川崎重工業の夏インターン体験記(技術系総合職)_No.20746

5日間でそれぞれ異なるディヴィジョンに関するテーマについてグループワークを行う。

1日目に、事前に受けた性格診断の結果をグループで共有するなど、自己分析を深める時間があった。また、5日間のインターンの目標などを性格診断の結果も踏まえつつ決定してグループで共有した。
2日目から5日目はタービンや水素エンジンなどについて、実際にあった事例をもとにした課題に対してグループワークを行った。制限時間の中で筋道を立てて結論を出したのち、発表した。グループメンバーは5日間通して同じであった。
最終日にはそれまでに記入したワークシートなどを踏まえてグループの中でメンバー同士フィードバックを行った。

参加者は早期選考に呼ばれた。

グループワークが中心だったとはいえ、川崎重工が大事にしているマインドや歴史などについて毎回触れる機会があったので企業理解がかなり深まった。また、人事の方の人柄がよく、働きやすさも感じ取れたため。

オンラインインターンシップへの参加自体は抽選といわれていた通り、地方国立や私立の工業大学、旧帝大までの院生や学部生と比較的幅広いイメージだった。ただ、グループワークでは制限時間が短かったこともあり議論が活発に行われ、コミュニケーションが苦手そうな学生は制限時間ゆえに質問が降られることもなく置いていかれてしまっていた。

基本的に人事の方が説明や司会を行っていたので社員の方々との直接的な交流はあまりなかった。グループワーク中はブレイクアウトルームに入るので社員の方はいない状況になるが、時々様子を見にブレイクアウトルームに入ってくるという感じであった。

あまり初対面の学生とのグループワークに慣れていなかったが、インターンシップを通して自分の強みや課題などが明確になったため。また、川崎重工側も自己分析が進むようにサポートしてくれていたため、時期的にも助かった学生は多いと感じた。

5日間開催されたがどれもおよそ半日間であり、時間に対して得られた学びは大きいと感じたため。

企業の理解度に関しては、グループワークで扱う課題もただの過去の事例ではなく、その課題にまつわるエピソードや当時の社員の対応などが解説されるため、川崎重工のマインドのようなものが掴めた。特に、技術深化と技術統合が川崎重工の重要な強みであることが学べた。
自己の学びとしては、初対面の人と限られた時間の中でどう議論を深めるか、意見をすり合わせるかのノウハウのようなものが学べた。

選考自体は抽選とされており、実際ESの設問数も少なかったので特に対策することはないと感じた。が、グループワークでの制限時間がシビアな場合が多く、自分から積極的に発言しようとしないとかなり苦痛になってしまうとも感じた。最終日にグループ内のメンバー同士で5日間のフィードバックをするが、何も発言していなかった人へのフィードバックは少し気まずかった。