キャリマガ
就活ノウハウ満載!
キャリアを広げるウェブマガジン

ゲーム業界志望就活生必見!ゲームに携わる仕事とは?

ゲームが好きで、ゲームの作り手になりたい人は多いのではないでしょうか?実は、プログラミングなどのスキルがなくても就ける仕事があります。ゲーム業界にはどのような業種、職種があるのか、ゲームに携わる仕事についてご紹介します。

就活前に知っておこう!今ゲーム業界はこうなっている!

ゲーム業界には、大きく分けてハードウェア側とソフトウェア側の2種類の企業があります。
ハードウェアのメーカーは、業務用ゲーム機(アーケードゲーム)や家庭用ゲーム機(コンシューマーゲーム)を製造しています。
一方、ゲームの中身(ゲームタイトル)を作る会社はソフトウェアのメーカーです。従来は、ソフトウェア会社はハードウェア会社と契約を結んだり、委託を受けたりして、ハードウェア会社の規格にしたがってゲームを作っていました。それが一変したのはスマホゲームの台頭です。これまでソフトウェアのメーカーはハードウェアのメーカーなしで集客ができませんでした。スマートフォンのアプリなら、ソフトウェア会社が直接顧客を集めることができます。
そこで、広告をはじめとしたゲームプレイヤーを集めるための集客ビジネスや、ソフトを売り切って終わりではなく長期にプレイを継続してもらうためのサービス、ゲーム内での広告配信など、従来はなかったさまざまなビジネスが生まれ、成長しています。
このような背景から、ゲーム業界には、これまでゲームを手がけていなかった企業が異業種から参入したり、ゲームが大ヒットして一躍有名になったメガベンチャー(急拡大中のベンチャー企業)が生まれたりしています。
現在のゲーム業界は、国内有数の成長ビジネスとして、新卒で就職するにあたって今後の安定や成長が期待できる業界と言えるでしょう。

f:id:epb0804:20171116161612j:plain出典:写真AC

就活前におさえておきたい!ゲーム業界の職種にはどんなものがある?

◆営業
ゲーム系の会社にも、他の一般企業と同じように営業職があります。新卒で応募する際に求められるスキルも、コミュニケーション力や基本的なPCスキル、チームワークなど、どの会社でも必要とされるものがほとんどです。ゲーム業界だからと言って奇抜なアピールをする必要はありませんし、現在の学部・学科で学んだことが生かせるチャンスが多いはずです。

◆プログラマー・デザイナー
プログラマーやデザイナーなどの開発職は、一般のIT企業よりも高いスキルが求められます。ゲーム業界は3D技術などで最先端の開発を行っているほか、ハードウェアや仕様のサイクルが業務系のシステムよりも相当早いため、新しい技術を学ぶ意欲が旺盛な方に向いています。

◆プランナー・ゲームマスター
ゲームに詳しい人向きの職種には、プランナーやゲームマスターのような企画職があります。ゲームのシナリオやルールを作っていく仕事は、他業界のクリエイティブ職にはない、ゲーム業界独特のものと言えます。

◆マーケター・プロデューサー
ゲーム業界では、事務系総合職で入社してもマーケターやプロデューサーのような企画職に就けるチャンスがあります。商品化を行う決断力や責任感、開発者やプランナーなどをまとめ上げるリーダーシップが発揮できるので、普通の事務職では物足りない人は挑戦すると良いでしょう。

以下で開発、営業、企画、それぞれの職種について詳しくご紹介します。

就活前に知りたい!ゲーム業界における開発とはどんな仕事?どのような人が向いている?

