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Woman's Career Story 現場で働く女性社員のリアルストーリー キャリアの転機を乗り越え、新たなステージで活躍する

RAKUTEN

早瀬 文乃 /AYANO HAYASE

マーケティング部クリエイティブグループ

株式会社ファミリーマート

経営学部卒。2011年4月入社。店舗スタッフとして勤務した後、店長に昇格。その後、スーパーバイザー(以下SV)トレーニーとしてSVになるための勉強や店舗の応援を経験。5年間のSV経験を経て、今はマーケティング部でSNSの運用やPRに携わっている。

「ファミチキ先輩」や「お母さん食堂」など、次々とインパクト大のCM で消費者の心をひきつけて止まない、株式会社ファミリーマート。現在、PR活動を行う早瀬文乃さんに話を聞きました。

誰かと誰かをつなぐ仕事。会社説明会で知った新たな一面

大学時代、弓道部の女子主将としてチームを引っ張る立場を経験し、“人と人をつなぐ”ことに価値を感じていました。当初、人材系の会社を目指していたので、正直、就活イベントで採用担当者に声をかけられるまで、小売業には興味がありませんでした。でも採用担当の方の笑顔がステキだったので、説明会に参加してみると、SVの職種の説明があり、その中で“つなぐ”というキーワードを聞き、急に視界が開けたようになり、興味を抱くようになりました。さらに説明会の中で、「あなたが目指すものと、当社が目指すもの、それが重なるかどうか確かめてください」と学生目線で話してくれる姿勢のフラットさに感動。他社にはないものを感じ、コンビニエンスストアという業種で人と人をつなぐSV の仕事がしたいと入社を決めました。

店長に昇進すると、すぐに全員と面談。戸惑いから一転、信頼へ

ファミリーマートでは、フランチャイズシステムによるコンビニエンスストア事業を行っています。SVは、フランチャイズ契約を結んだ加盟者へ経営ノウハウやシステムを提供し、コンサルティングを行います。SVになるために、まずはファミリーマートの最前線である店舗について理解することから始めました。上昇志向が強く、一日も早く店長を経験したい!と希望し続けていた結果、念願が叶い、半年後に神奈川県内のファミリーマートの店長に昇進しました。配属先の店舗では、店長が次々と変わったことで、スタッフは“自分たちは自分たち”。そんなスタンスでした。これはテコ入れが必要だと思い、私は最初に「全員面談」を宣言。面談でそれぞれの状況を把握し、毎日、一人ひとりと丁寧にコミュニケーションを取り続けました。以前は、お客さまへの声がけができていなかったのですが、「ファミチキ、揚げたてです!!」のように声が上がるように。やらされている感をなくすために、声がけをして売れたときにはシールを貼るなどしてスタッフ同士で競争。ゲーム感覚で楽しみながら、売上を競い合うような仕組みを作りました。運営も軌道に乗り始めたのを見届けて、SVトレーニーに昇格しました。

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面倒見のいい先輩SVから信頼関係の作り方の基礎を学んだ

私を指導してくれたSVは、現場からの信頼が厚く、目指す理想の人でした。質問されたらその場で答える。その場でわからなければ、後日調べて連絡し、決してあいまいにはしない。誠実な姿勢で人と向き合うことの大切さを教えていただきました。半年後には7店舗を担当するSVになりました。その中には東日本大震災の影響を受けた宮城県石巻市にある店舗もありました。実は石巻市の店長は以前、気仙沼市でお店を運営されていましたが、お店が被災してしまいました。震災後、気仙沼市にある自宅から自動車で何時間もかけて通勤していると聞き、驚きました。なぜそこまでしてお店を開けるのかを聞くと、「お店を開けることで、人に物資が届けられるし、雇用も生まれる」とのこと。それを聞いてから、一人ひとりの仕事に対する思いを大事にしたいと思うように変わりました。SVになれば、加盟店と本部の売上・利益を最大化することがミッションです。またSVは、あらゆるデータ分析や販売戦略、経営手法など加盟店へのコンサルティングを行いつつ、地域のお客さまに愛されるお店を実現させなければなりません。一方、生活がかかっている店長の言動は、一つでもおろそかにはできません。経営者としてご覚悟を持ち、仕事に取り組む姿勢に目線を合わせ、心を開いて対話をし続けました。振り返ってみると、本当にいろいろなことがあった学びの多い5年でした。

制度が充実しているから、安心して仕事に邁進できる

2017年7月、社内でマーケティンググループの公募があり、応募。合格し、今はマーケティング部で、公式TwitterなどSNSの運営やデジタル上の販促企画などの宣伝業務に携わっています。上司と「いつ、何のメッセージを、どんな形で打てば広がるのか」仮説を立て、あらゆる仕掛けを考え、実行しています。どうすれば、一社でも多くのメディアに取り上げてもらえるのか、リリース一つにしても作るときには力が入ります。あるときはCM撮影のためにスタジオにこもり、あるときはSNSやデジタル施策のために連続で打ち合わせを行う日も。このように毎日、目まぐるしく変わるいろいろな仕事を平行しながら進めています。大変なこともありますが、とっても刺激的で充実した日々を過ごしています。社内でも外部の講師を招いて研修などが行われています。今後はもっと社内外の研修などを活用しながら、マーケティングについて知識を深め、これまでになかった面白い仕掛けをしたいです。また、自分は絵が得意なので、議論を可視化するグラフィックレコードの勉強をして、特技を活かして仕事に役立てたいと考えています。今は結婚していませんが、いずれライフステージが変わったとしても、4歳まで育休が取れ、中学3年生まで時短勤務できる制度があるので、安心して仕事に集中できると思っています。

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