-
設問:あなたの特徴を100文字以内でアピールしてください。
私は何事もポジティブに捉えることができます。研究の場において失敗は付き物ですが、失敗から学べる点や次に繋げられる点を重視し、成功のための好機であると捉えることで踏み台として活用することができます。
-
設問:10年後の製薬会社で活躍する人に必要とされる能力について、まとめてください。(400文字)
私は10年後の製薬会社で活躍する人には柔軟な思考と高い適応力が必要とされると考えています。近年あらゆる企業でAI技術が活発に取り入れられています。例えば、構造予測ソフトであるAlpha fold Ⅱは
AIの導入により、結晶化が困難なタンパク質などに対しても信頼性の高い立体構造を予測することができ、これにより医薬品開発における標的物質に対する阻害物質の探索の効率が劇的に向上しました。しかしAI技術が公になり始めた当初は社会的には人間の能力を超えた知識を持つ技術に対して脅威を感じる声や得体の知れないものに対する反感に似た反応が見られたように感じました。10年後には現在のAIのように、今はフィクションとされているものが新たな技術として生じることが予想されます。そのような状況において柔軟な思考を持ち、新たな技術を抵抗なく受け入れることができる適応力を持つ人材がいることにより画期的な研究方針を提案できるのではないかと考えます。
-
設問:製薬業界における現状や課題について、知っていることをまとめてください。(400文字)
近年日本では高齢化の加速により国民の医療負担が増大しており、これに対する対策として薬価の引き下げが行われています。新規治療薬の研究開発には10年以上の月日とそれに伴った膨大な研究費用が必要となります。
そのため、新規治療薬が開発され、薬効と安全性を示したことにより承認を受け、販売に至ったとしても薬価が低いことにより研究開発にかかった費用の回収が困難な状況になっています。またジェネリック医薬品ではさらに薬価が低くなるため、十分な利益が得られない問題が生じています。このような課題を克服するためには、治療にのみ焦点を当てた医薬品開発だけでなく多面的な観点から人々の健康を支える取り組みを行うことが重要となってきます。そのため、治療だけでなく予防や診断を目的としたサプリメントや健康食品の開発、バイオマーカーの探索などの取り組みを行うことによる幅広い事業の拡大が必要になると考えられます。