外資に就職したい人必見!外資系企業の就活スケジュールや選考内容

グローバルに展開している外資系企業や、その日本支社への就職を考えている学生のみなさんに、外資系企業の採用スケジュールや選考内容、求められるスキルや能力についてなど、外資系企業就職の基礎知識を解説します!

外資系企業は選考開始時期が早いので注意!

「就職活動を意識しはじめたときには、すでに外資系企業の採用選考の山場は終わってしまっていた」という話が珍しくないほど、外資系企業の選考時期は早めです。一般的には、大学3年生、大学院1年生の夏休みに実施されるサマーインターンシップをスタートの目安とします。

外資系企業の採用スケジュールに多く見みられるパターン

▼3年生の6月~:サマーインターンシップのエントリー開始
▼3年生の8月~:サマーインターンシップ実施。本選考はなく、インターンシップ合格者のみを選考対象にする企業も。
▼3年生の10月~:会社説明会開催・エントリー受付開始
▼3年生の11月~:選考
▼3年生の12月~2月:内定

日本経済団体連合会に加盟している企業の間では、「採用情報の広報解禁は大学3年生の3月、選考解禁は4年生6月」と就職協定が定められていますが、海外企業である外資系企業は加盟していないため、当然その拘束を受けません。さらに、3月1日オープンで横並びの、リクナビ・マイナビ・キャリタスなどの就職ナビサイト上ではなく、自社HPから募集するケースが多いため、「3月になったら就職活動をはじめよう!」と考えている学生は、選考の機会さえないまま採用が終わってしまうことになります。

f:id:hito-contents:20180419113652j:plain出典:imasia

外資系では志望動機が重要!選考のポイントは?

外資系企業とひとくちに言っても、当然業種や職種によって求められる能力は異なります。しかし、国内企業と比較して、特徴的な「選考で重視されるポイント」が存在します。

自己管理能力

外資系企業の仕事は、仕事の範囲と、果たさなければならない責任が明確になっており、自分の担当する仕事は、必ず自分が管理しなくてはなりません。時間管理、モチベーション管理、体調管理までふくめての自己管理能力が求められます。

プレゼンテーション力

個々の仕事の範囲が明確な分、自分の仕事を次の人につなげるための具体的な指示や、自分の仕事を正確に評価してもらうためのアピールが必要です。語学能力だけにとどまらず、人を動かすプレゼンテーション力が必要です。

コミットメント力

コミットメント力とは、あまり聞きなれない言葉ですが、「どんなことがあっても、必ず達成するという意欲、またその自信がある状態」のことです。謙虚であること、控えめであることは外資系企業では評価の対象にならないことが多くあります。

キャリアビジョン

多くの外資系企業の採用スタイルは、現在スキルはないものの将来成長が期待できる「ポテンシャル採用」ではなく、入社後すぐ能力を発揮してくれる「即戦力採用」です。自分のキャリアビジョンをしっかり考えたうえで、どのような意図や方向性を目指してこの企業を選んでいるのか、という点を面接で明確にあらわさなくてはなりません。

これらの能力をはかるため、外資系企業では一般的な面接スタイルだけでなく、グループディスカッションやワークスタイルを取り入れた選考を国内企業よりも多用する傾向があります。

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英語力は必要?外資系で求められるスキルや資格とは

職務上、英語やその他の外国語能力を必要とする外資系企業は多いです。採用ホームページの情報やESがすべて英語表記のみ、という場合は、選考もすべて英語で行われますし、企業によっては、TOEICなどのスコアが応募条件になっているケースも。例えば財務・会計、内部統制、情報マネジメントの分野を中心にコンサルティングサービスを展開する「リソース・グローバル・プロフェッショナル・ジャパン」の応募条件には、TOEIC800点相当と記載があります。ほかにも、TOEICであれば750点以上、もしくは900点以上という高いスコアレベルを要求する企業もあるのです。

このような条件をみると、「外資系企業の仕事スタイルや評価の仕組みにはとても興味があるけれど、現時点での英語力に自信がない」、という理由で外資系企業を敬遠する学生もいます。しかし、明確に応募条件に英語力の記載がある企業は実は少数派。短期間で習得して使いこなせる基礎的な知力があれば、語学力そのものは入社時までに向上・獲得すればよいというスタンスの企業のほうが実は多いのです。英語力自体はコミュニケーションがなんとかとれる程度であっても、自分の意思や考えをきちんと伝えられるかどうかをより重視します。そのため、仮に帰国子女でネイティブレベルの英語力があっても、自己主張ができなければ内定には結び付きません。

また、採用は職種別に行われるため、英語力だけでなくその職種に関する資格や知識の有無なども重要なスキルとして位置づけられます。つまり、外資系企業だからといって、英語だけに気をとられないようにすることが大切なのです。

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【実例あり】外資系特有?仕事を知れる選考ステップ

採用に関する外資系企業と国内企業のいちばんの違いは、外資系企業は懇親会やワークショップなど、社員とコミュニケーションをとりながら選考する機会が多いことです。これは、企業文化への適応性「カルチャーフィット」があるかどうか見ることを目的に行われますが、就活生側からも企業理解が促進されるなど、メリットを十分感じることができるでしょう。
外資系企業のなかでも、選考ステップが特徴的な外資系金融(投資銀行など)を例に、実際の選考ステップの例をご紹介します。

説明会

講演スタイルの説明会ではなく、数十人程度が参加する懇親会のようなスタイルで進行されることが多く、なかには立食形式で食事をとりながら進むことも。基本的に、各部門・各職種の具体的な業務内容についての丁寧な説明は当日行われません。あらかじめ業務内容を把握しておき、懇親会では働き方や社風の理解に積極的に取り組みましょう。また、説明会に登場する社員は、選考の面接官になることもあります。説明会に参加する際は、社員とコミュニケーションをとりましょう。

ES(Webテスト、筆記試験)

最初のステップは「レジュメ」と呼ばれる自由記入のESです。その際、同時に玉手箱などのテストを受験することもあります。

面接もしくはグループディスカッション

国内企業のように、「一次選考→二次選考→三次選考」などとステップを進むにしたがって、集団から個人面接へとステップが進みます。

ジョブ

外資系の中でも、コンサルティングファームや投資銀行などで実施される、国内企業ではほとんど見られない選考スタイルです。数日間をかけて、インターンシップのようなジョブを行います。M&Aワークや財務分析など、実際の日常業務に近いワークにチームを組んで、数日かけて取り組みます。ジョブのワークでは、「知識を披露する場」ではなく、「思考過程を開示する場」であると意識して取り組むのがポイントです。これは現時点での知識量で優劣をつけるのではなく、「考える力」を判断しているからです。

スーパーデイ

聞きなれない言葉ですが、最終的に入社を決定する、最終選考にあたります。上層部の社員とまる1日かけて何度も面接をする、ハードな最終選考です。国内企業では1日1ステップの選考が一般的なのでスーパーデイのような選考方法は実施されませんが、外資系企業は「どの部署で必要とされる人物か」を見極めるため、それぞれの部門責任者がそれぞれの立場から選考にあたります。疲れたからといって態度を崩したり、受け答えが雑になってしまったりしないよう最後まで気を引き締めて臨みましょう。

外資系企業の就活では情報収集をしっかりと

外資系企業は、国内有名企業とは異なる独自のスケジュールで採用活動が進行していきます。「せっかく気になる企業が見つかったのに、エントリー締め切りに間に合わなかった」などということがないように、早めから情報収集をしっかりして、就活に臨みましょう!

関連リンク

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著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。