官公庁や企業など、近年多くの就職試験でクレペリン検査が採用されていますが、就職活動を通して初めて知った人も多いのではないでしょうか?クレペリン検査の特徴や企業に見られているポイント、対策法になどについてご紹介します。
クレペリンとはどういった検査?
ここではクレペリン検査について簡単にご紹介ます。
- クレペリン検査の正式名称は「内田クレペリン精神検査」
- ドイツの精神医学者であるエミール・クレペリン氏の理論をもとに内田勇三郎が発展させた
- 性格検査には質問紙法、作業検査法、投影法などがあり、クレペリン検査は作業検査法にあたる
- 日本・精神技術研究所製のペーパーテストで、国産の心理テスト第1号ともいわれるほどの歴史を持つ
- 60年以上の歴史のなかで、5000万人以上が受検し、現在でも官公庁や企業、学校等で年間100万人の利用実績がある
- 1つ1つの問いに答える質問紙法とはちがい、嘘をつきづらいといわれている
- 能力と性格を1度に測ることができる
- 外国人の受検も可能
- クレペリン検査を実施している企業はSPIや玉手箱に比べると多くないが、一部の大手企業でも取り入れられている
- アルバイト採用、外国人採用、キャリア研修などで広く活用されている
続いて、クレペリン検査の実施方法を確認しておきましょう。
- 1列に並んだ1桁の数字を左から右へ足していき、答えの下一桁を数字と数字の間に書き込む(1行あたり116個の数字が書かれている)
- 監督官の指示をもとに1分経過するごとに次の列に移る作業を15分間続ける
- 前半15分が経過したあと、5分間休憩し、後半15分で再び足し算を開始する
出典:pixta