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SDGsへの取り組みが企業選択に影響!?学生たちのSDGsへの関心度とは?

昨今、頻繁に耳にする「SDGs」という言葉。メディアで取り上げられる機会も増えていることから、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。このSDGsに関して、楽天みん就では『2023年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング』のアンケートにおいて、学生たちの関心度などを調査しました(調査期間:2021年4月8日~2021年8月5日)。アンケートの回答結果などから、学生たちがSDGsをどのように捉えているのかをご紹介します。

SDGsとは?

最初にSDGsとは何なのか、その意味から見ていきましょう。

SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、「エス・ディー・ジーズ」と読みます。持続可能な世界の実現を目指し、国連加盟国193カ国が2030年までに達成すべき目標として、2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択されました。17のゴール・169のターゲット(達成基準)から構成され、開発途上国だけでなく、先進国も普遍的に取り組むことが求められています。

SDGsが従来の開発目標と異なるのは、政府やNGOを主体とした活動ではなく、民間企業も含めた社会全体での取り組みが推進されていること。日本では、2016年に政府内にSDGs推進本部が設置され、2017年からは企業向けの施策として優れたSDGs関連の活動を行った企業・団体を表彰する「ジャパンSDGsアワード」が始まりました。経団連も2017年に「企業行動憲章」を改定し、SDGsを意識した行動指針を新たに掲げ、国内の企業に持続可能な事業活動の必要性を周知・浸透させる役割を果たしています。現在、日本におけるSDGsへの取り組みは、官民を挙げて積極的に推進されています。

学生たちのSDGsへの関心度は?

SDGsの達成に向けた活動が国内で広がる中、これから社会に出る学生たちはSDGsをどのように認識しているのでしょうか。ここからは、SDGsに関するアンケート結果をご紹介します。

認知度は8割以上

まずは認知度に関するアンケートから見ていきます。

『「SDGs」についてどの程度ご存じですか?』というアンケートでは、「詳しく知っている」が27.4%、「少し知っている」が58.5%を占め、合わせて85.9%の学生がSDGsを「知っている」という結果になりました。この8割を超える認知度の高さから、SDGsが社会全体に広く浸透していることが読み取れると同時に、学生たちの大半がSDGsというキーワードをしっかりと意識していることがわかります。

アンケート結果『「SDGs」についてどの程度ご存知ですか?』

半数以上の学生がSDGsへの取り組みを重視

続いて、『「SDGs」を推進している企業に対して志望度に影響がありますか?』というアンケートの結果を見ていきます。

回答の割合は、「とても影響がある」が14.7%、「少し影響がある」が36.4%という結果でした。つまり、51.1%もの学生が「影響がある」と考えており、企業を選択する基準としてSDGsへの取り組みを重視しているということになります。企業の成長性や自身のスキルアップといった点に注目するだけでなく、仕事を通じた社会課題の解決などにも関心を寄せている学生が増えているようです。

アンケート結果『「SDGs」を推進している企業に対して志望度に影響がありますか?』

「SDGs」と聞いてイメージする企業は?

『「SDGs」と聞いてイメージする企業は?』というアンケートで1位を獲得したのは、グーグルでした。

次いで

・2位:S k y

・3位:楽天グループ

・4位:富士通

・5位:ヤフー

・6位:NTTデータ

・7位:トヨタシステムズ

・8位:伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)

・9位:アクセンチュア

・10位:都築電気

が続く結果となりました。

実際に、トップ10にランクインしたすべての企業がSDGsの達成に向けた方針を示し、具体的な取り組みを進めています。そうした実績から考えると、これらの企業がトップ10に選ばれたのは、ある意味では妥当な結果と言えるかもしれません。また、SDGsへの取り組みを進めていることが学生たちに認識されているということは、対外的な情報発信もうまくいっているということではないでしょうか。各企業が取り組んでいる活動内容に加え、伝え方や広報的な戦略が功を奏したことが、こうした結果につながったと考えられます。

SDGsへの取り組みがランクアップに影響?

