大和証券グループ本社の夏インターン体験記(総合職)_No.23930

資産コンサルタントとして、顧客の価値観や将来像に寄り添いながら最適な資産形成プランを提案せよ、という課題に取り組みました。具体的には、与えられた架空の顧客情報（年齢・家族構成・職業・将来の夢など）をもとに、投資信託やNISA・保険商品などを組み合わせた提案を考え、最終日にプレゼンテーションを行いました。

全5日間のプログラムで、前半2日は資産運用や証券ビジネスの基礎知識、業界の役割を学ぶ座学形式。中盤以降はチームごとに分かれて、顧客の人生に寄り添った資産提案を行うグループワークが中心でした。特に印象的だったのは、提案において「利益」ではなく「信頼」が評価軸になる点で、目先の数字ではなく長期的な安心感を与える設計が求められました。社員との座談会も複数回あり、現場での実体験や苦労を率直に語ってくださったのが非常にリアルでした。最終日はプレゼン形式で、フィードバックも丁寧にいただけたことで、金融知識の習得以上に「相手を知る力」「聴く力」の重要性を強く実感しました。

開催日程も多く、参加者への優遇も手厚いため、証券業界を少しでも視野に入れている方には強くおすすめします。

社員座談会やグループワークを通じて、同社が大切にしている「信頼」を軸とした価値観に強く共感しました。特に印象的だったのは、目先の成果よりも、お客様一人ひとりに誠実に向き合い、長期的な関係構築を重視する姿勢です。また、歴史ある企業としての安定感を感じる一方で、若手の声も積極的に取り入れる柔軟性があり、年次に関わらず挑戦を後押しする風土があると感じました。自分の「傾聴力」や「信頼関係を築く力」が、このような環境でどう活かせるかを具体的に考える機会となり、志望意欲が一層高まりました。

グループワークでの意見出しや議論の組み立て方において、論点整理の速さや他者の意見を活かす柔軟性が目立っていました。また、金融業界への理解が深い学生や、実際に金融機関のインターン経験者も多く、会話の中で専門的な知識や具体的な志望動機を持っていることが伝わってきました。選考倍率の高さを実感するとともに、自分の現在地を知る良い機会になりました。

社員座談会やグループワークを通じて、同社の社風や価値観への理解が深まりました。特に印象的だったのは、社員の皆さんが顧客と真正面から向き合い、「信頼構築」を何よりも大切にしている姿勢です。また、伝統を重んじる文化の中にも、若手が挑戦しやすい空気感があり、組織としてのバランスの良さを感じました。自身の「人に寄り添う力」を金融の現場でどう活かせるかを具体的に考えるきっかけになり、志望度が大きく高まりました。

ESでは、定型的な自己PRに留まらず、「仕事や顧客とどう向き合いたいか」といった自分なりの価値観を素直に伝えることが重要です。自由記述欄があるため、過去の経験を通じて得た“仕事観”を自分の言葉で掘り下げると、評価されやすいと感じました。SPIのテストもありますが、難易度は標準的です。開催日程も多く、参加者への優遇も手厚いため、証券業界を少しでも視野に入れている方には強くおすすめします。