特記事項には何を書けばいい?面接官の興味をひく履歴書の書き方

就職活動での選考では、履歴書の提出が求められます。この履歴書には特記事項がありますが、なにを書いたらいいか分からない就活生も多いのではないでしょうか。履歴書の特記事項を有効に活かせる履歴書の書き方をご紹介します。

履歴書の特記事項ってなに?

まず、特記事項とはなにを書くべき項目なのかについてご紹介します。
特記事項とは、一般的に資格・検定などを書く欄の下や隣に設けられているものです。履歴書によっては、履歴書の最下部に「通信欄」としているものもあります。
また、「本人希望記入欄」という名称を使用している履歴書もあります。つまり、特記事項(通信欄、本人希望記入欄)には、履歴書の本文では書ききることができなかったような以下の項目について記入します。

  1. アピールポイント
  2. どうしても企業に知っておいてほしい連絡事項
  3. 配属などの希望

これらは履歴書で触れていないことや、もしくはざっくりとしか説明できなかったことの補足ととらえましょう。

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履歴書のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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履歴書の特記事項を使い、よりアピールする

特記事項を自己アピールのために使う場合、どうしたらよいのでしょうか。ケース別に具体例をご紹介します。

(1)ボランティア経験の追加

履歴書の自己PR欄に「豊富なボランティア経験」と記入した場合、特記事項欄には具体的にいつからいつまで、どこにボランティアに行っていたのかを記入します。長期間継続して行われたボランティアだと分かれば、あなたのボランティアに対する信念を見せることができます。
また、ボランティアに限らずサークル活動や任意の課外活動の経験があれば、ここで情報を追加しましょう。

(2)検定勉強中の情報追加

資格・検定欄には、基本的には既に取得したものを記入します(国家資格などは取得見込みで書く場合もあります)。
ですが、さらに面接官への印象をアップさせるために、今勉強中の資格も、特記事項に追加しましょう。

例文「営業職として貴社に応募させていただきましたが、記載した資格以外にも現在登録販売士の資格取得に向けて勉強中です。
2018年8月までには取得できる見込みです。」

このように面接官への印象アップにつなげるためには、「今もなお努力しています」「履歴書の本文には書けなかったけど、こんなこともしています」という内容を記入しましょう。
しかし、あくまでも実際にそのような取り組みをしている場合に限ります。嘘の内容を書けば、私文書偽造罪にもなり得ますから、あなたが実際に取り組んでいることを書くようにしましょう。

履歴書の特記事項で自分の希望を伝える

履歴書の特記事項には、先にご説明したように、「通信欄」「本人希望記入欄」の意味もあります。

そのため、自分の希望を書くことで、採用後の働きやすさにもつながり、意思表示をすることも可能です。就活生の希望として一般的に記入されるのは、以下のような項目です。

(1)配属部署

営業、総務、人事など、どこに配属されるか分からない大きな商社などの場合は、特記事項に自分の希望の配属先を記入する人は少なくありません。押しつけがましくない程度に、配属希望の理由を添えて記入してみましょう。
また、性格的な特徴を考慮して配属部署を決定してほしい場合、以下のように書いてみましょう。
例文:「私の外向的でタフな性格的特徴や、TOEIC860点という語学力を活かすためにも、海外営業部への配属を希望いたします。」

(2)勤務地

本社以外に多くの支店、営業所などがある企業の場合、特記事項に自分が勤務したい支店名などを明記することもあります。
こちらも自分の希望を押し通すというよりも、できればその支店・営業所がよいというニュアンスになるように気をつけましょう。
例文:「自宅からの通勤時間を考え、本社および○○営業所勤務を希望いたします。
しかし、貴社の人事事情によって他営業所への配属となった場合は、この限りではありません。」

(3)連絡希望時間帯

就活に関する連絡を希望する曜日・時間帯に限定されるものがあれば、特記事項に記入します。

例文:「大学の講義等の都合により、平日は16時~20時にご連絡をいただければ、すぐに対応させていただきます。」
このように書いておくことで、企業からの電話を取り逃がして何度もかけなおす…という手間を省くこともできます。

履歴書の特記事項に企業への質問を記入する

特記事項の通信欄的な側面を利用して、企業に質問したいことを記入することにも特記事項は使用されます。

たとえば、勤務時間が変則的な場合、1ヵ月の中でどれくらいの割合で夜勤が入るか、また、転勤の可能性があるかなどのように、実際の勤務に関わることであれば、特記事項で質問しておけば、面接時に面接官から回答がもらえるケースもあります。
例文:「求人票には転勤の可能性なしとありましたが、県内での転勤の可能性はあるのでしょうか。」

ただし、この特記事項で質問として記入したことに対して、回答がもらえるという保証はどこにもありません。
あなたの就職に関わる本当に重要な質問であれば、特記事項に記入した上で面接時に再度口頭で質問するなどの配慮が必要です。

しかし、ここで注意したいのは、休日や給与などの待遇についてはデリケートな問題であるため、履歴書の特記事項に書くことは控えましょう。履歴書は不特定多数の社員の目に入るものですから、デリケートな部分については触れないことが履歴書および就活のマナーです。

履歴書の特記事項も有効に活用しよう

履歴書の特記事項は、「特に書きたいことがある人だけが書く」という固定観念は捨てましょう。
履歴書は限られたスペースの中で、いかに自分をアピールするのかが重要なポイント。特記事項は有効に活用することで、面接前に企業側にあなたのことを知ってもらうことが期待できます。
むしろ、もうひとつ自己PRができる場所ととらえて、面接官に興味を持ってもらえるような内容にすることで、面接官の目にとまりやすくなるでしょう。

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著者:小室直子

臨床発達心理士
中級教育カウンセラー
東北福祉大学大学院修士課程卒業後、専門学校専任講師、大学の非常勤講師として心理学系科目の講義を行うかたわら、のべ200名の就職支援の経験を持つ。