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MainVisualWoman's Career Story 現場で働く女性社員のリアルストーリー キャリアの転機を乗り越え、新たなステージで活躍する

Woman's Career Story 現場で働く女性社員のリアルストーリー キャリアの転機を乗り越え、新たなステージで活躍する

株式会社三菱UFJ銀行

株式会社三菱UFJ銀行

河野友紀子YUKIKO KONO

三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社 出向
グローバルZEUS部 SD(System Designer):役職者としてシステム開発実務を推進する立場

筑波大学 理工学群卒。2011年4月入行。入行後半年間は支店で窓口業務や営業同行などを通じて、銀行実務を経験。その後、システム研修を経て、新規システム構築プロジェクトに参加。入行5年目からプロジェクトリーダーを任されている。

  • ワークライフバランス
  • 若いうちから活躍

三菱UFJ銀行では、若手から責任ある仕事を任せ、それぞれの成長を後押ししています。多様なライフスタイルに対応し、公私のバランスを取りながら働きやすい環境が整っています。ここではインタビューを交えて仕事の魅力や女性活躍を推進する背景についてご紹介します。

学生時代の全ての経験から自分の進むべき道が見えた

――就職活動はどのように進めましたか? また入行の決め手は?
就職活動では、長く働くために「本当に自分がやりたいこと」が、重要だと考えました。このため、会社名ではなく、職種から選択肢を絞っていき、最終的に一番魅力を感じた当行に決めました。
まず、自分は何が好きか、ということを考え始めると、一人ではなく、チームで目標を達成する方が好きだということに気がつきました。例えば、学生時代のテニス部活動ではメンバーと一生懸命に練習し、成果が出た時に一緒に喜びを分かち合うことに達成感を得ました。個人戦よりも、チームで戦う団体戦の方が自然と応援に力が入っていたように思います。

次にモノづくり、情報システムという二つの軸を加えました。大学の授業でプログラミングに触れたとき、「これは何⁉」とワクワクした気持ちが忘れられなくて。その後、あるIT企業のインターンシップで、システム開発を体験しました。使いやすいシステムは何かをとことん考え、課題を発見して解決していくという試行錯誤の過程にやりがいを感じました。これらの経験からモノづくりと情報システムに携わりたいと思うようになり、徐々に自分の進むべき道が見えてきました。SIer(システムインテグレーター)にも魅力を感じましたが、自社でシステム開発を行う会社に入れば、主体的にシステムの企画に参画できると思うようになりました。当行なら、金融機関でありながらシステム部門の新卒採用コースがあり、自分のやりたい仕事ができるという確信が持てました。また、選考が進む中で、先輩行員との座談会で先輩の経験談を聞く機会があり、業務について学生でも分かりやすいようにと真摯に教えて下さる姿勢にも感動し、入行を決意したのです。

私の土台を作ってくれた新人時代

――研修について教えていただけますか。
入行後、まずは銀行業務を知る一歩として支店に配属されました。先輩に指導いただきながら、窓口でのお客さま対応や営業同行、各種サポート業務等、いろいろな経験をしました。入行後半年間で学んだ銀行業務は今でも役に立っています。その後、銀行のシステム開発で使用するプログラミング言語をはじめ、幅広い分野のシステムについて学びました。もともと新しいことを勉強するのが好きなので、新しい知識を吸収するのが楽しくて仕方なかったです。研修では初心者でも理解できるようにカリキュラムが組まれており、プログラミングについて未経験であっても全く問題ありません。

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リーダー経験がさらなる高みへ導いてくれた

――今までのキャリアについて教えていただけますか。
初めて参加したプロジェクトは、当行の資金流動性リスク(*1)を把握・管理する新規システムの構築でした。2008年に起こったリーマンショックをふまえ、BCBS(*2)の要請に対応するためのプロジェクトです。金融危機が起きた時に、持続的な経営が可能なだけの資産を保有していることを示す、非常に重要なシステムです。そのプロジェクトで、全システムのデータを集めて“見える化”するというミッションに取り組みました。分からないことだらけでしたが、先輩の配慮やアドバイスもあって仕事に早く慣れることができたのは本当にありがたかったです。入行3年目から銀行業務の根幹に関わるようなプロジェクトに参加できたのは貴重な経験でしたし、リーダーの補佐も任されるようになり、役立っているという実感も持てるようになりました。
注*1)資金流動性リスク:金融機関において、運用と調達の期間ミスマッチや予期せぬ資金の流出等により、必要な資金確保が困難になったり、通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失をかぶったりするリスク
注*2)BCBS:バーゼル銀行監督委員会:世界の金融機関の監督における国際的推進を目的として設置された組織

入行5年目にはリーダーとしてプロジェクトを推進する立場となりました。システム設計やテスト・移行作業の方針検討を中心となって行い、ユーザーやビジネスパートナーとの打ち合わせで具体的な実施方法を協議することに加え、開発のスケジュール管理、品質管理なども推進しました。業務範囲や役割が一気に広がり大変な思いもしましたが、チームメンバーにも協力を得ながら「どうすれば気持ちよく仕事をしてもらえるか」を常に考え、コミュニケーションを意識して進めました。自ら案件を主導しているという責任感がやりがいにつながると同時に、メンバーと協力し合いチームで仕事をすることの達成感を味わうことができました。若手ながらプロジェクトマネージャーという立場になり、金融・ITに関する知識やスキル面はもちろんのこと、マネジメントを経験したことで視野が広がり、自分自身も急速に成長できたと感じています。

メリハリある働き方で公私のバランスを取りやすいのが魅力

銀行システム部門として、コストや生産性向上に対する意識は高く、その考えは現場に浸透しています。例えば、複数のプロジェクトがある場合、検証をまとめて行い効率を上げる、というように、メンバー全員が生産性を念頭に置き、業務に取り組んでいます。また、システムの年間計画により繁忙期・閑散期がある程度事前に分かるため、仕事にメリハリをつけ、自己研鑽やリフレッシュの時間を確保しやすいのも魅力です。システムや金融知識を得るための勉強や、旅行・読書の時間も十分に確保できています。ちなみに本年度は、10日間連続休暇を利用してニュージーランドに1週間、ミニ連続有給休暇を利用してカンボジアに5日間、旅行しました。
男女共に育児休業を取るのは当たり前の文化になりつつあり、短時間勤務制度や在宅勤務制度を利用して仕事と育児を両立する姿を見ていると励みになります。もし結婚や出産などによりライフスタイルが変化しても、仕事を続けられそうという安心感があります。
企業発展を支えるシステムを作るという責務に身が引き締まる思いがするのと同時に、大きなやりがいが得られる仕事です。今後は、銀行内でシステムを使う側の業務部門への異動にも手を挙げ、別の角度からシステム開発に携わることで知見を広げ、より良いシステム作りに貢献していきたいと考えています。

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