文系学生がプログラミングを学ぶメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。本記事では文系学生がプログラミングを学ぶメリットやプログラミングに向いている文系学生の特徴、おすすめのプログラミング言語などを紹介しますので、参考にしてみてください。
「文系の学生でもプログラミングを習得することはできる?」
「文系の学生がプログラミングを学ぶことには、どんなメリットがあるの?」
「おすすめのプログラミング言語にはどんな種類がある?」
このように、文系でもプログラミングを習得したいと考えている人は多いのではないでしょうか。
本記事では、文系学生がプログラミングを学ぶメリットや文系学生におすすめのプログラミング言語などを紹介しています。本記事を読むことで、文系学生でもプログラミングを学べる理由を把握できるでしょう。
また、文系学生におすすめのプログラミング言語やスクールの選び方なども紹介しているため、これからプログラミングの勉強を始めるという人にも参考にして頂けるでしょう。
文系学生がプログラミングを学ぶメリットを知りたい人は、ぜひチェックにしてみてはいかがでしょうか。
文系学生でもプログラミングはできる?
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文系の学部に所属している学生の中には、プログラミングを習得することができるのかどうか知りたいという人も多いのではないでしょうか。結論から述べますと、文系学生でもプログラミングを習得することは十分可能だと言えます。
文系だからといって、プログラミングに向いていないということはありません。むしろ、文系だからこそ、プログラミングを学ぶことのメリットも多いと言えるでしょう。
文系学生がプログラミングを学ぶ7つのメリット
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文系の学生がプログラミングを学ぶことには、多くのメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのか把握しておくことで、プログラミング学習のモチベーションを高めることもできるでしょう。
ここでは文系学生がプログラミングを学ぶメリットを紹介しますので、参考にしてみてください。
- スキルを活かせるバイトが多い
- 勉強時間を確保しやすい
- 就職活動で有利になる
- 実務の経験を積める
- 学割でお得に学べる
- 働き方の選択肢が増える
- 人脈が広がる
1:スキルを活かせるバイトが多い
大学生が行う一般的なアルバイトの場合、時給900円~1,200円程度が相場だと言えるでしょう。しかしプログラミングのスキルを習得すれば、プログラミング関連の高単価なアルバイトにもチャレンジすることができます。
また、クラウドソーシングサイトなどを利用すれば、プログラミングスキルが求められる開発案件は豊富に見つかります。大学生のうちからスキルを活かして稼ぐことができる点は、大きなメリットだと言えるでしょう。
2:勉強時間を確保しやすい
大学生の場合、社会人と比べても時間的な余裕があります。特に文系の場合は、理系のように研究や課題で時間が取れないということも少ない傾向があるため、プログラミングを勉強する時間を確保しやすい点がメリットだと言えるでしょう。
社会人になってから勉強しようとすると、仕事と並行して勉強時間を確保する必要があると言えます。そのため、プログラミングに興味があるのならば、時間的な余裕のある大学生のうちに勉強しておくのがおすすめでしょう。
3:就職活動で有利になる
現在、IT業界はエンジニア不足の状態になっていると言えるため、プログラミングスキルを持った人材の需要が非常に高い状態にあるでしょう。そのため、プログラミングスキルを習得しておけば、就職活動も有利に進めることが可能だと言えます。
また、プログラミングスキルは簡単に身につくものではないと言えるため、スキルを習得することで向上心やモチベーションの高さも併せてアピールすることが可能になるでしょう。
4:実務の経験を積める
前述のとおり、プログラミングスキルを身につければ、プログラマーのアルバイトをすることも可能でしょう。そのためプログラミングスキルがあれば、学生のうちからプログラマーとしての実務経験を積み上げることができるでしょう。
新卒の場合は実務経験がない人の方が多いため、アルバイトでもプログラミングの実務経験があると有利に働くと言えます。近年ではプログラミングスキルを持った人材のニーズが高いことから、IT業界以外にエントリーする場合も有利になるケースが多いでしょう。
