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早期内定の取り方を徹底解説!早期選考に乗る方法とは?

インターンを探している学生の中には、「早期内定」や「早期選考」を意識している人もいるかもしれませんね。ここでは、早期内定や早期選考のメリット・デメリットだけでなく、早期選考に乗る方法や早期内定の取り方までまとめてご紹介します。

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そもそも早期選考・早期内定とは

最初に、早期選考・早期内定について、おさらいしておきましょう。

早期選考・早期内定とは

早期選考とは就活ルールとされていた3月の解禁前に選考を行うこと。その選考で出された内定を早期内定と呼びます。
経団連に加盟していないベンチャー企業や外資系企業などが解禁前に選考を開始することもあり、経団連は2021年春入社の学生から、従来の「採用活動に関する指針」を廃止。経団連加盟企業は足並みをそろえて、しばらくは従来の「3月情報解禁・6月選考開始/内定」という就活スケジュールに則ることを表明していますが、今後は早期選考・早期内定が加速するかもしれません。
企業が早期選考を行ったり早期内定を出したりするのは、早期に行うことで「優秀な学生を確保する」ことが狙いです。

学生にとっての早期選考のメリット

・気持ちに余裕ができ、自信がつく
内定をひとつでも取っていれば気持ちに余裕ができ、この余裕がその後の就活を有利にしてくれます。つまり、「内定が1社も出ないかも」という不安を持つことなく、就活に挑めるということ。面接でも必要以上に緊張することがなくなるでしょう。もちろん、「すでに内定を受けている」という事実が自信になり、面接官には「優秀そう」と判断されるかもしれません。

・本命企業に集中できる
内定が1社あることで、「滑り止め」となる企業に応募することは不要になるため、志望企業を一気に絞り込むことが可能。要するに、効果的かつ集中的に就活を進められるようになります。

就活を早く終えられる
もし早期内定を受けた企業が第一志望の企業であれば、さっさと就活を終えることができます。

学生にとってのデメリット

・安心して努力しなくなる
デメリットはほとんどありませんが、早期内定を受けたために安心して努力しなくなるかもしれません。第一志望以外にも、今後良い会社と出会うかも知れません。貪欲に就活に向き合うことを忘れずに!

出典:写真AC

早期内定が取れる業界・企業

次に、早期内定が取れる業界や企業を内定時期とともにご紹介します。ただし、時期は変更される可能性があるので、あくまでも目安としましょう。

早期内定が取れる時期と業界・企業(※目安)

<内定時期と業界一覧>
大学3年9月:外資系メーカー
大学3年10月:外資系総合コンサル
大学3年12月:外資系戦略コンサル/外資系投資銀行
大学3年2月:ミドルベンチャー
大学3年3月:メガベンチャー
大学4年5月:広告代理店
大学4年6月:一般的な企業

【大学3年9月】外資系メーカー
内定直結型インターンに参加することで、早ければ9月あるいは10月に内定が決定。インターンで優秀とみなされた学生の中には、選考フローが短縮されて有利な条件で本選考に進めることもあります。

企業例:P&G Japan、ユニリーバ・ジャパン、日本ロレアル、ネスレジャパンなど

P&Gのインターン体験記一覧 -楽天 みん就
ユニリーバ・ジャパンのインターン体験記一覧 - 楽天みん就
日本ロレアルのインターン体験記一覧 - 楽天みん就

【大学3年10月】外資系総合コンサル
主な採用選考は夏インターン。早期内定を望むなら、夏インターンは外せません。英語力はTOEIC高スコアが必須。論理的な思考や自分の意見を説明することなどが試されるでしょう。

企業例:アクセンチュア、PwCコンサルティング、デロイト・トーマツ・コンサルティングなど

アクセンチュアのインターン体験記一覧 -楽天みん就
PwCコンサルティングのインターン体験記一覧 - 楽天みん就
デロイトトーマツコンサルティングのインターン体験記一覧 -楽天みん就

【大学3年12月】外資系戦略コンサル/外資系投資銀行
外資系戦略コンサルは、少人数の頭脳集団です。グローバルなフィールドでの活躍が期待されるため、難易度が高く狭き門といえるでしょう。英語力はTOEIC高スコアが必須で、英語面接を行う企業もあります。

企業例:ボストン・コンサルティンググループ、ベイン・アンド・カンパニー、マッキンゼー・アンド・カンパニーなど

ボストン・コンサルティング・グループのインターン体験記一覧 - 楽天みん就
ベイン・アンド・カンパニーのインターン体験記一覧 - 楽天みん就
マッキンゼー・アンド・カンパニーのインターン体験記一覧 - 楽天みん就

