選考フロー
ES
提出締切時期 | 2023年10月中旬 |
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貴社の創薬研究職への理解を深め、貴社で働く未来像を具体化するためだ。私は重症化し、手術が困難となった虫垂炎を抗生物質の力で完治することができた。この経験から医薬品がいかに人々の命を支えているかを実感し、創薬研究職として「画期的な医薬品を創出し、より多くの人々の健全な生活に貢献したい」という強い想いを持ち続けている。そこで、薬による治療が困難とされる中枢神経領域と免疫炎症領域を柱に、多様な医療ニーズに応える医薬品を創薬し続ける貴社に強く惹かれた。ニワトリ由来人化抗体といった最先端の研究開発を手掛ける他、プレシジョンメディシンのもと、患者様一人一人に最適な治療を提供する貴社であれば、私の想いを実現できると確信している。本インターンシップでは、貴社の社風や創薬研究職に必要な知識や能力を学びたい。また、自分の強みや経験をどのように活かし、どのように社会と貴社に貢献できるかを考え、明確化したい。
1点目は主体的な情報収集だ。私は酸化ストレスの指標物質の新たな測定法を試みた際、直接参考にできる論文が無く自ら分析条件を考案する必要があった。そこで、少しでも関連する論文や学外の研究発表会で多くの分析研究に触れヒントを得ることができた。このように、直接的な関わりが無い情報でも、自身の研究を前進させる手掛かりが潜んでいる可能性がある。また、幅広い知見を持っておくことで、今後起こり得る様々な事象に対処できる。そのため、主体的に幅広い情報収集を行うことが重要だと考えている。
2点目はあらゆる事象に対して疑問を持つことだ。私は従来の研究の測定値が異常に高いと疑問を持ち、今回の実験テーマに至った。疑いもせず、先行研究を鵜呑みにしていれば、今回の研究成果は得られなかった。前例があるから、と決めつけるのではなく、常に物事を客観視することで、新たな発見および科学の進歩につながる。
マロンジアルデヒド(MDA)の生成機能解明に取り組んでいる。MDAとは、体内の脂肪が酸化されて生じるため、酸化ストレスの指標として多くの研究で測定されてきたが、不純物も含めて過大に測定されていた。そこで、これまでは困難とされていたHPLCによる測定法に着手した。HPLCとはカラムという器具を用い、サンプル中の成分を分離して解析する手法である。そのため、特異性の高い測定が実現すると期待した。まず、関連する論文や研究発表会で得た知見を基に、最適な試薬および分析プログラムを検討した。上手く測定出来なければ、仮説を立て直し別の条件を試すなど、試行錯誤を重ねた。結果、HPLCによる測定に成功し、正確なデータを得られた。今後は、この測定法を応用し、食餌内容によるMDA生成量の違いを調べる他、生成経路解明を目指す。本研究は酸化ストレスの抑制と共に、酸化ストレスに起因する病気の予防に寄与すると考えている。
結論ファーストを心掛けました。
選考を振り返って
なぜこの企業で、何を成し遂げたいのかが明確になっている点
開催時期 | 2023年11月上旬 |
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開催期間 | 1日間 |
開催エリア | オンライン |
開催場所 | オンライン |
職種 | 創薬研究職 |
このインターンで学べた業務内容 | 基礎研究・応用研究・技術開発 |
インターンシップの内容
実際の研究職の方々の研究概要を視聴して、その研究者の方と内容についてディスカッションを行う
先ずは企業説明や研究職に関する紹介・説明があった後に、実際の研究職の方々の研究概要を視聴して、その研究者の方と内容についてディスカッションを行った。視聴・ディスカッションは3セット行った。
一口に製薬の研究職といっても、ワクチンに関する研究や、薬理評価を中心とした研究等、多種多様な研究がなされていることを知り、幅広い研究に携われると魅力を感じたため。
ディスカッションの場面で、鋭い質疑応答が飛び交っていたため。
自身の研究内容について、専門知識のない私たちにも分かりやすく伝えようとして下さった。自身の研究に熱意と誇りを持って取り組まれている研究職の方が多く、私も将来はそのような研究者になりたいという目標ができた。
新薬開発には、膨大な時間やお金、労力がかかるということを学んだ。また、田辺三菱製薬様は、トータルヘルスケア(薬のみならず、医療サービスなど枠を超えた医療の提供)を提供されている企業様であることを学んだ。
様々な研究内容について知ることが出来る他、実際の研究職の方々と、優秀な学生の方との、質の高いディスカッションを3回も経験することが出来る、大変勉強になるインターンシップだと思います。今後の自身の研究にも活かせる部分があるのではないかと思います。
田辺三菱製薬のインターンに参加した学生たちのインターン体験記は3件あります。
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