5:学割でお得に学べる
プログラミングを学ぶ場合、プログラミングスクールを利用するのが効率的だと言えます。プログラミングスクールは高額な費用が必要になるというデメリットがありますが、学生のうちであれば学割を利用することで、費用を抑えてお得に学ぶことも可能でしょう。
スクールによって違いはありますが、学割によって30%前後費用が安くなるケースもあると言えます。そのため、スクールを利用するのであれば学割があるスクールを選ぶことも大切でしょう。
6:働き方の選択肢が増える
文系の学部を卒業した場合、就職先の選択肢は営業職や事務職などが一般的だと言えます。しかしプログラミングスキルを身につけることで、プログラマーやシステムエンジニア、Webデザイナーなど働き方の選択肢を増やすことが可能でしょう。
プログラミングスキルはIT業界以外でも求められるようになってきていると言えるため、あらゆる職種の中から就職先を選べるようになるでしょう。
7:人脈が広がる
プログラミングスキルを身につけてインターンやアルバイト、セミナーなどに参加すれば、エンジニアとして働いている人との人脈を広げることも可能でしょう。
将来エンジニアとして就職することを検討している場合、現役エンジニアとの人脈があれば直接疑問点を質問することも可能だと言えます。また、人脈を活用して良い就職先を探したり、そのまま就職したりするチャンスもあるでしょう。
プログラミングに向いている文系学生の6つの特徴
ここまで紹介したとおり、文系学生がプログラミングを学ぶことには多くのメリットがあります。特にプログラミングに向いている人であれば、文系からでもしっかりとプログラミングスキルを身につけることができるでしょう。
ここでは、プログラミングに向いている文系学生の特徴について解説します。
- 勉強を継続できる
- 論理的思考を身につけたい
- ものづくりが好き
- 語学力がある
- コミュニケーション能力が高い
- 文章力や読解力がある
1:勉強を継続できる
プログラミングに限りませんが、新しいことを学ぶには粘り強く勉強を継続することが大切だと言えます。文系学生の中でも勉強を継続できるような人は、プログラミング学習に向いていると言えるでしょう。
特にプログラミングの場合、習得するまでに何百時間という勉強時間が必要になるでしょう。また、学習を進める中でエラーにつまずくことも多いと言えるため、モチベーションを保てずに途中で挫折してしまう人も多いと言えます。
そのため、何度つまずいても諦めずに勉強を続けられる人が向いていると言えるでしょう。
2:論理的思考を身につけたい
プログラミングを行う場合、ゴールから逆算してどのような工程が必要になるのかを検討する必要があると言えます。また、エラーが発生した場合には原因を探るために、仮説を立てて検証することになるでしょう。
そのため、プログラミングには物事を筋道立てて検討し、結論へ導く論理的思考力が必要だと言えます。プログラミングを学ぶことで自然と論理的思考が身につくため、文系学生の中でも論理的思考を身につけたい人はプログラミングがおすすめでしょう。
3:ものづくりが好き
プログラミングはアプリケーションやシステムなどを作成することになるため、ものづくりの1つです。そのため、もともとものづくりが好きな人はプログラミングに向いていると言えるでしょう。
コツコツとコードを記述していくことでだんだんと目的とするものができあがっていくため、ものづくりとして楽しみながらプログラミングができるでしょう。また、実際に目的とするものが完成したときには、大きな達成感を得ることもできると言えます。
4:語学力がある
IT系の最新情報は基本的にアメリカなどを中心とした海外のメディアから発信されるため、テキストは英語になっています。語学力のある文系学生であれば、英語で書かれた最新のIT情報を素早くキャッチできるでしょう。
そのため、プログラミングを学んでプログラマーになった場合、他のプログラマーと比べて収集できる情報の量に差をつけられるため、活躍できる可能性が高いと言えます。
5:コミュニケーション能力が高い
プログラマーとして仕事をする場合、基本的にはチームとして作業を進めることになります。そのため、コミュニケーション能力が高い文系学生は、プログラマーとしての素質があると言えるでしょう。
チームメンバーと情報共有しながら作業を進めるためにも、上長やクライアントの意図を的確に理解するためにも、コミュニケーション能力は必須になります。
6:文章力や読解力がある