外資系投資銀行は、インターンやジョブ参加が本選考に影響を及ぼします。顔を覚えてもらえるように、夏インターンに参加することをおすすめします。

企業例:ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカなど

ゴールドマン・サックスのインターン体験記一覧 - 楽天みん就
モルガン・スタンレーのインターン体験記一覧 - 楽天みん就

【大学3年2月】ミドルベンチャー
比較的大きいベンチャー企業では、1月に内定が出たケースも。インターンに参加すると2次面接から受けられる企業もあります。インターンも採用選考の一部として参加した方がいいでしょう。

企業例:ビズリーチ、Fringe81、レバレジーズなど

レバレジーズのインターン体験記一覧 - 楽天みん就

【大学3年3月】メガベンチャー
メガベンチャーになると大学生でも知っている企業が目立つでしょう。早い企業では、大学3年の12月に内定が出たケースもあります。難易度が高く狭き門ですが、若手への裁量が大きいのが特徴です。

企業例:サイバーエージェント、DeNA、ぐるなびなど

サイバーエージェントのインターン体験記一覧 - 楽天みん就
ディー・エヌ・エー(DeNA)のインターン体験記一覧 - 楽天みん就
ぐるなびのインターン体験記一覧 - 楽天みん就

【大学4年5月】広告代理店
夏インターンの参加者を冬の早期選考に呼ぶ企業もあります。一般的な内定時期である6月前に内定が出るのが特徴です。

企業例:博報堂、電通、アサツーディ・ケイなど

博報堂/博報堂DYメディアパートナーズのインターン体験記一覧 - 楽天みん就
電通のインターン体験記一覧 - 楽天みん就
ADKホールディングスのインターン体験記一覧 - 楽天みん就

【大学4年6月】一般的な企業
一般的な企業の内定時期。その中でも総合商社は早めです。

企業例:三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅など

三菱商事のインターン体験記一覧 - 楽天みん就
三井物産のインターン体験記一覧 - 楽天みん就
伊藤忠商事のインターン体験記一覧 - 楽天みん就
丸紅のインターン体験記一覧 -楽天みん就

早期選考に乗って早期内定を獲得する方法

次いで、早期選考に乗って早期内定を獲得する方法を解説します。

早期選考に乗って早期内定を獲得する方法

(1)選考直結のインターンに参加する
企業はインターンに参加する学生を「意識が高い」と判断します。短期インターンには選考に直結するものもありますが、選考に直結するかどうかを判断するのは困難です。その企業に勤める先輩やOB・OGなどから情報をもらってみるのもいいでしょう。

(2)長期インターンに参加する
長期インターンは体験入社のようなものなので、実際に学生に仕事に触れてもらうことで、企業にとっても学生にとってもミスマッチが防げるという利点があります。職種に対する理解も深められるうえ、就職後の自分もイメージしやすくなるでしょう。インターン期間に能力を認めてもらえれば、そのまま社員として雇ってくれるケースもあります。

(3)業界別の内定時期のズレを利用する
先に紹介した業界別の内定時期の違いを利用して、早期内定を獲得するのもひとつの方法です。早期に選考を体験することは、経験値を上げることにもつながります。外資系企業が本命でなくても、早期選考にチャレンジしてみましょう。

(4)スカウトイベント(逆求人イベント)を利用する
逆求人イベントとは、企業が関心のある学生に直接アプローチすることができる採用イベントです。イベントに参加するだけでも、意欲はアピールできるでしょう。逆求人イベントが増えているのは、人材不足により就職売り手市場になっていることや、企業に多様性が求められるようになったことなどが背景にあります。

早期内定獲得で重要なポイント

最後に、早期内定を獲得するうえで重要となるポイントをご紹介します。

早期内定獲得で重要な3つのポイント

(1)早めに動く
早めの動き出しは重要です。夏インターン用のWebサイトがオープンする6月までには、面接や筆記試験の対策を始めるようにしましょう。また、できればその前までに自己分析をしっかりおこない、自分の就活の軸・方向性を決めておきましょう。
早く動くことで面接でのアピール方法やグループディスカッションでの評価ポイントなどをより早く把握できるので、有利に選考を進められるでしょう。

(2)就活ネットワーク構築
就活は情報戦となるので、情報交換ができる就活仲間とつながるネットワークを構築し、情報を共有しましょう。インターンや説明会などで出会った仲間を大切に!

(3)「その企業でなければならない」絶対的な志望理由があるか
早期内定の合否を分けるのは絶対的な「志望理由」です。しっかり企業研究を行い、「その企業でなければならない」理由を示しましょう。内定辞退を避けるために企業は慎重になるので、志望度合いを強調してアピールすると効果的です。

早期内定を取るために!情報収集・インターン参加から始めよう

早期内定を獲得するためには、早めに動くことが重要です。まずは自己分析をしっかり行って方向性を明確にする必要があります。方向性が決まった後は徹底的に情報収集を行い、インターンに参加することから始めてみましょう。

reisuke

著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。