大学生のうちにやるべきことが知りたいという方も多いのではないでしょうか。この記事では、大学生であることのメリットや、大学生のうちにやるべきことを勉強から遊びまで幅広く紹介していきます。ご興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
「大学生って時間がたくさんあるんだけど、何をすればいいの?」
「就職のためにやるべきことって何があるの?」
このような疑問を抱いている大学生もいるのではないでしょうか。
社会人になってから大学生に戻りたいと後悔する人も少なくありません。与えられた時間を無駄にしてはもったいないため、有意義に使いたいものです。
この記事では、大きく「大学生のやるべきこと」と「大学生がやらないほうがいいこと」に分け、さらにそれぞれの分野を細分化して紹介していきます。この記事を読むことで、時間をムダなく使え有意義な大学生活が送れるでしょう。
大学生活の振り返りにも、今後の大学生活を送るうえでの目標設定の参考にもなるため、ご興味がある方はぜひチェックしてみてください。
大学生であることの4つのメリット
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大学生のメリットは数え切れないほどたくさんありますが、ここでは4つのメリットに絞ってご紹介します。
大学生であることのメリットを知るのと知らないのでは、今後の選択肢が違ってくる可能性もあります。
一度立ち止まって本当にやるべきことを考えてみましょう。社会人になってから後悔することのないように、これから自分と向き合ってみてください。
- 高水準の勉強環境が整っている
- さまざまな人との出会いのチャンスがある
- いろいろなサークル活動がある
- 自由に使える時間がある
1:高水準の勉強環境が整っている
大学では、高い教養と専門的能力を培うことができるため、高水準の勉強環境が整っていると言えるでしょう。
図書館、研究室をはじめ、勉強するために必要な施設が充実しています。常にいろいろなことに興味を持ち、探究心を深めることで学習範囲は広がりますし、学習意欲に応えてくれるのも大学です。
この整えられた環境をフルに活用しましょう。
2:さまざまな人との出会いのチャンスがある
大学生は出会いのチャンスが豊富です。大学生の出会いはキャンパス内にとどまりません。
大学のイベントなどを楽しみにしている人も多いでしょう。その他にも多くのイベントに参加でき、交流会や企業説明会、パーティーや飲み会でも多くの出会いがあります。
アルバイトやインターンシップといった、働く場での出会いも多いです。積極的に参加して出会いを大切にしましょう。
3:いろいろなサークル活動がある
サークル活動とは自発的に作られたものであるため、規制を受けることのない自由な活動です。
部活動と比較すると、サークル活動は気軽に参加できるイメージです。出席も自由で、趣味感覚で楽しめるでしょう。
サークル活動のかけもちもできますし、アルバイトやボランティア活動の傍らで参加するのも自由です。サークル活動も大切な出会いの場となるため、積極的に参加してみてください。
4:自由に使える時間がある
大学生は高校生に比べて授業が少なく、自由に使える時間があります。
年間に土日祝日だけでも120日ほどあり、それに春休みや夏休みを加えると、年間半分近くが自由な時間です。授業が終わったあとの時間を含めると、年間半分以上が自由な時間になります。
この自由な時間こそ、大学生の大きなメリットであるため、有意義に使いましょう。
【勉強・大学生活編】大学生のうちにやるべきこと
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大学生がやるべきことの最たるものは勉強でしょう。自分が興味のある分野に関して、レベルの高い勉強をすることが可能です。
一般教養として単位を取らなくてはいけない科目もあります。それ以外にも資格試験や読書、セミナーなど、勉強することはたくさんあります。
自分が望む勉強は何でもできる環境が用意されているため、多くのことに興味をもってやるべきことに取り組みましょう。
一般教養を身に付ける
自分が興味のある必修科目以外にも、大学には卒業単位に必要な一般科目があります。大学生のうちに学んでおくとその後の生活に役立つため、やるべきことのひとつに挙げられます。
日頃からニュースを見たり社会の情勢を知っていたりしておくと、周りから教養ある人と見られ、信頼度もアップするでしょう。
