あずさ監査法人の夏インターン体験記(アドバイザリー)_No.24546

2日間にわたるグループワーク型プログラムで、会計・財務アドバイザリー、金融アドバイザリー、サステナビリティ、デジタルイノベーションなどをテーマに据えた実務体験を行った。

初日はカードゲーム形式を通じて、各分野のアドバイザリーの基本構造を理解し、リスク対応や戦略提案の骨子を学んだ 。2日目には架空企業に対する本格的な課題解決ワークショップに挑戦し、データ分析・仮説構築・提案資料作成を通じて、クライアント視点に立ったアドバイザリー業務全体を体感した 。最後にはグループ発表を行い、現役コンサルタントやパートナーから詳細なフィードバックを受けた。

志望度は大きく上がった。インターン中、社員の方々は非常にフレンドリーで親しみやすく、温かい雰囲気で接してくださいました。カードゲームワーク中や懇親会では、和やかに相談に乗っていただき、質疑応答も非常に丁寧でした 。また、ワーク発表へのフィードバックだけでなく、プロとしての姿勢や価値観への示唆を交えて助言くださった点も印象的でした 。

海外大、早慶、上位国立の学生のみ参加していた。

インターンを通じてまず学んだのは、監査法人において「クライアントの信頼ベースに立った提案力」がいかに重要かという点です。単なる会計処理の正確さだけでなく、その背景にある経営課題やステークホルダーとの関係性を踏まえ、「どう守り、どう支えるか」が求められました。ケースワークでは、限られた数値とヒアリング情報から本質的な課題を抽出し、構造的に整理して仮説を立て、論理的に説明する力が鍛えられました。また、メンバーとの議論を通じて、自分にはなかった視点や切り口を得ることで、チームでの合意形成力の重要性にも気づきました。社員からのフィードバックでは、「提案の背景にある会計・制度構造への理解」「実行可能性のあるアドバイスかどうか」といった観点が重視され、単発的な提案ではなく、クライアントとの信頼を積み重ねる視点が不可欠であると実感しました。

あずさ監査法人のインターンでは、ESもワーク自体も「信頼構築」を軸に論理的思考と丁寧さが試されます。事前準備として、監査法人が扱う「守り」の価値や、自分の経験とどう接点を持てるかを整理しておくと説得力が増します。ワークでは数値や背景から本質を抽出し、簡潔に構造化して伝える練習をしておくといいかもしれません。また、その際にはどんなに緻密な分析でも、提案の根底に「クライアントの利益を守る視点」があればより良いと思います。