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【業界座談会#1】若手社員が銀行業界の現状と就活について語る「覆面座談会」開催!1/3

【業界座談会#1】若手社員が銀行業界の現状と就活について語る「覆面座談会」開催!1/3

メガバンクから外資、地銀、ネット銀行まで!現役銀行員による覆面座談会を開催!

みん就・キャリマガでは、10月20日(日)に銀行業界で働く入行3年目から6年目の若手社員の方に出席いただき、覆面座談会を実施しました。
銀行は就活生に人気の高い業界ですが、実際にどういう仕事をしているのか、雰囲気はどのような感じなのか、など知りたいことがたくさんありますよね。この座談会では、現場で働いているからこそ知りえる銀行業界の実態、仕事に対する本音などをざっくばらんに語っていただきました。

この座談会銀行編の模様は3記事に渡ってお届けします。是非就職活動の参考にしてくださいね!

覆面座談会企画とは

覆面座談会企画とは、様々な業界で働く若手社員の本音トークを通じて、就活生にその業界や企業の中身を知ってもらい、就職活動に役立ててもらおうという企画です。顔や名前を出さないことで、より正直な思いや意見をいただけるようにしています。

ご存知の通り、新卒で就職した人の10人に3人が、3年以内で会社を辞めてしまうというミスマッチが現在も起こっています。その原因の大きな一つは、事前の業界研究不足と企業研究不足だと考えられています。
そこで、みん就・キャリマガでは事前の業界研究と企業研究のシミュレーションにもなり、かつ就活のお役立ち情報も得られる企画として覆面座談会を企画しました!先輩方の成功談や失敗談には、参考になるネタが満載ですので、是非参考にして下さい。

銀行業界の構造図

座談会の前に、まずは銀行業界の構造図を見てみましょう。

銀行業界は、マイナス金利の利ざや縮小で、減益傾向にあります。そのため、企業のM&Aや個人の資産運用等の業務をおこなうことで経営効率化を図り、利益確保をおこなうことが急務になってきています。

座談会に参加して頂いた方々のプロフィール

・Aさん(男性) メガバンク 慶應義塾大学 経済学部卒
・Bさん(女性) ネット銀行 大阪大学 外国語学部卒
・Cさん(男性) 外資系銀行 京都大学 農学部大学院卒
・Dさん(女性) 地方銀行  明治大学 商学部卒

いよいよ座談会がスタート!まずは銀行業界を選んだ理由を振り返って

司会:本日はお忙しい中、座談会企画にお集まり頂きありがとうございます!
今回は銀行業界編ということで、銀行業界の第一線で活躍されている若手社員の方に御参加頂きました。
この座談会の目的は、就職活動中の学生が企業にエントリーする前、または実際に企業に入る前に、できるだけその業界や企業の実態を理解してもらい、ミスマッチを防ぐことです。お話できる範囲で結構ですので、できるだけリアルに本音ベースでお願いできればと思います(笑)。どうぞ、よろしくお願いします!
ではまず最初に、そもそもなぜ銀行業界に入ったのか。その経緯について、教えて頂けますか?

Aさん(メガバンク)私はメガバンクに就職をしましたが、もともとは素材系メーカーが第一志望でした。ところが就職活動中にそれらに全部落ちてしまい、残っていた企業で今の銀行と証券会社に内定を頂いたので、銀行へ行くことに決めました。遅い時期でもメガバンクに内定を頂けたのは、おそらく内定者の辞退が出て枠が空いたのではないかと思っています。

Bさん(ネット銀行):私の場合は金融系も志望業界には入れていましたが、とくにかくいろんな会社を受けていました。今のネットバンクにはまず企業グループ採用で受かり、その後ネットバンクに配属になりました。

Cさん(外資銀行):私は大学院1年生の時に就職活動をしたのですが、最初から金融業界を狙っていたわけではありませんでした。大学院生の時に、最初に始まるのが外資系企業のインターン募集なんです。私は農学部だったので、米国系企業のジョンソン・エンド・ジョンソンやヨーロッパ系のユニリーバのインターン募集の告知が来ました。大学院の理系の学生は、普通は就職先としてこういったメーカーをイメージするのですが、それは他の業界を知らないからというのもあるんです。私の場合、大学院に募集案内が来ていた外資系企業の説明会に出て、「金融系も面白そうだな」と感じたことがキッカケでしたね。綺麗なスーツをビシッと着て、バリバリ数字を作っていく雰囲気に憧れた部分も正直あります(笑)。

Dさん(地方銀行)私の場合、就職活動時の当初から金融系を志望していました。その理由は、お金の勉強をしたかったからです。もともと大学で簿記を習っており、お金の知識は人生にとって大事だと思っていました。なので、就職活動は銀行、生保、損保を回っていました。

司会:ありがとうございます。同じ業界で働いていても、人それぞれ様々な経緯があるものですね。

エントリーシート対策はどうしてた?

