損害保険ジャパンの夏インターン体験記(総合職（総合コース）)_No.158

損保会社の理念や業務を理解し、さらに自分たちで新しい保険を発案すること

インターン前半は損保会社の理解を深めるグループワークが中心だった。交通事故が起きたことを想定し、補償額の見積もりを行った。ただ計算するだけでなく、混乱した状況の中どのように情報を集めるか、どの情報を信じるのかという判断まで自分たちで行うというリアリティのあるものだった。
業務理解がある程度できた後半（3～5日目）は、将来的に日本で新たに需要が生まれるであろう保険を考案し、プレゼンテーションまでを行うワークだった。最初に未来予想図のような、今後起きるであろう事象や発展するであろう技術をまとめた資料を基に案を練りだす作業を行った。次に社員の方からフィードバックを受けながらより現実的な方向にブラッシュアップをしていき、最終的に発表を行った。

もとから志望度はやや高めだったので変化はさほどしなかった。しかし抽象的な業界に対するイメージが、具体的なものとして身についたのでとても充実した経験となった。

メールでの案内。

皆優秀だった。私は後に他企業の選考でグループワークをする機会が何度もあったのだが、それでもこの時のメンバーが最も総合的なレベルが高かったと思う。全員が自分の意見を持ち、それをスムーズにアウトプットできていた。またそれらを理解する能力も高かったおかげでチームが常に同じ方向を向いて事を進めることができていた。チームの仲も良く初日からすぐに打ち解けて、たとえ誰かがミスをした時も険悪な雰囲気になることはなかった。

施設は清潔で居心地が良かった。社員は学生に対して気配りを常にしていたと思った。学生の質問に対して懇切丁寧に回答をしていたり、グループワークの一環でフィードバックを受けた際には学生一人ひとり的確に意見を言っており、学生をしっかり見ていた。また、後半の難易度の高いグループワークで皆が疲労していた時には、そっと皆にチョコレートを差し入れていただいたことは今でも記憶に残っている。

業界理解と自身のコミュニケーション能力が高まった。5日間通して業界の仕事を模したワークを高密度で行うので知識は参加前に比べてかなりついた。そして常に班員と協力して意見を出し合い、資料をまとめて発表するという一連の流れをやり通したことで、傾聴力や発言の表現力も培われたと思う。そのためたとえこの業界に進まなくてもこのインターンは大変意義のあるものとなった。

選考自体はあまり厳しくないと思います。年齢相応の文章力、論理性、基礎学力をもっていればＥＳ筆記はそこまで苦労しないでしょう。私も学生時代に特別な経験や凄い実績を持っていたわけではありません。普通にアルバイトをしたりサークル活動をしていましたが、そのような経験でも論理性がしっかりしていれば通ります。加えて熱意も大切です。ＥＳに志望理由欄があるはずなので、そこで思い切りアピールしましょう。しかし私はこの会社に特にこだわりはなかったので「この会社じゃなきゃだめ」という表現は使いませんでした。ですから現時点では会社そのものにこだわりはないけど業界は興味あるという方でも大丈夫だと思います。