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金融系SEの仕事内容を解説!知っておきたいプログラミング言語や将来性も

金融系SEに興味はあるでしょうか。本記事では、金融系SEの具体的な仕事内容や向いている人の特徴、使用されるプログラミング言語、求められるスキルや資格などについて解説しています。金融系SEに興味があるならば、ぜひともご一読ください。

「金融系SEはとても魅力的だな」
「金融系SEにどのようにしてなれるのか分からない」
金融系SEに興味は持っているけれども、その仕事に就くための疑問点や不安点を持っている人もいるでしょう。

 

本記事では、金融系SEの仕事内容を銀行・証券会社・保険会社別に紹介すると共に、求められるスキル・資格プログラミング言語を解説します。その他にも向いている人の特徴やフィンテックの簡単な解説、金融系SEの将来性も併せて解説します。

 

本記事を一読すると、金融系SEで求められることがわかるため、何をしないといけないのかが理解しやすくなるでしょう。

 

将来性があると言われている金融系SEを目指している人は、ぜひチェックしてみてください。

将来性がある金融系SE

出典:PIXTA

金融業界には、古くから金融系SEが活躍しています。近年でもITを活用した新サービスが次々に出てきているため、今後もその流れは変わらないでしょう。

 

金融業界はフィンテックやビッグデータ、AIの活用など最新技術を積極的に活用していることから、金融系SEは最先端のサービスに携われるという意味で、将来性があると言われています。

金融系SEを目指すなら知っておきたいフィンテックとは?

出典:PIXTA

フィンテックとは、金融という意味の「Finance」と技術という意味の「Technology」の2つを掛け合わせた造語です。要するに、ITを活用した新しい金融サービスということです。

 

フィンテックの例は、ビットコインなどの仮想通貨やクラウドファンディング、スマートフォン決済、クラウド会計ソフト、ソーシャルレンディングなどがあります。

 

フィンテックによって、今までにない金融サービスが出てくるため、新しいサービスの構築に携わる金融系SEにとっては、とてもやりがいが感じられるでしょう。

金融系SEの主な仕事内容

出典:PIXTA

金融系SEのクライアントとなる業界は、もちろん金融業界です。金融業界にも銀行や証券会社、保険会社があり、それぞれで仕事内容が大きく異なってきます。

 

ここでは、金融系SEが主に携わる銀行と証券会社、保険会社での仕事内容について見ていくことにしましょう。

保険会社SEの場合

保険会社SEの場合は、大きく分けて業務系と情報系にわかれてきます。保険会社のシステムは、基本的に業務を行う従業員向けに開発しています。

 

業務系システムとは、保険料の支払い状況や契約管理、顧客管理などに寄与するシステムのことです。それに対して、情報系システムとは、営業支援や経営支援を行うためのデータを収集したり、帳票を作成したりします。

 

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証券会社SEの場合

証券会社SEの場合は、主に業務系と情報系のシステムに携わることが多いでしょう。どちらのシステムも、証券会社の従業員を対象にしたものです。

 

業務系システムは、注文や約定の管理システムや顧客管理、コンプライアンスシステムなど証券会社の信頼に関わってくるものです。それに対して、情報系システムは、投資や銘柄、国内外の情報を共有すると共に、経営支援や営業支援のためのデータ分析や帳票作成を行います。

銀行SEの場合

銀行SEの場合は、大きく分けて勘定系・情報系・事務系の3つのシステムに携わることになります。

 

勘定系システムは、預金や貸出、為替など入出金および利息計算に関わるシステムです。情報系システムとは、営業支援や経営支援を行うために、取引データや口座情報、信用情報などを集計・分析するものです。

 

事務系システムとは、窓口での事務作業を支援するためのシステムに該当します。

金融系SEに向いている人の特徴

金融業界は、一度ミスをすると信用が失われるため、そういう環境の中働く金融系SEは、プレッシャーが大きいと言えます。しかし、やりがいがあり、給料が高い傾向にあるため、チャレンジする価値はあるでしょう。

 

ここでは、金融系SEに向いている人の特徴を5つ挙げます。向いていると思った場合は、ぜひともチャレンジしてみてください。

  • 責任感がある
  • わかりやすく伝える能力がある
  • プロジェクトを進められる能力がある
  • 正確な作業をする
  • 学習意欲が高い

1:責任感がある

金融業界は、利用者の財産情報などを取り扱っているため、金融系SEは、より一層責任感を持って業務を取り組む必要があります。どの仕事においても責任感を持って仕事をする必要がありますが、金融系SEはそれが強く求められるということです。

