日本郵政[日本郵政グループ]の秋冬インターン体験記(総合職)_No.20647

全国の郵便局ネットワークを核に、新たな顧客価値を創出する事業アイデアをグループで企画立案することがテーマでした。既存アセットを活かしつつ、地域の具体的なニーズを掘り起こす点が最大の挑戦課題です。

午前：日本郵政の事業構造や最近の取り組みを解説する講義
午後：4～5名のチームで地域課題を設定し、局ネットワークを使った解決策を立案・プレゼンテーション。社員からのフィードバックを受けながらブラッシュアップしました。

インターンを終えた後、業務の多面性や地域密着型サービスへの情熱を直に感じ、志望度は大きく高まりました。単なる「安定企業」という印象から、“社会課題解決に挑む革新企業”というイメージに変化しました。

論理的思考力やプレゼン技術に優れた学生が多く見受けられました。一方で情報整理に時間を要するメンバーもおり、レベルの幅がややあった印象です。

社員の方は親しみやすく、かつプロフェッショナルでした。質問には的確に答えてくださり、こちらの意見を丁寧に汲み取ろうとする姿勢が強く感じられました。

講義での事業全体像に加え、グループワークで連携領域（郵便×物流×金融）のシナジー創出の難しさと可能性を体感できたため、書面だけでは見えない実務の本質を深く理解できました。

短時間で「課題の本質把握→解決策立案→提案資料作成→発表」という一連の流れを経験し、論点整理力とプレゼン構成力が飛躍的に向上したと実感しています。

座学と実践型ワークのバランスが良く、ただ学ぶだけでなく、即座に手を動かして検証できる構成だったため、飽きる間もなく集中して取り組めました。

全国規模のアセットを保有する企業でも、地域ごとの課題は千差万別であり、画一的なプランでは解決できないことを学びました。ビジネスモデル構築には「現場の声」を如何に早く吸い上げるかが鍵であり、顧客や社員との双方向コミュニケーションが不可欠です。また、既存資源を新たな視点で再定義し、社会課題と自社強みを結びつける発想力の重要性を痛感しました。

事前準備として、郵便局ネットワークが地域社会にどんな価値をもたらしているか、自分なりの仮説を立てておくことをおすすめします。ワーク中は「なぜその提案が地域に刺さるのか」を常に意識し、具体的な生活者インサイトを盛り込むと、説得力が格段に増します。また、時間管理を徹底し、アイデア出し→要素整理→発表資料作成のフェーズごとに目標を設定すると、短時間でも質の高いアウトプットが可能です。