あずさ監査法人の夏インターン体験記(アドバイザリー)_No.24593

仮想の自動車メーカーに対して、ESG経営を推進するための非財務情報の開示・活用支援策を提案する。

1日目にESGに関する基礎知識やCFOとESG推進室の視点の違いなどを学び、2～3日目にヒアリング情報を基に仮想企業の課題を特定。最終日にグループで提案をまとめ、プレゼンを実施した。評価軸として実現価値・実現可能性・独創性が設定されており、KPMGの強みも意識した提案が求められた。

優遇内容としては、本選考を早期に開始できることと、Webテスト選考の免除があった。ただし、面接免除や内定直結といった明確な優遇はなかった。

ESG推進に対して、企業の経営陣と同じ目線で課題を深掘りし、ITやデータ活用を踏まえた現実的かつ実行可能な提案を行う姿勢に魅力を感じた。また、若手のうちからそのような案件に関わるチャンスがある点にも惹かれた。

限られた時間の中でも論点を構造的に整理し、KPMGの強みに立脚した提案を迅速にまとめあげる学生が多かった。グループワークでも、他者の意見を的確に咀嚼し、建設的な議論へとつなげる姿勢が印象的だった。

社員の方々は親身に参加者の発言を聞き、的確かつ丁寧なフィードバックをくださった。座談会でも学生の質問に真摯に向き合っており、誠実で穏やかな雰囲気が感じられた。

監査法人でありながら、経営の根本課題にまで踏み込んだアドバイザリー支援を提供している点や、ESG経営に対する実践的なアプローチ、データドリブン経営支援の現状と課題を具体的に学ぶことができた。

グループでの役割分担や限られた時間での情報整理・課題設定の力が求められ、論理的な思考力やプレゼン構成力を実践の中で鍛えることができた。また、他の優秀な学生から多くの刺激を受けた。

2日間の中でレクチャー・ヒアリング・グループワーク・発表・フィードバックが網羅されており、実務に近い課題解決の流れを体験できた。社員からのリアルなアドバイスも非常に有益だった。

ESG経営に対するCFOとESG推進部門の視点の違い、それぞれのニーズに対応するためのコンサルティング手法、さらに、非財務情報の開示が中長期的な企業価値の向上とどのように結びつくかについて、実務を想定したグループワークや社員の方からのフィードバックを通じて体系的に学ぶことができた。また、限られた情報から仮説を立て、顧客へのヒアリングや企業内の状況に応じて提案をブラッシュアップするプロセスの重要性も実感できた。

与えられた課題は抽象的な経営テーマであるため、事前にESGやサステナビリティ経営の基礎を押さえておくとスムーズに議論できる。また、プレゼンの評価基準が明確なので、構成やKPMGらしさを意識すると良い。