三菱UFJインフォメーションテクノロジーの夏インターン体験記(システムエンジニア)_No.23922

インターンシップは、開発プロジェクトにおけるクライアントへのヒアリングから、現状の業務課題とあるべき姿の整理、そしてRPAを用いた業務効率化案の提案という一連のプロセスをロールプレイ形式で体験するものであった。

具体的な課題としては、住宅ローン審査業務の改善案を立案することが与えられ、クライアントの課題や要望をいかに正確に汲み取り、それを具体的な改善策へと落とし込むかを学ぶことがテーマであった。

優秀者には早期選考の案内が来る。

参加前は漠然としたイメージしかなかったが、金融ITプロフェッショナルとして、日本の金融を支える大きなシステム開発に携わることの面白さとやりがいを具体的に感じられたからである。特に、クライアントのヒアリングから始まり、課題特定、解決策提案という上流工程を体験できたことで、自身のスキルがどのように社会貢献につながるかを明確にイメージできるようになった。

皆、金融やITに対する関心が高く、グループワークでは活発で建設的な議論が常に交わされた。特に、与えられた複雑な課題に対し、論理的に思考し、多角的な視点から解決策を検討しようとする姿勢には感銘を受けた。異なる専門性を持つ学生たちが集まる中で、それぞれの知見を活かし、チーム全体でより良いアウトプットを目指す真摯な姿勢が見られたため、非常に有意義な協業体験となった。

社員の方々は皆、非常に温かく、私たちの質問に対して常に丁寧かつ誠実に答えてくれた。特に、プロジェクト体験ワーク中に提供されたグループ単位・個人単位でのフィードバックは、私たちが抱える疑問や課題に対し、的確なアドバイスを与えてくれるものであったため、深い学びにつながった。座談会でも、社員の方々が開発現場でのやりがいや個人的な仕事への思いを飾らない言葉で話してくれたため、企業の風通しの良さや社員の人柄の良さを強く感じることができた。

参加前は金融系のシステム開発会社という大まかな認識しかなかったが、インターンシップを通じて、住宅ローン審査業務のような具体的な金融業務の改善に、RPAなどの最新テクノロジーをどのように活用しているかを深く理解できた。特に、クライアントの潜在的な課題をいかにヒアリングから汲み取り、それを業務効率化へと結びつけるかという、上流工程におけるコンサルティング的な役割が非常に大きいことを具体的に学ぶことができた。

最も成長を感じたのは、実践的な課題解決能力と論理的思考力である。クライアントの具体的な業務課題に対し、ヒアリングを通じて本質を捉え、RPAという具体的なツールを用いて改善策を提案するという一連のプロセスを経験できたことで、机上の知識では得られない実践的なスキルが身についた。

単なる座学や企業説明に留まらず、実際の業務を模したロールプレイング形式で、開発プロジェクトの重要なフェーズを深く体験できたからである。クライアントヒアリングから課題解決提案までのプロセスを一貫して経験できたことは、他社のインターンではなかなか得られない貴重な機会であった。

金融ITプロフェッショナルとして、単にシステムを開発するだけでなく、クライアントの業務に深く入り込み、その本質的な課題をITの力で解決する役割を担っていることを学んだ。特に、住宅ローン審査業務を例にしたワークでは、RPAなどの最新技術が実際の業務効率化にどのように貢献するのか、その具体的なプロセスを体験できた。また、社員の方々が、常にクライアント目線で課題に向き合い、論理的思考力とコミュニケーション能力を駆使してプロジェクトを推進する姿勢からは、金融IT領域における高い専門性とプロフェッショナリズムを学ぶことができた。

事前にMUITの事業内容や金融ITに関する基本的な情報を調べておくと、ワークへの理解がより深まるだろう。また、社員の方々からのフィードバックは非常に貴重であるため、素直に受け止め、次へと活かす姿勢を持つことが大切である。座談会では、気になったことは遠慮なく質問し、社員の生の声を聞くことで、MUITで働くことの魅力ややりがいを肌で感じてほしい。