プログラマーとして仕事をする場合、プログラミング以外にもメールやチャットなどを使ったテキストベースの業務も行うことになるでしょう。また、マニュアルや進捗報告書などを作成することも多いと言えます。
そのため、必要な情報を文章でわかりやすく伝えられる文章力や、相手の伝えたいことをテキストから読み取る読解力がある文系学生は、プログラマーに向いていると言えるでしょう。
文系学生におすすめのプログラミング言語
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プログラミング言語にもさまざまな種類があり、言語によって特徴やできることなどが異なっています。また、習得難易度なども異なると言えるため、未経験から学ぶのであれば、どのプログラミング言語を選ぶのかも重要になってくるでしょう。
ここでは文系学生におすすめのプログラミング言語を紹介しますので、参考にしてみてください。
PHP
PHPは、Web制作に特化したプログラミング言語です。WebアプリケーションやWebサイト開発などに用いられる言語となっているため、Web制作を目的にプログラミングを学ぶのであれば、まずはPHPを押さえておくと良いでしょう。
PHPは文法も平易であると言えるため、他の言語と比較しても初心者におすすめの言語です。初めてプログラミングを学ぶのであれば、まずはPHPから学んでみるのも良いでしょう。
Java
Javaは、さまざまな種類があるプログラミング言語の中でも、特に汎用性の高いと言える言語です。業務系システムやWebアプリケーション、スマホアプリ開発など多くの分野で開発に用いられており、求人も豊富にあるでしょう。
オブジェクト指向型言語であるため難易度は高めだと言えますが、Javaを習得できれば他の言語の習得も容易になるでしょう。特に大規模システム開発には必須だと言える言語となっているため、押さえておきたい言語の1つだと言えます。
Ruby
Rubyは、さまざまなWeb開発に用いられているプログラミング言語です。日本発の言語で、コードがシンプルで読みやすいというのがメリットでしょう。
また、Webアプリケーションフレームワークの「Ruby on Rails」を利用すれば、効率的なWeb開発が可能になると言えます。
食べログやクックパッドなどの有名なWebサービス開発にも用いられており、ベンチャー企業での需要が高いと言える言語であるため、自分でWebサービスの開発をしたい場合はRubyがおすすめだと言えるでしょう。
Python
Pythonは、AI開発や機械学習などの分野で注目されているプログラミング言語です。他にもWebサービス開発やスマホアプリ開発などにも対応できるため、汎用性が高い言語だと言えます。
また、文法もシンプルで読み書きしやすいと言えることから、習得難易度も高くはないでしょう。具体的にどのような分野の開発をしたいのか決まっていない場合は、汎用性が高く将来性も期待できるPytyonを学ぶと良いでしょう。
文系学生のプログラミング学習におすすめのツール
プログラミングを勉強する場合は、学習ツールなどを活用するのがおすすめでしょう。近年では、初心者からでもプログラミングの勉強を始めやすいと言えるさまざまなツールが登場しているため、利用することで効率的な学習が可能になるでしょう。
ここでは文系学生のプログラミング学習におすすめのツールを紹介しますので、参考にしてみてください。
ドットインストール
ドットインストールとは、数分の短い動画でプログラミング学習が行えるツールです。すべてのレッスンが数分以内の動画で提供されているため、通学や講義の合間など空いた時間を利用して、スマホからでもプログラミング学習を進められます。
また、提供されているレッスンの種類も幅広く、興味のある分野を集中的に学ぶことも可能でしょう。動画を見るだけでなく自分でWeb開発環境を整えることもできるため、実践的な知識を習得することができるでしょう。
progate
progateは、イラスト中心のスライドでプログラミングを学べるツールです。多くのユーザーが利用しているプログラミング学習サービスで、大変多くの国で提供されています。
スライド学習方式になっているため、自分のペースで学習することができます。また、スライドで学んだ内容はその場ですぐに手を動かして実践することができるため、着実にプログラミングスキルを身につけていくことができるでしょう。
Schoo
Schooは生放送でさまざまなジャンルの授業を提供している学習ツールです。ITスキルを始めとした幅広い分野の授業を生放送しており、無料で授業に参加することができます。