司会:では、就職活動の初期段階であるエントリーシートについては、皆さんどのように作成されたか教えてください。できれば成功したポイントや失敗談など、後輩の学生がリアルにイメージできるところがあると嬉しいです。

Aさん(メガバンク):サークルの仲間が先に内定を取っていましたので、私は彼のESを徹底的に研究して、自分用に練り上げました。ゼミにも内定者がいたので、彼のも参考にしました。あと人事がどういったことを聞いてくるか等も、全部ヒアリングしました。

司会:徹底していますね!志望企業に落ちて選択肢も限られている中、就職活動後半で結果を出すために、あらゆるネットワークを活用したわけですね。サークルとゼミの斬新な活用方法です(笑)。ただ友人のESを参考にしたと見破られる危険性はなかったのですか?

Aさん(メガバンク):彼は私と同じ大学、同じサークル、そこでの幹部と、私と状況が全く同じだったんです。そのおかげで、変に自分の歴史を塗り替える必要がなかったことは幸運でした。文章は全部暗記して、覚えましたね。
私のようなケースは例外としても、やはり志望企業の方に添削をして頂くのが理想だと思います。例えば、関西系有名飲料メーカーはESが通りにくいことで有名ですが、やはり内部の人に見てもらって修正したものは通りましたね。

Bさん(ネット銀行):実は私は当初あまり就職したくなく、就職活動を始めたのが3年の2月ぐらいだったんです。まずマイナビに登録して、業界ごとのテンプレートを参考に書いていました。正直エントリーシートの段階では、業界によっては適当でも受かるところがありますね(笑)。当時、うちの大学は某関西系の財閥は通りやすいと言われてました。

司会:企業ごとのエントリーシートの通過しやすさの相場感って、やはりあるものなんですね。

Cさん(外資銀行):私の場合、まわりに外資系を受けている人がほとんどおらず自分で動きました。

司会:農学部の大学院生は、どういった企業を受ける人が多いんですか?

Cさん(外資銀行):研究予算が潤沢な花王や味の素、月桂冠といった企業に、研究職で入れると理想だと言われていますね。私の場合、学部時代はヘルスケアメーカーで世界一のジョンソン・エンド・ジョンソンに入れたらいいなと考えていました。
ESは自分が本当に入りたい会社が決まっていれば、その企業で働く先輩に添削してもらうべきだと思いますが、入りたい会社が決まっていなくてたくさんESを書いて出すのであれば、自分なりに自分について考え、自己分析をしっかりして書いた方が良いと思います。企業を絞れていない状態で、何社かにESを出す場合、他人に添削してもらってそのまま忠実に出すと、ボロが出る可能性が高いのです。
私の場合、ずっと仲が良かった友達と親にESを見てもらい、それを参考にしつつ、最後は自分で練りました。自分をよく知っている人に、「本当に自分らしさが出ているかどうか」をチェックしてもらったのはよかったと思います。ちなみに私は知的好奇心がキーワードで、ESの中で書いた座右の銘は「井の中の蛙、大海へ飛込め!」です(笑)。

司会:それは面白いですね。就職活動は人生で初めて自分を客観視する機会だと思うので、自分をよく知っている人を巻き込むことは重要ですね。Dさんは、いかがでしたか。

Dさん(地方銀行)ESによくある「学生時代に頑張ったこと」は、ゼミで頑張ったことなど大きく3つに決めていました。面接官が思わず突っ込みたくなるような表現にして、今日はどう話を振ってもらえるかなとワクワクしながら面接に行けるようにしていました。
私は食べることが好きなので食品メーカーを中心に最初は動いていましたね。食品メーカーにはCM放送などの影響で認知度の高い企業が多く、学生が好きなブランドや商品のある会社も多いですよね。ただ、私の就職活動時、食品メーカーは営業職でも数十名しか採用しておらず、かなり狭き門で私も通過できなかったんです。やはり最初のうちは誰もが上手く書けないものですから、どんどん数をこなすのが良いと思います。

司会:ありがとうございます。100人いたら、100通りの就職活動があるんだなあと実感しますね。これから就職活動をする学生さんには、先輩方の実践方法の中から自分に生かせる部分を是非抽出して、活用して頂ければと思います。

次回は面接対策について語る!

覆面座談会銀行編、次回は主に面接対策について語っていただきます。就職活動成功のための正念場となる面接。銀行員の先輩方はどのような対策をおこない、どのように努力されたのか、たっぷり教えていただきました。次回をお楽しみに!

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