スマホで簡単に知識を得ることもできるため、すき間時間も使ってみてください。
ITやPCのスキルを習得する
ITやPCのスキルが高いと、就職に有利になるでしょう。自由な時間がある大学生のうちに、しっかり習得しておきたいスキルです。
特にExcelやPowerPointの高度なスキルは、就職後の高評価にも繋がるため、大学生活の中で使い慣れておくことをおすすめします。
専門分野の研究をする
大学に進学したらやるべきことに専門分野の研究をするということが挙げられます。大学には研究するための環境が整っています。
ゼミに所属して、さらに専門分野に特化した研究をすることも可能です。ゼミでは主体性が重視され、仮説→調査→結論というプロセスは社会に出てからも役立つでしょう。
交友関係を広げる
大学時代はさまざまな交流のチャンスに恵まれます。他大学のサークルに参加したり、目指す企業の先輩に話しを聞いたりと活動の範囲は大学だけにとどまらないでしょう。
大学生のうちに交友関係を広げておき、さまざまな出会いを楽しんでみてください。
サークルや部活動をする
サークル活動や部活動は、共通の価値観を持って連帯意識を養える有意義な場となります。
新入生を勧誘するのは在校生の重大イベントですが、それだけサークルや部活が大学生活の中で大きなウェイトを占める証でもありますし、やるべきことのひとつとも言えます。
多くの仲間と文化やスポーツに励んだ経験はかけがえのないものになるため、大切にしましょう。
インターンに参加する
インターンシップに参加するメリットは、社会に出る前にある程度の社会人生活がイメージできることでしょう。
自分が働きたい職種で現場の仕事を体験できますし、この段階で企業とのミスマッチを防ぐことも可能となります。あこがれの職種が想像と違う場合もありますが、この時点で判明すると考え直すことが可能です。
また、中には社会人は不向きと感じる人もいるでしょう。その場合は自分でできる何かを考えましょう。
自己分析をする
就活において自己分析は、避けては通れない道です。しかし、どうすればいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
ネット上で自己分析ツールも利用できるため、ぜひチャレンジしてみてください。まずは自己分析診断を行い、方向性を決めることからはじめてみましょう。
語学の勉強をする
語学が堪能だと企業にアピールもできますし、就職後の配属にもかかわってきます。
マンツーマンからオンライン学習まで、勉強方法も自分に合ったものを選べるため、すき間時間で勉強することも可能です。
また、レベル別では初心者向けの日常会話程度のもの、ネイティブ講師に学ぶものなど、自分のレベルにあったレッスンが選べるでしょう。
留学をする
留学を経験するのも大学生ならではでしょう。しかし、長期留学は費用がかさむため、親の援助なくしては厳しい可能性があります。
返済不要の給付型奨学金もあるため、将来語学を活かした仕事に就きたい人などは検討してみましょう。また、アルバイトで貯めたお金で短期留学という方法もあります。
資格を取得する
大学で取得できる資格にもさまざまなものがあります。
おすすめの資格としては、MOSなどPC技能を証明するもの、ITに関する基礎的知識を証明するITパスポート、金融関係ではファイナンシャルプランナー、不動産関係では宅建士、秘書検定などです。
これらは就活に役立つため、取得してみてはいかがでしょうか。
お金に関する知識を身に付ける
大学生のうちにお金に関する知識も身に付けておきましょう。社会人になるまでには、金融リテラシーを身に付けることが非常に大切となります。
一人暮らしの大学生なら、生活に関するお金をすべて自分が管理しなくてはいけません。足りない分はアルバイトで補ったり、節約したりといった工夫も身に付きます。
実際に自分で低額投資をはじめてみてもいいでしょう。100円から投資できるものもあるため、大学生にも無理のない範囲ではじめることができます。
【遊び・プライベート編】大学生のうちにやるべきこと
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大学生はできるだけ多くの場に足を運び、交友関係を広げることが大切です。
大学生は大学の垣根を越えて、さまざまな場所でさまざまな人と出会えるのが特徴です。これから就活を行っていくうえで、どのようなチャンスが巡ってくるかわかりません。
