東海旅客鉄道（JR東海）の夏インターン体験記(施設系統(総合職))_No.21310

リニア建設現場、名古屋駅前再開発現場の見学、及びグループワーク。施設系統ということもあり、テーマは「リニア開業後を見据えた東海道新幹線の新たなメンテナンス手法の提案」と、保守・保線土木の内容であった。

一日目：リニア建設現場(名古屋エリア)の見学、そしてリニアに関する講義及び質疑応答。新幹線、在来線の保守土木、保線土木の講義及び質疑応答。名古屋駅前再開発の講義及び駅前の見学。
二日目：午前中は新幹線の保線現場の現場見学。午後はグループワーク。テーマは「リニア開業後を見据えた東海道新幹線の新たなメンテナンス手法の提案」であった。半日ほどのグループワークで、プレゼン時間は7分程度。

大学OBから電話でリクルータ面談の案内が来た。インターン中のパフォーマンスはあまり重視されておらず、リクルータ面談が実質的な本選考。

優秀な学生が応募する人気企業である一方、施設系統総合職の採用人数は毎年十数人と狭き門であり、選考を受けても内定を得られる可能性が低いと感じたため。JR東海はおそらく学生の志望度の高さをかなり重視するが、鉄道土木に対する強い興味をインターン参加後に持てなかった時点で熱量的に難しいと感じた。

社員との懇親会はなかったが、昼食時に社員と話す機会があった。参加者には大学OBから電話でリクルータ面談の案内が来た。

参加者の大半が理系院生であり、半日のグループワークを通して、プレゼン能力や議論のスピードなど総合的に優れた学生が多いと感じた。

十人程度の社員と話すことができ、社員の雰囲気や求められる資質が理解できたため。本インターンの前にJR他社の長期インターンを受けており、施設系土木職の業務内容はある程度理解していた。そのためJR他社、私鉄との違いを社員の雰囲気から理解できたという点は対面インターンならではの良さだと感じた。

およそ5時間程度と長めのグループディスカッションをするのはこのインターンが初めてであったため、「まあまあ成長できた」と感じた。

2日間という短い期間で、現場見学、講義、座談会、グループワークを通して鉄道土木に対する知識を効率良く身につけることが出来たため。

様々な施設系総合職社員の経歴を知ることができ、どのような地域、職種に配属されるのかが把握できた点は良かった。総合職はリニア、新幹線、在来線の3部門、そして、建設、保守土木、保線の3つの業務への頻繁なジョブローテーション(1年に一回程度)がある。

このインターン中のパフォーマンスはあまり見られておらず、のちに案内されるリクルータ面談が本番です。JR東海が第一志望であるという熱意を見せることがリクルータ面談突破の鍵なので、インターンを通して志望動機につながる様々な情報を収集して整理しておくことをおすすめします。