就活日記 > 地元で働く、地方で働く。地方就活特集
生まれ育った地元で、または今とは別の地域で。Uターン・Iターンの就職を考える就活生のために、全国8エリアの生活の実態と魅力を集めました。
「47都道府県魅力度ランキング」で
不動の1位に!
北海道HOKKAIDO
面積が日本全体の約22%を占めている北海道。その雄大な土地を活かし、日本最大の食料供給エリアとして多くの人々の生活を支えています。ブランド総合研究所が2015年に調査した「47都道府県魅力度ランキング」では、東京都や京都府をおさえてダントツの1位に選ばれており、認知度や地域イメージだけでなく、居住意欲の高さや地域資源への評価など総合的な支持を得ていることがわかります。
平均通勤時間が短く、職住近接が実現できる
面積の広さのわりに、都市部はコンパクトに集中しており、平均通勤時間は20分と全国で見てもかなり少ない方です。農業を中心に、水産業、鉱業、製造業など多種多様な産業が育まれており、それでいて職住近接が実現できる環境が整っているのも魅力といえそうです。また、1カ月あたりの家賃は平均値を大きく下回る3万9542円。最も高い東京都の半分ほどとなっていて、生活のしやすさもうかがえます(数字は総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より)。

農閑期を活用して栄えた
「伝統工芸」が盛ん
東北TOHOKU
東北地方の何よりの魅力は、豊富な自然環境。産業の中心はその特性を活かした農林水産業でしたが、農閑期を活用して栄えた「伝統工芸」が地域特性を高めています。近年は新幹線の開通など交通網が整ったことで、従来に比べて都市部からのアクセスも非常によくなっています。東日本大震災の復興需要で人材採用熱も引き続き高まっており、「住みやすい・働きやすい」地域となっています。
女性の初婚年齢、第一子出産年齢が低い
東北地方の大きな特徴は、初婚年齢と第一子出産年齢の低さ。女性の初婚年齢は福島県が28.4歳と全国1位で、第一子出産年齢(女性)も福島県が29歳で、全国で最も低くなっています(厚生労働省「平成26年人口動態調査」より)。また、持ち家率も高く、全国2位の秋田県、同3位の山形県を筆頭に、青森県でも70%を超えています(総務省統計局「平成28年社会生活統計指標」より)。平均通勤時間は宮城県を除けば各県とも20分程度となっていて、全国平均に比べても短くなっています(総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より)。
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「幸せな県ランキング」で
上位を独占!
北信越HOKUSHIN-ETSU
海や山など自然が豊富で、あらゆる産業が育まれている北信越エリア。NPO法人ふるさと回帰支援センターが2015年に実施した調査「移住したい県ランキング」で長野県が1位を獲得するなど、地方移住の観点からも注目を集めています。また、法政大学が全国の居住者へのアンケートをもとに集計した「幸せな県ランキング2016」を見ると、1位が福井県、2位が富山県、3位が石川県と上位を北信越エリアの北陸3県が独占。住んでいる人たちの満足度が非常に高いことがよくわかります。
全県が持ち家率70%を超えている
日本海沿岸の地域は持ち家率が高くなっており、それは北信越地方でも例外ではありません。全国1位の富山県は持ち家率79.4%で、その他の県も全て70%を超えています(総務省統計局「平成28年社会生活統計指標」より)。また、物価水準が比較的低い地域でもあります。中でも食料は長野県が全国で最も低く、福井県は光熱・水道が最も低くなっています。長野県を除くと全国的な給与水準は決して高いわけではありませんが、生活のしやすさがうかがえます(総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より)。
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人口や情報が集まる「日本の首都圏」
関東KANTO
人口1300万人を超える東京都を中心とした、日本の首都圏である関東地方(平成28年6月1日現在)。その立地は首都圏を囲む高速道路網が発達していることから、広範囲で様々な産業が育まれやすい環境が整っています。NPO法人ふるさと回帰支援センターが2015年に実施した調査「移住したい県ランキング」で山梨県が2位に選ばれていることからもわかるように、「大都市」「人口や情報が集中」といった側面だけでない魅力を併せ持っているのが、関東地方の特徴といえそうです。
給与が高い一方で生活しやすい一面も
大卒初任給が全国1位の東京都(厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」より)。DODAが2014年に調査した都道府県別「平均年収生涯賃金ランキング」を見ても、1位の神奈川県を筆頭に、ベスト10の中に関東地方の都道府県が全てランクインしており、給与の高さは目を見張るものがあります。よく「物価の高さ」を懸念されますが、実は群馬県は物価水準が宮崎県と並んで全国で最も低くなっており、家賃を除いた物価水準の低さは全国トップと、生活しやすい一面があることもわかります(総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より)。1カ月あたりの家賃額は1位東京都、2位神奈川県で、東京都・神奈川県はともに平均通勤時間も長く、さらに持ち家率も低くなっています(いずれも総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より)。