また、共通の趣味や旅行などを通して視野が広がることもあるでしょう。さまざまなことを経験することで、人間的にも成長できるでしょう。
一人暮らしをする
一人暮らしをすると、生活全般に関するスキルが磨かれます。
実家で生活しているとどうしても親に甘えてしまい、料理や洗濯などを自分でやることは少なかったでしょう。しかし、一人暮らしとなると、これら全般を自分でやることになります。
家計も自分で管理するようになるため、経済観念も発達し、掃除や洗濯といった家事能力も身に付きます。これらは家庭を持ってからも役立つため、しっかり習得しておきましょう。
旅行をする
旅行は視野を広げてくれるためおすすめです。旅行といっても、国内旅行、海外旅行、日帰り、短期宿泊、長期宿泊といろいろあります。目的や予算に応じて決めるといいでしょう。
最近はテレビでも、自転車やバイクで旅する番組も放送されています。春休みや夏休みを利用して、そのような楽しみ方も検討してみてはいかがでしょうか。
旅行は思い出作りだけでなく成長できるチャンスでもあるため、さまざまなところに出かけてみてください。
趣味を見つけて没頭する
すでに没頭している趣味を持っている方も多いでしょう。読書や映画鑑賞、音楽鑑賞といったインドア派は一人で過ごすことが多いです。
一方、スポーツやバンド活動などが趣味の人は多くの仲間と過ごすことになります。そのため、複数の趣味で調整するといいでしょう。
大学生のうちに興味があることにはチャレンジしてみましょう。
友人と遊ぶ
友人と遊ぶことは大学生にとってとても大事なことです。大学時代の友人は、生涯かけがえのない友人となる可能性が高いです。
同じ学部だと目指す方向が同じであるため、高校までとは違った細分化された友人ができます。
これから就職という時期によき相談相手ともなりますし、人生の転機を共に迎えることで親近感が芽生えるでしょう。
読書をする
大学の図書館をフル活用し、読書で知識を身に付けましょう。大学の図書館は充実しています。さまざまなジャンルの本も揃っているため、調べたいことはすぐに調べられる環境でしょう。
図書館に行くことが習慣になれば、知らず知らずのうちに知識が身に付くでしょう。
スポーツやトレーニングをする
積極的にスポーツやトレーニングに取り組みましょう。運動部に所属していれば問題ありませんが、そうでなければ運動量は減ります。
サークル活動でもスポーツは楽しめるため、何か体を動かすことをはじめましょう。体調が整うだけでなく、ストレス発散などの効果も期待できます。
映画鑑賞をする
映画鑑賞で感性を磨きましょう。時間のある大学生は映画館にも足を運びやすいです。映画は自分で体験できないことを体験した気持ちになれるため、ぜひ映画鑑賞をしてみてはいかがでしょうか。
情報発信をする
情報発信ツールはインターネット上にあふれています。大学生のうちにSNSや動画投稿、ブログといった情報発信に慣れておくと就職にも有利でしょう。
昨今の企業は情報発信にも力を注いでおり、そういったことができる人材を求めている傾向にあります。大学時代にインフルエンサーとして確立できれば、起業という選択肢も見えてくるでしょう。
ボランティア活動をする
国内外のボランティアに参加してみましょう。ボランティアにはたくさんの種類があります。
地域でゴミ拾い、福祉施設で支援や楽器演奏といった手軽なものから、海外ボランティアといった参加費自己負担というものもあります。機会があればチャレンジしてみてください。
アルバイトをする
アルバイトは大学生にとって大切な学びです。アルバイトでは多くのことが学べるため、メリットは金銭面だけではないでしょう。
アルバイト先の上司とのやり取りや同僚とのコミュニケーション、社会人としてのノウハウが仕事を通して身に付いていくでしょう。
車の免許を取得する
運転免許を大学生のうちに取得するとメリットがたくさんあります。自由な時間が多い大学生は、時間の有効活用になるでしょう。
学割がある教習所もあるため、費用面でもお得です。また、運転免許証は身分証明書として使えるため、早め取っておくと何かと便利でしょう。
新しいことに挑戦する
大学生だからこそ、何事も恐れずにチャレンジしましょう。興味のあることは何でもチャレンジできるのが大学生の強みです。
うまくいけば成功体験を味わうこともでき、失敗してもやり直せるでしょう。社会に出てからでは、何らかのしがらみが出てくることがあるため、大学生のうちにチャレンジしておきましょう。
規則正しい生活を意識する