2:わかりやすく伝える能力がある

金融系SEは、顧客先企業の社員やプロジェクト内のエンジニアとコミュニケーションを取ることが良くあります。その中で、難しい用語をかみ砕くようにわかりやすく伝える能力が必要になります。

 

口頭でのプレゼンや資料作りも含めて、わかりやすく伝える能力がある金融系SEは、プロジェクト内で重宝される人材になるでしょう。

3:プロジェクトを進められる能力がある

金融業界は、フィンテックをはじめとして新しいサービスが次々と出てきています。そういう激動の金融業界の中で、金融系SEはプロジェクトを遂行していかなければいけません。

 

プロジェクトを遂行するためには、金融業界の新しい情報を常にキャッチする必要があります。携わっている金融業界の業界知識を獲得するために、セミナーに参加したり、業界紙を読んだり、関連する資格を取得したりすると良いでしょう。

4:正確な作業をする

金融系システムはお金を扱い、計算処理が多くなります。その中で、ちょっとした間違いがあるだけで、信用を落としてしまう結果になりかねません。

 

金融系SEは、正確な作業をすることが求められます。早く作業ができたとしても、ミスが多いのでは話にならないでしょう。より正確で早い作業を行えるように努力しましょう。

5:学習意欲が高い

今後の金融業界は、めまぐるしく変化することが予測されています。そういう中で、金融系SEは顧客のニーズに応えるために、新しい出来事や技術に対して敏感になる必要性があります。

 

金融系SEで、IT技術や金融業界に対しての学習意欲が低い人は、なかなか顧客のニーズに応えることが難しいでしょう。そのため、常にIT技術や金融業界について学習していくことが肝心です。

金融系SE目指すなら知っておきたいプログラミング言語

出典:PIXTA

SEを目指すのなら、少なくとも金融系システムで用いられるプログラミング言語は、知っておきたいところです。

 

ここでは、金融系SEを目指す場合に知っておきたいプログラミング言語として、JAVA・COBOL・C#の3つを取り上げていきます。特に、この3つのプログラミング言語は、最低限理解できるくらいのスキルが必要です。

1:JAVA

JAVAはOSなどの環境に依存しないプログラミング言語なため、WebサイトやAndroidアプリ、業務システムなどさまざまなところで活用されています。汎用的に利用できる利点があるため、JAVAはとても人気があるプログラミング言語です。

 

JAVAは金融系システムでも選ばれるため、金融系SEとして習得したいところです。

 

金融系システムは従来からCOBOLが使用されてきましたが、COBOLが使用できるエンジニアが減ってきているため、JAVAに移行するケースが増えてきています。

2:COBOL

金融系システムでは、未だにCOBOLが使用されているところもあるため、まだまだ一定の需要があると予測されています。COBOLは古いプログラミング言語ですが、データ処理能力が高いこともあって、金融系システムで重宝されています。

 

若いエンジニアのCOBOL離れが進んでいますが、金融系SEに携わりたいならば、COBOLを覚える価値はあるでしょう。

3:C#

C#は、マイクロソフトにより開発された比較的新しいプログラミング言語です。C#はJAVAとC++の良いところを取り入れており、JAVAを習得していればC#の習得はしやすいと言えます。

 

C#はOSを選ばずに利用でき、金融システムのような大規模システム開発にも活用されています。

金融系SEに必要なスキルや有利な資格

金融系SEを目指したい場合は、そこで必要となるスキルや資格を取得しておくと良いでしょう。金融系SEで必要となるスキルは、プログラミング能力などエンジニアの基礎知識や金融業界の業務知識、コミュニケーション能力などが挙げられます。

 

必須となる資格はありませんが、金融業務を少しでも理解するために、銀行業務検定やAFP資格などを目指してみると良いでしょう。

 

銀行業務検定は、銀行や信用金庫、保険会社の職員が受検することが多いです。AFP資格は、相談者に対してファイナンシャルプランナーとして適切な提案ができることを証明する資格です。

金融系SEを目指すなら必要なスキルや資格を取得しておこう

金融系SEは顧客先によって業務内容が異なり、きつい面もあります。しかし、近年ではフィンテックを推し進める動きが活発なため、金融系SEは将来性がある仕事と言えます。

 

金融系SEに興味がある場合は、今回紹介した必要なスキルと資格を積極的に取得しておくと良いでしょう。

 

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