富士電機の秋冬インターン体験記(事務系)_No.18267

「富士電機の各職種の理解と事業戦略の考察」
営業、経理、資材調達、人事、社内SEといった職種の業務を体験し、メーカーの総合職に求められるスキルを学ぶ。

1日目は、会社説明の後に営業、経理、資材調達の各職種の業務理解ワークを実施。その後、各職種の社員との座談会が行われた。2日目は、会社説明（新規事業中心）を行った後、人事、社内SEの業務理解ワークを実施し、最後に事業戦略を考えるグループワークを行った。各ワークには担当社員がメンターとして付き、フィードバックがあった。

参加した学生全員が書類選考免除だった。

メーカーの各職種（営業・経理・資材調達・人事・SE）の役割や連携について具体的に理解できたことで、BtoBメーカーでのキャリアへの興味が高まった。特に経理業務のワークを通じて、財務面からの企業運営の視点を学ぶことができ、経理職の重要性を改めて認識した。また、座談会での社員の話から、安定した社風と成長環境があることを実感し、富士電機への志望度が上がった。

参加学生のレベルには差があり、既に他社の内定を持ち、場慣れしている学生もいれば、グループワーク経験が少なく発言が控えめな学生もいた。そのため、議論の進行スピードや意見の深さに差があり、グループワークでは下に合わせる場面も見られた。全体的には、一定の企業研究や業界知識を持つ学生が多かったが、ワークの進行に苦労する場面もあったため、「普通」と評価した。

社員の方々は終始親しみやすく、質問にも丁寧に回答してくれた。特に座談会では、業務の実態やキャリア形成について率直な話が聞け、企業理解が深まった。ただし、ワーク自体は難易度が低く、深い議論に発展しづらかったため、もう少し実践的な内容を求めていた点ではやや物足りなさを感じた。

座談会や各職種のワークを通じて、メーカーにおける各職種の役割と連携の重要性を理解することができた。特に経理業務に関するワークでは、財務管理の視点から企業の意思決定がどのように行われるのかを学び、経理職の重要性を再認識した。また、富士電機の主力事業や強み、競争環境についても知ることができた。

グループワークでは、異なるレベルの学生と議論を進める中で、意見をまとめ、適切にチームをリードするスキルが求められた。そのため、リーダーシップやファシリテーション能力を磨く機会になった。また、各職種の役割を理解することで、今後のキャリア選択の幅が広がり、自身の志望業界や職種を明確にするヒントを得ることができた。

富士電機の各職種について学べる点は有意義だったが、ワークの難易度が低く、深い議論に発展しにくかった点は物足りなかった。特に、実務に即した業務体験というよりは、簡単なディスカッション中心だったため、より実践的な課題に取り組みたかった。一方で、社員の座談会が充実しており、会社の雰囲気や働き方について知ることができた点は評価できる。

メーカーの総合職に求められる職種理解と、各部門の連携の重要性について学んだ。特に経理業務については、財務データをもとに売上やコストのバランスを考えるワークを通じて、企業の意思決定プロセスを理解することができた。また、営業や資材調達のワークでは、取引先との交渉やコスト管理の視点も学ぶことができ、メーカーにおける経理職の役割をより具体的にイメージできるようになった。

富士電機のインターンは、メーカーの各職種について広く学ぶことができるため、職種研究をしたい人にはおすすめ。ただし、ワークの難易度はそこまで高くなく、業務の本質に迫るような深い議論にはなりにくい。事前に企業の事業内容や製品について調べておくと、座談会での質問の質を上げることができる。また、学生のレベル差が大きいため、周囲に流されず主体的に動くことが大切。