トヨタ車体の夏インターン体験記(開発職)_No.25049

車両の性能評価に関する実務体験。最終日には、体験内容と学びについて配属先の部長に向けて成果発表を行うことが課題であった。

1日目にオリエンテーションを受けた後、開発部署に配属された。2日目以降は空調性能の実車評価、人間工学に基づいたシート性能評価、試験場での車両走行試験など、現場での実務を体験した。最終日には成果発表と参加者全員での共有会が行われた。

参加者にはリクルーターがつき、本選考の早期選考ルートに案内される。現場社員からは「内定も同然」という言葉もあり、内定に直結する可能性が極めて高い。

参加前に抱いていた「武骨で厳しい」というイメージとは全く異なり、社員の方々が非常に温かく、風通しの良い社風であったため。事業内容や将来性に加えて、働く「人」の魅力に強く惹かれ、この環境でキャリアを築きたいという思いが高まった。

参加者には担当のリクルーターがつき、その後の本選考において早期選考ルートに案内されるというフォローがある。

参加者の大半が地方の国公立大学に在籍する大学院生であり、学部生はほとんど見られなかった。

上司や先輩社員はインターン生一人ひとりを気にかけてくれ、壁を感じさせない親しみやすい態度で接してくれた。社員同士の仲も良く、チームワークを重視する文化が根付いていると感じた。

他社のインターンにありがちな机上の空論のワークとは異なり、非常に実践的な内容であったため。空調性能やシート性能といった快適性に関する実車評価や試験場での走行試験など、開発業務の具体的なプロセスを体験できた。

受け身で業務を体験する側面が強かったため、スキルアップという観点での自己成長の実感は限定的であった。しかし、企業や業界、そして自身のキャリアに対する解像度を飛躍的に高めることができた点は大きな成長だと感じている。

他社の抽象的なグループワークとは一線を画し、実際の部署でリアルな業務を体験できたから。社員の方々の手厚いサポートのもと、非常に楽しく、学びの多い6日間を過ごすことができた。

現場の第一線で実務を体験できたことで、大学での研究が実社会でどのように応用されるのかを具体的に理解できた。また、社員と深く交流することで、企業のウェブサイトだけでは分からない、職場のリアルな雰囲気や働きがいを知ることができたのが最大の収穫であった。

同社の開発職を志望する場合、このインターンシップへの参加は必須と言える。参加しない場合、開発部門への配属は極めて困難だと聞いた。選考では「なぜトヨタ自動車ではなく、トヨタ車体なのか」を明確に伝えることが重要になる。事業内容を深く理解し、自身の専門性と結びつけて話せるように準備すべきだ。