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| 提出締切時期 | 2023年7月中旬 |
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私が貴社のインターンシップへの参加を志望する理由は、大きな目標に対し、多角的にアプローチしている貴社の技術を体験するためです。私は自動車の安全性・快適性が、人々の旅や日々の移動をより楽しいものにすると考えています。そのため、いつの時代も「移動」を通して人々の笑顔を生み出し続ける自動車業界に興味を持ちました。その中でも、高い技術力と環境意識を併せ持ち、最新のテクノロジーに次々と挑戦し続ける貴社には特に魅力を感じました。例えばロボット技術を利用したアバターロボット、藻のバイオテクノロジーを利用したHondaDREAMO、そしてAI技術を利用した知能化運転支援などはそれぞれ全く異なる学問分野が基礎となっています。しかしこれらが、「交通死者数ゼロの実現」や「カーボンニュートラルの実現」という確かな目標に集約されることに、私は感銘を受けました。そこでこれらの技術を間近で確認したいという好奇心と、それらを創り上げる一翼を担うために必要な要素を身に着けたいという願望から、貴社のインターンシップに応募しました。
持続可能な社会へ向けた取り組みが注目される近年においては、高い環境意識を持ちながら高品質なモノを提供し続けることが求められていると考えています。これを体現するのが、今年8月に貴社から発売される、伝導二輪車「EM1e」であると確信しました。手軽な移動手段として「ちょうどいい」というコンセプトで生まれたというこの製品は、振動や音、構造などについて工夫されたとのことで、使用者の使い心地が徹底的に考えられた性能が予想され、期待感が湧き出てきます。さらにこの製品は交換式のバッテリーを有し、電動であるため、排気ガスを出すこともありません。したがって、環境への配慮を欠かさない一方で利便性に関しても妥協しないことが実現されており、このことに私は感銘を受けました。貴社の高い技術力と思いやりから生まれた「EM1e」のような製品が世界に多く普及していくことで、自然と持続可能な社会が形成されていくと考えています。また、個人的には「EM1e」を通学や今後の通勤の際に用いたいと思っており、その移動の快適さ・楽しさを日々の研究や仕事の原動力にする予定です。
貴社のインターンに参加することで私自身が、「これまで学んだことを通して人々に価値提供できる人材」に変化することを期待します。貴社はモビリティ社会の発展を通して人々に価値を提供していますが、その一翼を担うためには情報収集力、コミュニケーション力など、様々な要素が必要であると思います。そこで、貴社で実際に活躍されている社員の方々からこれらを学び取ることで、残りの学生生活の中で人々に価値を提供できる社会人になるための準備をしていきます。また、私は人々に価値を提供する際に、自身が持つ専門性を活かしたいと考えています。しかし、現在私が行っている大学での研究の最大の目的は未知の解明であり、社会のニーズに応えるという企業の活動目的とはベクトルが異なります。そのため、企業においては現在私が学んでいる材料強度学の基礎知識をどのような方向へと応用するのかについて体験したいと考えています。学生のうちからこれらのことについて学び、「人々に価値提供できる人材」になるための要素を意識しておくことで、社会人になった際に飛躍的に成長することを目指します。
私の研究目的は、3D積層造形した〇〇の〇〇における疲労強度を向上させることです。3D積層造形技術は複雑な形状を容易に形成することができるため、革新的技術として注目されています。しかし、造形過程で生じる欠陥の影響で、3D積層材は疲労強度が低いことが課題です。近年ではSDGsなどでも環境保護の観点から材料の長寿命化が求められ、特に〇〇が重要です。そこで、疲労強度の向上を目的として、再現性が高い技術である、〇〇を材料表面に施しました。その結果、○○以前までは疲労強度が向上した一方、〇〇における疲労強度は低下してしまいました。この現象は当初の期待と正反対であったため、この原因について、有限要素法を用いた応力解析や亀裂進展のメカニズムなど様々なデータを併せて粘り強く考えました。そして、この疲労強度の低下は○○の条件と○○の変更により解決できるという結論に至りました。そのため現在は、○○から○○までの幅広い領域における疲労強度向上に最適な条件を考え、○○疲労強度向上を目指しています。
貴社の実習コースに参加するにあたり、役立つと考えている点が二つあります。まず私の研究分野である材料強度学の専門知識です。上述した通り、私は金属の疲労強度について研究をしています。私は研究する際に、〇〇などを用いた適切な予測を立てた後実験を行い、得られた結果を予測と比較し、考察することを徹底しています。次に、課題に対して粘り強く挑戦し続ける力が役立つと考えています。塾講師のアルバイトで、多くの生徒の志望校に合格させることを目標としています。生徒によって課題が異なったため、最初は何を重要視するか悩みました。しかしそれぞれの生徒に合った接し方を地道に探るしかないと考え、様々な方法を積極的に実践しました。例えば学力向上以前に、精神的な課題を抱える生徒もいました。この場合は会話をする時間を大切にし、信頼関係を築くことで、「この人と一緒に頑張りたい」と思ってもらうことが目標達成の第1歩でした。実践した方法が有効ではなかった場合もその経験を利用し、挑戦を繰り返すことでこれまで9割以上の生徒の志望校に合格しました。以上のような専門知識と挑戦力を活かし、貴社の実習においても課題を乗り越えます。
まず、どの設問に関しても熱意を示すことを第一に注意しました。自分の研究と会社の事業内容の共通点を見つけ、今持っている知識を会社でどのように活用するのかについても記載しました。また、会社のホームページやニュースなどをチェックし、少しでも自分が学生時代に行ってきた活動に結び付けられる点はないかどうか考えました。