ゲーム業界における開発および運用の仕事には、技術寄りの職種とサービス寄りの職種があります。
高い技術力の必要な仕事の代表が、ハードウェアや基盤系ソフトの開発です。クレーン機やメダル機など、複雑な動きをするゲーム機のメカ設計、ゲーム機に搭載する組み込みソフト、映像や音などの基本的な処理を行うゲームエンジンの開発などです。これらの職種には経験豊富な即戦力の人が求められることが多く、新卒では専門の学部・学科出身者が応募条件になっていることが多い傾向にあります。

スキルが求められる仕事には、グラフィック制作やキャラクターデザイン、サウンド制作などクリエイター系の職種もあります。新卒では学部・学科を問わず応募できる求人もありますが、選考にあたって作品の提出を求められるのが一般的です。専門の学部・学科に所属していない場合は、別途専門学校などに通って学ぶか、独学でスキルを習得した人向けの職種です。

一方、現在はプログラム、デザイン等のスキルがなくても、とにかくゲームが大好きでゲームをやり尽くした方に向いている職種もあります。サーバ処理やゲームテスター(デバッグ)、既存イベントの改修・問い合わせ調査などの運用を担当するエンジニアです。これらサービス寄りの職種は、技術力よりも、ユーザー目線を持っていることや、デザイナーなど他の部門の人とスムーズに連携して提案や改善ができるコミュニケーション能力が求められます。運用を経験しながら、意欲に応じて社内で勉強を重ね、新規開発などにステップアップするケースも多いため、未経験でも学ぶ意欲が重視されているのです。

就活前に知りたい!ゲーム業界における営業とはどんな仕事?どのような人が向いている?

ゲーム業界の営業職は、お客様であるゲームユーザーに売り込みをすることはありません。営業職には興味があるけれど、個人のお客様に営業トークをするのは苦手だし、個人個人にノルマが課されるのが心配――という人でもチャレンジできるのが、ゲーム業界の営業職です。
ゲーム業界の営業職の大きな役割は、広告やイベントを通じて多くの人にゲームを知ってもらい、ユーザーを増やすことです。これまでになかったアイデアの発想力や、広告媒体、店舗などを巻き込む提案力がアピールポイントとなります。
プロモーション実施の提案書を数多く書くことになるので、PowerPoint作成スキルが高い方は強みとなります。
また、ゲーム以外に自社の強みとなるものに着目して収益源を増やすことも営業職の役目です。キャラクターを持っている会社ならライセンスビジネス、技術に強い会社なら技術導入、CGなどのグラフィックに強い会社なら開発受託などを顧客企業に提案し、会社の中で新規事業を起こすような働きが期待されているのです。
このように大がかりな仕組みでビジネスを動かすので、年度末に予算のつじつまが合わなくなったからと言って、誰かが頑張って売上を稼ぐという個人プレイは通用しません。予算を立案した際に経営陣に説得力をもって説明できる論理的思考力や、決めた施策をメンバーが連携しながら確実に実行するといったチームワークも必要となります。
ゲーム業界の活況により、広告代理店出身者など、メディアやイベントを知り尽くした企画営業のプロが多数、ゲームの営業職に転身しています。企画営業スキルを磨きたい人にはピッタリの職場と言えるでしょう。

就活前に知りたい!ゲーム業界における企画とは?どのような人が向いている?

ゲーム業界の企画部門には、大きく分けてプランナー、ゲームマスターのようにゲームの作り手となる職種と、プロデューサー、マーケターのような事務系総合職という2つの方向性があります。

■プランナー
プランナーは、ゲームのストーリーやシナリオ、キャラクターなどを決める仕事です。ゲームにはたくさんのキャラクターが登場し、敵キャラ1体1体にもビジュアルはもちろん、動作や攻撃方法の設定をしなければなりません。多くのプランナーで分業して企画するため、若手プランナーもゲーム作りにどんどん加われるチャンスがあります。
ゲームマスターは、ゲームの遊び方やルールを決める仕事です。例えば、スマホカードバトルは紙のカードゲームがもとになったゲームです。カードの配り方や引き方、勝ち負けの条件などを決めるのがゲームマスターの役割で、それをデジタル化するのが開発部門のプログラマーということになります。

■ゲームマスター
ゲームマスターの仕事には、地味ながらゲームの満足度を左右する大切な作業がたくさんあります。プレイヤーのレベルアップの難易度が適しているかどうか検証し、調整を繰り返したり、ガチャの確率を変えたり、オンラインゲームであれば新規ユーザーを集めるためのゲーム内イベントと長期ユーザーを飽きさせないためのアップデートなどをバランスよく仕掛けたりして、ゲームをやり込んでいるユーザーを満足させなければなりません。ゲームに詳しい「ゲーマー」と同等のプレイ経験を持ち、細部にもこだわりを持つことのできる「真のゲーム好き」に適した職種と言えるでしょう。

