三井住友銀行の夏インターン体験記(IT・デジタルコース)_No.19988

1日目：smbcのIT戦略立案ワーク
2日目：oliveの若年層利用者を増やすための施策立案ワーク
3日目：大学法人における新規事業立案ワーク

1日目は、「2030年の世の中の動向を考えた上で、どの領域にIT・デジタル投資を行うべきか」というテーマのもと、PEST分析やSWOT分析などのフレームワークや企業理念の理解を用いて結論を導き、プレゼンを行った。2日目は、「Oliveアカウントを若年層に使ってもらうためのデジタル施策を提案する」というテーマのもと、顧客データを活用しながら現状を分析し、施策を検討・提案した。3日目は、「大学法人の課題を解決する新規デジタルソリューションの提案」というテーマのもと、ターゲットとする大学を細分化しながら議論を進め、大規模法人向けのサービス立案を検討・提案した。

参加者全員に対して現場行員との1on1面談が案内された。

業務に近いワークを体験する中で、企業の特長や職場の雰囲気を肌で感じられた点が印象的だった。論理的に考え抜きながら課題に向き合うプロセスにやりがいを感じ、自分の強みが活かせるフィールドだと実感した。また、社員の方々と直接対話する中で、挑戦を前向きに受け入れる文化や、互いを尊重しながら成果を目指すチームの姿勢に共感した。

現場行員との個別面談に関する案内があった

グループ内では特定の誰かが議論を引っ張るというより、全員が自発的に意見を出し合い、議論を深めていく姿勢が印象的だった。それぞれが論点を的確に捉えたうえで、自分の考えを簡潔かつ論理的に伝えており、聞き手の理解を促す工夫も見られた。また、他者の意見にしっかり耳を傾け、必要に応じて話を補足したり、自分の意見を修正したりする柔軟さもあった。そのため、レベルが高いと感じた。

銀行業界には堅いイメージを持っていたが、インターンを通じてその印象は良い意味で覆された。社員の方々は非常に話しやすく、こちらの疑問にも丁寧に向き合ってくださっただけでなく、フランクな雰囲気の中でも本質的な意見を交わす姿勢が印象的だった。こうした柔軟で前向きな雰囲気が、銀行の枠を超えた新たなチャレンジを後押ししているのだと実感した。

参加前は、銀行のIT部門が具体的にどのような役割を担っているのか曖昧だったが、インターンを通じてその実態を明確に理解することができた。特に、コーポレート、リテール、ホールセールのそれぞれで実務に即したワークを体験したことで、業務内容とやりがいを感じることができた。

限られた時間の中で論点を整理し、相手に伝わる形で意見を構築・発信する力が身についたと感じている。また、他の参加者の多様な視点に触れる中で、自分の視野の狭さに気づき、柔軟に考える姿勢も養うことができた。

実践的な学びとリアルな業務理解の両方を得られたため、充実していた。ワークでは、正解のない課題に対してチームで議論し、戦略を立てて成果を発表するというプロセスを経験でき、社員の方々との交流では、業務内容だけでなく働くうえでの価値観や社風にも触れることできた。そのため、自分がその環境で働くイメージを具体的に持つことができ、充実した時間となった。

金融の役割や業務の幅広さを、実践を通じて深く理解することができた。実際の課題に対して自分たちで戦略を立て、限られた時間の中で意見を整理し、成果を発表する過程を経験することで、短時間で本質を捉え、論理的に伝える力の重要性を実感した。また、専攻や価値観の異なるメンバーと協力しながら議論を重ねる中で、自分にはなかった視点や発想に多くの気づきを得た。チームでアイデアを形にしていく楽しさと難しさを体感できたことも大きな学びだった。

選考においての鬼門はGDであるため、十分な対策が必要である。GDのお題は例年SMBCに関連するものが出ることが多いため、事前に業界や企業の事業内容をしっかり調べ、自分なりの視点や意見を持って臨むことが重要である。インターンに参加すると早期選考に必ず案内されるため、メガバンク志望の学生は参加できれば内定に大きく近づくと思う。