不規則な生活は体調不良を招くため、注意しましょう。十分な睡眠時間が確保できていない、朝起きづらいといったことが続くと、メンタル的にも不安定になるでしょう。
日頃から規則正しい生活を心がけ、体調管理に努めることをおすすめします。ストレスを感じたときはメンタルヘルスのカウンセラーに相談するなどして、放置しないよう心がけましょう。
大学生のうちにやるべきことを選ぶ際のポイント
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時間の多い大学生はやりたいことも多いでしょうが、ポイントを押さえることで選びやすくなります。優先順位を意識してみることをおすすめします。
ここからは、大学生のうちにやるべきことを選ぶ際のポイントを紹介していきます。ご興味がある方は、参考にしてみてください。
- 大学生だからできること
- まとまった時間を必要とすること
- 成功体験ができること
- 就職に活かせること
大学生だからできること
大学生という時間があるからこそできることがあります。社会人になるとまとまった時間を確保するのが難しいでしょう。大学生のうちにできることを率先してやることをおすすめします。
ある程度時間のかかることを優先的に実践するのが効率のいいやり方です。多くの時間を必要としないことはすき間に予定できればいいため、優先順位を考えてメリハリを付けましょう。
社会人になって大学生に戻りたいと思ってからでは手遅れでしょう。
まとまった時間を必要とすること
まとまった時間を必要とするというのもポイントとして押さえておきましょう。
たとえば、プログラミング学習などです。プログラミングを習得しておけば、就職にも有利になるでしょう。社会人になってからでは、限られた時間の中で学習するのは大変であるため、大学生のうちに習得するのがベストでしょう。
また、プログラミングができると、学生起業家という選択肢もあります。逆にSNSでインフルエンサーになっている人はビジネスチャンスであるため、起業目的にプログラミングの勉強をはじめてみるのもおすすめです。
成功体験ができること
成功体験ができることもポイントです。前述したように、次から次へと新しいことにチャレンジできるのは大学生ならではでしょう。
時間をかけて物事に取り組み、目に見える結果が残せると人生の財産になるでしょう。たとえ失敗しても成長の糧になります。
就職に活かせること
就活に活かせることは主に、留学、部活・サークル活動、アルバイト、インターンシップの4つです。
海外留学の経験があれば、語学力や経験面で就職のポイントは高くなります。部活やサークル活動も団体行動やコミュニケーション能力的に有利でしょう。
アルバイト経験はお金を稼ぐことの厳しさを知ることができますし、上司や同僚とのコミュニケーションも学べます。インターンシップはアルバイト以上に企業で働くということを経験できます。
大学生がやらないほうがいいこと
大学生がやらないほうがいいことは、さまざまあるでしょう。ここでは、大学生がやらないほうがいいことを紹介していきます。
社会人になってからでも気を付けたいことでもあるため、ぜひ参考にしてみてください。
借金をする
収入が不安定な大学生は借金を避けましょう。大学生でも比較的容易にカードローンが使えます。
しかし、借金してでもお金を使うことが癖になると、金銭感覚が麻痺してしまいます。よほど困ったことがない限りは借金は避けましょう。
借金をする場合は、返済に無理のない範囲で借りることを念頭においてください。また、すでに借金がありどうにもならない状態のときは、まずは親に相談しましょう。
ギャンブルをする
大学生になってギャンブルに興味がある人は要注意です。暇な時間にパチンコで時間をつぶしたり、地域によっては競馬場や競輪場が近くにあるといった環境的なことからギャンブルをはじめたりする大学生もいるでしょう。
好奇心から経験してみることはいいでしょうが、のめり込むと危険です。ブレーキがかからないことのないよう、極力ギャンブルは避けましょう。
大学生のうちにやるべきことを意識して有意義な日々を過ごそう
大学生のうちにやるべきことを残してしまうと、社会人になってからのやり直しが困難な場合が多いです。それは時間的な制約があるからです。
だからやり残すことがないように、しっかり計画をたてましょう。プライベートな時間を有意義に使って、後悔のない大学生活を送りましょう。

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