JFEエンジニアリングの夏インターン体験記(エンジニアリング)_No.24561

エンジニアとしてEPCの全体観を経験するグループワーク

1日目はブレイクアウトを兼ねて軽いワーク。その後2，3日目は本格的に社員の立場からEPCの流れを経験した。

インターンを通じて、JFEエンジニアリングが「人と情報のつながり」を何より重視し、チームで価値を生み出す風土を大切にしていることを肌で実感した。EPC体感ワークでは、情報をいかに正確かつ効率的に共有するかがプロジェクトの成否を左右することを学び、エンジニアとしての責任感とやりがいを強く感じた。

一緒に参加した学生は、早慶・旧帝大を中心とする優秀な学生が多く、論理的思考力や資料読解力に長けていると感じました。限られた時間で膨大な資料を読み解き、工学的視点と社会的視点を両立させながら仮説を立てて議論を進める様子は刺激的でした。

社員の方々は終始フラットに接してくださり、技術的な質問にも丁寧に答えてくださいました。中間発表やフィードバックの際には「なぜその論点を選んだのか」「より現実的にするには何が必要か」といった建設的な問いを投げかけてくださり、思考の深さを問われました。

ワークを通じて、JFEエンジニアリングのEPCビジネスの全体像や、各工程における技術者の役割の重みを実感できました。特に印象的だったのは、情報伝達や共有の重要性をチームワークを通じて体験したことです。また、単なる施工会社ではなく、グローバルに事業を展開する総合エンジニアリング企業としての幅広い業務領域も理解でき、より具体的に働くイメージが湧きました。

エンジニアとして求められる「技術を社会課題にどう落とし込むか」という視点を実感しました。資料分析から仮説を立て、チームで検証・調整を繰り返す中で、構造的に物事を捉える力や、論理的かつ簡潔に説明する力が大きく鍛えられました。

非常に充実した3日間でした。最初に大量の技術資料やプロジェクト情報が提示され、そこから本質的な課題を抽出し、限られた時間内で論点を整理して提案をまとめるという実践的な内容でした。社員の方のサポートやフィードバックも質が高く、学生主体の学びが尊重されていた点も印象的でした。

技術職といっても単に技術を深掘りするだけでなく、「社会との接点をどう意識するか」が求められることを学びました。プロジェクトを進めるには、技術力に加え、情報の読み取り・整理・共有といった“エンジニアリング”の本質的な力が不可欠だと実感しました。加えて、仲間との密な連携や、異なる専門性を持つ人との協働力も非常に重要であることを痛感しました。

JFEエンジニアリングのインターンは、技術・ビジネス・社会の3つを横断的に捉えることが求められる、非常に実践的な内容です。EPCという業務フローを事前に調べておくと、議論の質が格段に上がります。与えられた情報を鵜呑みにせず、なぜその課題なのか、どうすれば解決できるかを多角的に考える姿勢が重要です。自分の考えを根拠を持って伝える訓練もしておくと良いと思います。