■プロデューサー
プロデューサーは、プロジェクトの責任者という立場になることが多いです。事業の採算が取れるように、商品のリリース時期や開発費の配分、既存のゲームをリニューアルするのか撤退するのかなどの重要な意思決定を行います。単にExcelが得意というだけでなく、数字そのものに強いことはもちろん、大学で財務・会計の知識を学んでいるとさらに有利です。また、開発のスケジュール管理や社外に業務の一部を委託する場合の契約・発注から、新しいキャラクターデザイナーを採用する際のコンペの実施など、クリエイティブな側面にも関わります。顧客動向を分析し、営業部門に情報提供を行うことも重要な仕事です。
最近は、1つのゲームをいろいろなゲーム機や、iPhone、Androidでプレイできるようにすることが一般的です。そのような移植のためのスケジュールを立案し、開発者の割り振りを行い、どこまでの機能を移植するのかといった企画書を作るような仕事もあります。

■マーケター
マーケターは、ゲームのプロモーションをする仕事です。どういう広告を出せばユーザーにもっとリーチできるのかなどを検討し、最適なプロモーション施策を企画・実施します。プロモーションにはコストがかかるため、予算管理が大変重要なミッションです。

プロデューサーやマーケターの場合は、ゲームへの詳しさや技術的なスキルは比較的問われません。多種多様な事務作業をこなせる処理能力の高さやスピード、さまざまな取引先の立場を理解した上で適切なコミュニケーションが取れる対人能力の高さなどがアピールポイントとなります。

ゲーム業界への就活で大切なこととは

ゲーム業界で、どの職種にも求められる人物像は「スピード感」と「達成意欲」のある人です。大手のゲーム機メーカーであってもベンチャーのような社風の会社もたくさんあります。若手でも裁量権を持ち、さまざまなジャンルの専門家に時には自分から提案を行って仕事を進めていくため、学生の頃から企画やビジネスプランを立てる経験を積んだり、ゼミやサークルでリーダーを務めたりした経験があれば高く評価されるはずです。
面接でも、聞かれた質問に素早く答える、理由も明確に述べる、あいまいな返事をしないなど、意思決定が早いことを言動で示せるとよいでしょう。
また、ゲーム業界の採用選考では、作品審査が重視されています。デザイナーの場合はポートフォリオ(デザインやイラストなどの作品集)、プログラマーならミニゲームなどのプログラム作品、開発職以外でもプランナーで企画書の提出を求められる場合などがあります。早い人は就職活動の1年前から準備を始めるケースもあります。特に、専門外の学部・学科から自分で対策をして就職をめざす場合は早めのスタートが肝心です。
さらに、ゲーム業界で重視されるのは、ゲームにとどまらずエンターテイメント全般に関する深い知識と情熱です。ゲーム、アニメ、漫画、映画、小説と多岐にわたって、かなりマニアックな作品まで知っていること、どういうふうに面白いのかを熱っぽく語れることが決め手となります。「なんとなくゲームが好き」という以上の思い入れがあるかが試されると言えるでしょう。

自分に合った職種で就活し、ゲームに携る仕事を見つけよう!

ゲーム業界にはゲーム機などのメーカーと、ゲーム会社であるソフトウェア企業があるため、どちらを志望するのか企業研究することが就職活動のスタートです。職種では、スキルに自信がある人には開発職、ゲームに詳しい人には企画職が向いていますが、未経験でも応募可能な営業職や事務職もあるのでぜひ挑戦してください。

関連リンク

ゲーム業界の仕事のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:epb0804:20170929192026j:plain

著者:杉本 京子

産業カウンセラー/日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)プロジェクトマネジメント・スペシャリスト
都内私立大学にて非常勤職員の傍ら、職業訓練講師や面接指導に従事。新卒・既卒者を対象に年間延べ100人以上の個別面接練習を行っている。