授業はライブになっているため、双方向のコミュニケーションが行えます。わからないことがあればその場で講師に質問することができ、他のユーザーの意見も知ることができるため、学びを深めることができるでしょう。
プログラミングスクールの選び方
未経験からプログラミングを学ぶのであれば、プログラミングスクールを利用するのもおすすめでしょう。スクールに通うことで、独学よりも効率的にスキルを習得していくことができると言えるでしょう。
ここではプログラミングスクールの選び方について解説します。
- サポートが充実しているか
- 通学するかオンラインか
- 学割があるか
- 経験豊富な講師がいるか
- 無料で相談や体験ができるか
- 実績を残せるか
サポートが充実しているか
プログラミングスクールは、就職サポートなどのサポートが充実しているスクールを選ぶと良いでしょう。たとえばキャリア相談や企業紹介、応募書類の添削などのサポートを提供しているスクールであれば、プログラミングを学んだ後はそのまま就職もしやすくなると言えます。
通学するかオンラインか
プログラミングスクールには通学型とオンライン型の2種類があります。通学型の場合は決まった日時に通うことになるため、学習のモチベーションが保ちやすいと言えます。
一方、オンライン型の場合は近くにスクールがなくともインターネット環境とパソコンがあれば学習を進められるなどのメリットがあると言えるため、自分に合ったタイプを選ぶようにしましょう。
学割があるか
前述のとおり、学生であれば学割が使えるスクールもあるため、学割などの学生限定のサービスを提供しているプログラミングスクールを選ぶと良いでしょう。学割の制度があるスクールであれば、費用を抑えて学習することができます。
経験豊富な講師がいるか
経験豊富な講師から直接指導してもらえるスクールであれば、実際の業務で活かせるノウハウも学ぶことができると言えます。そのため、現役のエンジニアなどが講師を務めているスクールを選ぶと良いでしょう。
無料で相談や体験ができるか
プログラミングスクールでは、申し込む前に無料体験や相談などを実施しているケースも多いと言えます。このような制度を利用すればスクールの雰囲気を理解しやすいため、無料相談やコース体験などを実施しているスクールを選ぶようにしましょう。
実績を残せるか
カリキュラムの中に「ポートフォリオの作成」が含まれているスクールを選ぶことで、実績を残すことができます。ポートフォリオは自身のプログラミングスキルを証明できるものであるため、スクールで作成しておけばエンジニアへの就職活動の際に役に立つでしょう。
文系学生のプログラミング学習に関する疑問点
これからプログラミング学習を始めようと考えている人の中には、文系からでもプログラマーになれるのかどうかなど、さまざまな疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
ここでは最後に、文系学生のプログラミング学習に関する疑問点について解説します。
文系でもプログラマーになれる?
文系でもプログラマーになることは十分可能でしょう。プログラミングの業務では四則演算程度の知識は求められますが、計算などの作業はツールに任せるケースが多いと言えるため、高度な理系のスキルは必要ないでしょう。
それよりもコミュニケーション力などの方が重要になるケースも多いと言えるため、文系でも問題なくプログラマーになることができるでしょう。
独学とスクールのどちらが良い?
独学でもプログラミングを習得することは可能と言えますが、確実にスキルを身につけたいのであれば、プログラミングスクールに通うのがおすすめでしょう。独学に向いている人であれば良いですが、そうでない場合は途中で挫折してしまうリスクが高いでしょう。
文系でもIT企業で働ける?
学歴不問や未経験歓迎で人材を採用しているIT企業は多いと言えるため、文系でもIT企業に就職することは可能でしょう。また、多くのIT企業は人材不足の状態にあると言えるため、将来性を見込んで積極的に採用していると言えます。
そのため、プログラミングスキルを身につければ、IT企業への就職は十分可能だと言えるでしょう。
文系学生がプログラミングを学ぶ方法を知ろう
出典:PIXTA
文系学生であってもプログラミングスキルを身につけて、IT企業に就職することは可能でしょう。ぜひ本記事で紹介した文系学生がプログラミングを学ぶメリットやおすすめのプログラミング言語などを参考に、プログラミングを学んでみてはいかがでしょうか。

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