良品計画の夏インターン体験記(総合職)_No.9935

特定の店舗を選定して、利益追求と地域貢献の両者を目指した施策を考える。

インターンシップ開始後まずは簡単なワークの説明があった。前日までに概要がメールに送られてきているので、当日参加した時にはみな各々の案を持っている状態。ブレイクアウトルームに分かれ、各々の案を発表し、誰の案をベースに施策を立てるかを協議する。実際のお題としては、具体的な店舗をひとつ選び、そこの客層や土地柄、課題点などを考え、利益と地域貢献の両者を追求することの出来る施策をチームで考えて発表するというものだった。発表後は優勝チームが決まり、各々の発表へのフィードバックが行われた。その後30分ほど社員交流会があり終了。

店舗運営業務ということで実際の経営企画を行ったのだが、参加前には体験したことのない領域であり、その難しさややりがいというのはイメージでしかなかった。しかしインターンシップを通して実際に体験をして、難しさはあったもののその楽しさややりがいを実感することができた。社員の方も優しく教えてくださり、人の魅力にも触れることが出来た。これらの理由から志望度はよりあがった。

本音ベースで言うと、あまりレベルは高くなかった。ESのみという敷居の低さもあって、割と気軽に参加している人も多かった。一緒に取り組んだグループメンバーは、具体的な店舗を選定していない人やそもそも何も考えてきていない人、1時間の話し合いで二言くらいしか話さない人などもいて、少しグループとして進めていくには苦戦を強いられることとなった。

定期的にブレイクアウトルームに入って進捗確認や質問受け付け等をしてくださった。進捗が若干遅れていると判断した場合には適切なアドバイスや、議論が進みやすくなる取っ掛りのようなものをくださって非常に助かった。

良品計画がいかに利益追求と地域貢献追求の両者を抜かりなく行っているかを学ぶことが出来た。フィードバックではその2点をとにかく評価しており、どちらかに傾いているとその真意を質疑応答では質問された。それほど社員の方が強くこだわっている部分なのだなと痛感した。これが地域で愛され続けている秘密なのだなと思った。

より利益追求の視点を養うことが出来たと感じる。インターンシップ参加前は、経営企画をするとなったらどうしても地域貢献に偏ったボランティアのような施策を立ててしまっていた。しかしインターンシップでそこを指摘され、なんの素材を使って、人件費をどれくらい使って、客単価がいくらで、何日間でいくらくらいの利益ができるのかをしっかり考える必要があると学んだ。

1Dayのインターンシップでありながら、グループワークとプレゼン、社員からのフィードバックに加えて社員交流会もあり、盛りだくさんの内容だった。フィードバックの時間も長めにとってあり、学びの多いインターンシップだったと感じる。

前述した内容と重複してしまうがビジネスの視点がいかに必要かというのを何よりも学んだ。地域貢献をしたいという思いが強すぎて、施策がボランティア活動のようになってしまっていた。客単価や利益をしっかりと計算して、本当にその施策は店舗のためにもなっているかを今一度考え直すべきという指摘をいただいた。学生には養いづらいこのビジネスの視点というのをインターンシップを通して何より学べた。

ESを提出する前にしっかり第三者に添削してもらうことをオススメする。本当にそれで志望の熱意が伝わっているかどうか、ガクチカは分かりやすく簡潔にまとめられているか、構成に問題は無いかなど自分では気付きにくい点もあるので、第三者にしっかり見てもらうのが良い。