリーシートに書く時のポイント(4)どのように会社に貢献していきたいか

志望動機の締めとして、採用された後どのような形で会社に貢献していきたいかをPRをすると、志望動機がより現実的になり採用担当者へ熱意を伝えられます。例をあげて説明しましょう。

1.志望する職種を出して宣言する

人材紹介会社や人材派遣会社の主な職種は営業職です。企業が望んでいる人材と働きたい人をうまくマッチングさせ、双方から喜んでもらえるような営業職として働きたい、結果として貴社の営業成績向上に是非貢献したいと考えます、いったまとめ方をするといいでしょう。

2.人材業界の活性化は経済発展につながる

企業の人材募集が活発になり、働きたい人がすぐ仕事に就けることで人材業界が活性化するのは、労働市場の活性化を意味します。そこで人材業界の一員として、有効求人倍率をアップさせ、ひいては経済の活性化につなげていきたい、といったPRも有効です。

【例文】人材業界の志望動機3選 

人材業界の業種別に、志望動機の例文とポイントを紹介しましょう。

1.働く人のキャリア開発・キャリアアップに貢献

人材を求める企業と働きたい人の間に立ちマッチングすることは、双方に喜んでもらうことにつながるので、私自身のやりがいにぴったり一致します。なぜなら、私自身が世話好きで、人に尽くすことで喜びを感じるからです。また、その結果が社会貢献や経済発展にもつながれば、これ以上のやりがいはありません。学生時代のサークル活動では、立場の異なる意見を双方よく聞き入れ、問題を解決するなど、コミュニケーション能力には自信があります。この力を是非、貴社で営業職として発揮したいと考え志望いたしました。」

<ポイント>
人材紹介業でやりたい仕事を端的に示し、やりがいについてアピールしています。自身の性格をPRする一方で、経済発展まで述べて仕事への夢も表現しています。また、学生時代のサークル活動で得たコミュニケーション能力も主張し、具体的に営業職希望を述べています。

2.メディアを駆使する求人サイトビジネスに興味

「私が貴社の求人サイトビジネスに大変興味を持ち、今回是非応募したいと考えたのは、インターネットでアルバイト検索をしていた際、最もわかりやすい貴社のメディアと出会い、求人サイトがどれだけ労働市場に貢献しているかを実感したからです。アルバイト求人だけでなく、今回利用している新卒就活サイトはじめ、求人イベントなど多面的に企画運営されている貴社に大変魅力を感じました。学園祭の副実行委員長で集客やイベント企画などに力を入れてきた経験や興味もあり、是非貴社で働くことを志望いたします。」

<ポイント>
インターネットでのアルバイトの求人検索で志望企業を非常に身近に感じ、また事業領域が大変広いことに魅力を感じたことを強調しています。学園祭の副実行委員長としてのエピソードも紹介し、興味や経験が活かせるとPRしています。

3.企業の社員教育に興味

人材業界の中でも、人材育成コンサルタント会社の貴社を志望するのは、アルバイト先の飲食店の店長から、全国の店長研修について聞きコンサルタントビジネスを知ったのがきっかけでした。テーマは飲食チェーンのマネジメントやサービス向上で、社員研修の大切さを実感したと語る店長が翌日からアルバイト教育に力を入れはじめ、結果的にお店の売上アップにつなげたことに感銘を受けました。それ以来企業の人材育成やマネジメントに大変興味を持ったことと、元来の人に何かを教えるのが好きな性格から、社員研修やマナーアップ教育に携わりたいと考えておりました。社員研修を通じ企業がレベルアップしていくことにやりがいを見つけられると考え、貴社を志望しますのでよろしくお願いします。」

<ポイント>
アルバイト先の店長が受講した店長教育から、コンサルタントビジネスがあることを知ったのがきっかけとし、研修トレーナーやマナーアッププログラムの仕事をやりたいと明記しています。その結果、企業のレベルアップに貢献したいと述べています。

志望動機で周りと差をつけて人材業界への内定を勝ち取ろう!

エントリーシートでは、なぜ人材業界を志望するのか、またその中で具体的にどの業種や職種に興味を持っているかをしっかり述べることで周囲と差をつけるができます。面接ステップに進み、最後の内定を勝ち取るためにもライバルと差がつく志望動機を書いていきましょう。

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履歴書・エントリーシート・志望動機・自己PRのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
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GAKUSUI

著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。