上述の『「SDGs」と聞いてイメージする企業は?』というアンケートでトップ10にランクインした企業のうち、より注目したいのが2位のS k yと7位のトヨタシステムズです。両社ともに『2022年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング』でも上位に入り、S k yは前年の11位から7位に、トヨタシステムズは前年の17位から14位に順位を上げました。

両社がランクアップを果たした理由は複合的なものだと思いますが、SDGsへの取り組みが評価されたことも要因の1つかもしれません。具体的に、この2社がSDGsへの達成に向けてどのような取り組みをしているのかご紹介します。

S k yのSDGsへの取り組み

S k yでは、SDGsとして掲げられた17のゴールのうち、「4.質の高い教育をみんなに」と「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」という2つの目標に取り組んでいます。

「4.質の高い教育をみんなに」という目標については、同社が20年以上にわたって開発・販売してきた学習活動ソフトウェア「SKYMENU」シリーズを通して、学校現場における教育のICT化を支援。コンピューターやタブレット端末を活用した新しい学習活動をサポートし、これからの時代に必要な資質・能力を伸ばすための環境整備に貢献しています。

また、「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」という目標に関連する事業活動として、クライアントPCの運用管理を支援する「SKYSEA Client View」や端末の仮想化を実現するシンクライアントシステム「SKYDIV Desktop Client」などの自社パッケージ商品を手がけています。そうした商品の開発・販売を通じて安全で安心なIT環境づくりに貢献し、産業と技術革新の基盤をつくる様々な活動を支えています。

トヨタシステムズのSDGsへの取り組み

トヨタシステムズは、「トヨタ基本理念」に基づいた活動方針を定め、グローバル企業としてSDGsへの取り組みを積極的に進めています。17のゴールに対して包括的にアプローチしており、多岐にわたるサステナビリティ活動を実践している点が大きな特徴です。

例えば、地球環境問題への取り組みとの一つとして、IT企業にとって一番身近なパソコンの再生・寄贈活動を通じて廃棄物の削減に貢献しています。他にも、地域の海をきれいにする清掃活動を年2回実施したり、日々の業務においてペーパーレス化を推進することで、海や森林の保全にも努めています。

また、安心・安全な社会づくりに向けた取り組みとして、平等な教育機会を提供することを目的に障がい者就労支援施設でのPC教室や、児童養護施設の小中学生を対象としたプログラミング教室などを開催しています。加えて、災害や事故に備えた避難訓練や救命訓練、災害備蓄なども実施し、賞味期限が近づいた備蓄品についてはNPO法人を通じて生活困窮者などに提供しているそうです。

その他、働き方改革や勤務の多様化、健康促進イベントの実施、災害義援金の提供など、SDGsへの取り組みとして様々な活動を実践しています。

採用活動においてSDGsが重要な要素に

ここまで、楽天みん就『2023年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング』において実施されたSDGsに関するアンケートの結果を見てきました。

「認知度」や「志望度への影響」に関するアンケートの回答結果などから、多くの学生がSDGsに強い関心を持っていることがわかったと思います。今や、SDGsの達成や社会課題の解決に携われるかどうかが、学生たちの企業選択においてより重要な要素になってきているようです。こうした現状を踏まえ、企業は採用活動に直結することを認識したうえで、SDGsへの取り組みを進める必要があるのではないでしょうか。

これまでSDGsを意識していなかった学生の方は、ぜひSDGsという角度からも企業を見てください。これまで気づかなかった新たな魅力が見えてくるかもしれません。

調査概要

■SDGsランキング調査概要

調査主体:楽天みん就

調査対象:2023年卒業予定登録学生のみん就会員

調査期間:2021年4月8日~2021年8月5日

有効回答人数:312人

調査方法:「楽天みん就」上でのWebアンケートおよび、楽天みん就主催のオンラインイベントでのWebアンケート

※ノミネート企業は、昨年発表した「2022年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」のノミネート企業を中心に選出。

楽天みん就

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