オリックスの夏インターン体験記(総合職)_No.20280

オリックスの多様なアセットを活用した、特定のクライアント企業への課題解決提案

1日のオンライン形式で実施された。午前中は、オリックスの会社説明と、リース事業を核としながらも金融、不動産、環境エネルギー、事業投資など、非常に多岐にわたる事業内容についてインプットがあった。午後は6名程度のグループに分かれ、架空のクライアント企業が抱える経営課題に対し、オリックスのアセットをどう活用して解決策を提案するかを議論した。資料の読み込みから始まり、課題の特定、解決策の立案、そして提案内容をまとめた資料作成まで、非常にタイトなスケジュールで進められた。途中、社員の方へのヒアリング時間が設けられており、顧客の潜在的なニーズを引き出すことの難しさと重要性を実感した。最後に各グループが提案内容を発表し、人事担当の社員の方からフィードバックをいただいた後、座談会で質疑応答の時間が設けられた。

このインターンシップ参加による直接的な内定や選考免除はなかった。ただし、参加者は後日行われる別のインターンシップへの応募資格を得られるとのことだった。そのインターンが早期選考に繋がる可能性があると示唆された。

志望度は上がった。参加前は事業の幅広さに漠然とした魅力を感じていたが、ワークを通じて、金融サービス、専門知識、設備などを柔軟に組み合わせ、顧客の表面的な課題だけでなく、潜在的なニーズにまで踏み込んでソリューションを創り上げていくプロセスを体験できた。銀行などとは異なるアプローチで、より深く企業の成長に関われる点に大きな魅力を感じた。一方で、業務の主体は営業であり、高いコミュニケーション能力と行動力が求められることも理解し、自身の適性については改めて考える必要があると感じた。

非常に優秀な学生が多いと感じた。いわゆる難関大学の学生が中心で、皆、論理的思考力が高く、議論をリードする力や自分の意見を的確に表現する力を持っていた。特に、短時間で情報を整理し、本質的な課題を見抜く力には目を見張るものがあった。金融業界への関心が高い学生が多く、積極的にワークに取り組む姿勢に刺激を受けた。

社員の方々は知的な印象で、フィードバックは非常に的確かつ鋭かった。グループワーク中にアドバイスを求めると、単に答えを教えるのではなく、学生自身に考えさせるような問いかけをしてくれたのが印象的だった。座談会でも、率直な質問に対して丁寧に答えてくださり、オープンで風通しの良い雰囲気を感じた。

既存の事業領域にとらわれず、常に新しい価値を追求するというオリックスの姿勢を、言葉だけでなく実際のワークを通じて深く理解できた。特に、クライアント企業の課題に対して、金融、不動産、エネルギー、M&Aといった多様な選択肢の中から最適な組み合わせを考え抜くプロセスは、同社のビジネスモデルの独自性と強みを実感する機会となった。顧客の課題を多角的に捉え、解決策を創造していく面白さを理解できた。

成長できたと実感している。限られた時間の中で、複雑な情報を分析し、仮説を立て、チームで議論を重ねて結論を導き出すという経験は、思考力と問題解決能力を鍛える上で非常に有益だった。また、多様なバックグラウンドを持つ優秀な学生と協働する中で、異なる視点や意見を尊重し、合意形成を図るコミュニケーション能力の重要性を再認識した。

非常に高かった。1日という短期間に、企業理解、課題解決ワーク、プレゼンテーション、社員との交流といった要素が凝縮されており、密度の濃い時間を過ごすことができた。オンライン開催ながら、グループワークも活発で、多くの学びと刺激を得られた。

オリックスが持つアセットの多様性と、それらを組み合わせることで生み出されるソリューションの幅広さを学んだ。また、顧客の潜在的な課題を引き出し、本質的な解決策を提案するためには、深い洞察力と柔軟な発想力、そして粘り強い対話が必要であることを実感した。金融知識だけでなく、幅広い業界知識やビジネスに対する理解が求められる仕事だと感じた。

オリックスの事業内容は非常に広範なので、事前にIR情報や中期経営計画などを読み込み、どのような事業に力を入れているのか、どのような価値観を大切にしているのかを理解しておくと、ワークや社員の方との対話がより深まると思う。グループワークでは、自分の意見をしっかり持ちつつも、他のメンバーの意見にも耳を傾け、積極的に議論に参加することが重要だ。