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世界に誇る「ものづくり」の中心地
東海TOKAI
愛知県・名古屋を中心とした都市部が栄える一方、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」「富士山」という2つの世界遺産がある、自然豊かで歴史や文化にも触れることができるのが魅力です。特に愛知県は世界的にも有名な自動車メーカーのお膝元であるなど、非常に「ものづくり」が盛んな地域でもあります。
大都市圏の中では平均通勤時間が短め
東海地方の大卒初任給は愛知県、静岡県がともに20万円を超えているなど、全国的にも見ても比較的高い水準です(厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」より)。比較されることの多い東京都や大阪府といった他の大都市圏と比べると、平均通勤時間が短く、概ね東海地方は全国平均を下回っています(総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より)。通勤のストレスが気になる人にとっては、最適な場所と言ってもよさそうです。
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日本の商業の中心地。
観光資源も豊富
関西KANSAI
江戸時代の頃から商業の中心地として栄えた大阪。他にも神戸、京都などの地域性豊かな都市部を抱えているのが関西地方の魅力です。大都市圏ならではのサービス業や、古くから伝わるものづくりの仕事など、求人も豊富。また、5つの世界遺産があり観光資源も豊富で、外国人観光客も多くなっています。ブランド総合研究所が2015年に調査した「47都道府県魅力度ランキング」でも京都府が2位に選ばれるなど、人気の高いエリアです。
大都市圏でありながら家賃が安い!
関西地方は大都市圏でありながら、1カ月あたりの平均家賃が低いのが特徴です。大阪府は5万3822円、兵庫県は5万3256円とほぼ全国平均と同じ水準。特に和歌山県は日本一家賃が安く、最も高い東京都(7万6648円)の約半分となっています(総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より)。それでいて、給与水準が決して低いわけではないところが、関西地方の魅力。大卒初任給は大阪府が20万4300円で全国4位(厚生労働省「平成27年賃金構造基本統計調査」より)、平均年収額は滋賀県の438万円を筆頭に、兵庫県、奈良県、大阪府と続きます(DODA「平均年収生涯賃金データ2014」より)。
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漁業、農業、林業……
様々な産業が栄える地域
中国・四国CHUGOKU/SHIKOKU
日本海と瀬戸内海にはさまれた中国地方、周囲を海に囲まれた四国地方。ともに内陸部は山々がそびえ立つ、豊富な自然に恵まれた地域です。そうした立地環境を活かし、漁業はもちろん、農業や林業も盛んで、古くから様々な産業が栄えてきました。また、観光資源が多いのも特徴です。県境にとらわれない広域的な観光の強化を進めており、今後の取り組みが注目されています。
生活しやすい環境が整っていて一部地域では貯蓄金額も高め
大都市圏に比べて生活費がかからないためか、貯蓄金額(二人以上の世帯)が多いのが一つの特徴といえそうです。中でも香川県は、貯蓄金額が全国トップで1972万円。全国平均を400万円以上も上回っています(総務省統計局「平成21年全国消費実態調査」より)。また、男女ともに初婚年齢が低いのも特徴で、特に山口県は男女ともに全国3位の低さとなっています(厚生労働省「平成26年人口動態調査」より)。家賃も通勤時間も平均値より低い水準となっており、生活のしやすさがうかがえます(総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より)。
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グローバルビジネスが盛んで
人材流動も活発
九州・沖縄KYUSHU/OKINAWA
地元の人たちが使う「九州はひとつ」というスローガンに象徴される、地域愛にあふれた場所です。昨今は「アジアへのゲートウェイ」と言われるように、インバウンド観光マーケティング戦略を進め、多くの外国人旅行客を受け入れています。それに伴いグローバルビジネスを展開しやすい場所となっており、東名阪の企業の進出も増えるなど人材の流動が盛んです。元々盛んだった製造業や農業、水産業などと併せて、非常に活気づいています。
子育てに向く、生活がしやすい地域
佐賀県、宮崎県は男女ともに初婚年齢の低さがベスト3入り。また、女性一人が生む子供の数を表す「合計特殊出生率」でも1位に沖縄県、3位宮崎県と、上位に入り、子育てのしやすさがうかがえます(ともに厚生労働省「平成27年人口動態調査」より)。また、宮崎県、鹿児島県、大分県などは物価地域差指数が全国平均にくらべて低くなっており、出費がおさえられる「生活しやすい場所」ともいえそうです(総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」より)。
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