オービックの夏インターン体験記(営業職)_No.20012

経営者の視点を持って顧客の経営課題を解決する。

1日目は事業説明や会社説明を結構な長尺で受けた。一通り業務内容についてイメージを持った後、顧客の基幹システムを自社のパッケージソフトに刷新していくワークを行なった。2日目に発表がある形のため、1日目は発表の準備にほとんど費やした。

志望度が特に変わらなかった要因としては体育会のカルチャーが自分にあまりマッチしないように感じたからだ。ワークの休憩時間に社員同士が話をしていて、その時の雰囲気がいかにも昭和の体育会といった様子でかなり衝撃を受けてしまった。その後企業について深く調べると、朝礼やラジオ体操を未だにやっていると知り、驚いた。

MVP受賞者限定の座談会のお誘いをいただいた。

課題解決型のワークであったため、資料をしっかりと読み込んで顧客のニーズを掴む必要があったと思うが、班員は新規事業の立案と勘違いしているのか突飛なアイデアを発散し続けるだけの状態になっていた。具体と抽象の行き来をすることが苦手な、思考力の低い学生が多く、苦労したためこのような評価になった。

先ほどの志望度が下がった理由と重なってしまうが、カルチャーマッチができなかったことが大きな要因である。上場企業であれば基本的に時代に合わせて社風も変化するものだと思うが、いまだにセクハラやパワハラに近い発言が飛び交っていたことから、アップデートされていない組織なのだと率直に感じた。

理解度に関しては上がったと思う。特にSIerの側面だけではなく、ソフトウェアベンダーとしての側面についても深く学ぶことができた。

課題解決型のグループワークの方法を全く理解していない班員を角が立たないようにまとめながら時間内に成果物を提出できたことは良かったと思う。班員に恵まれなかったことが自分の成長につながった。

ワーク自体はSIerの営業としての業務内容を網羅的に理解するのにちょうど良い内容だったと思う。しかし、会社説明や事業説明のパートがかなり長かったため、もっと良い構成の仕方があったのではないかと思った。

インターンで学んだことは、ソフトウェアベンダーとしてオービックがどのように顧客企業に対して価値提供しているのかということである。また、ソフトウェアベンダーであるからこそ高い利益率を誇り、社員に対して報酬として高い水準の給与を支払えているということも理解できた。

選考の段階では特に鬼門となるようなところはないと思うので、気軽にエントリーシートを提出すれば良いと思います。インターンシップの内容自体はSIerについて網羅的に理解できるようなものになっているので、IT業界志望の大学生は受けてみてもいいかもしれません。