りそなホールディングスの夏インターン体験記(営業職)_No.20020

中小企業の事業承継スキームを学ぼう

1日目はりそな銀行について基本的な情報を理解できるような説明が行われた。また、それを元にして家族経営の中小企業の事業承継をりそなの強みを活かして実行していくというワークを行なった。2日目に発表を行い、フィードバックをもらって最も優秀なグループを決定した。

優遇としては、本選考の時期に早期選考の案内が来たことだ。しかし、選考の時期が多少早いくらいのもので選考の回数が減るわけではないので、有利かどうかは疑わしい部分もある。

メガバンクに対しての独自性のある強みが信託機能もフルラインで兼ね備えているというだけなのは若干寂しさを感じた。事実上メガバンクに行けなかった銀行志望の学生が入社するイメージが拭えない結果となった。

現場社員との面談の機会を設けていただいた。人事部社員だけではなく現場の社員の方と業務について壁打ちをできる時間が設けられることは非常に貴重で、りそな志望でなくとも機会としてはありがたかった。

大学のレベル的にもメガバンクのインターンシップの際にはいなかったような大学群が紛れ込んでいるような印象であった。実際に金融知識も乏しく、経済学部だから、商学部だからといった安直な理由で銀行を志望している学生が多かった。

社員の雰囲気としては、他の銀行に対してエネルギーが足りていないような印象を受けた。進行役の女性社員もよく言えば知的な感じの話し方なのだが、悪く言えば元気がないような印象を受けた。

会社説明のパートがそれなりに長めに取られていたのでりそな銀行の強みを存分に理解することができた。しかしながら、業界内での立ち位置が全てを表していると思うので、あまり魅力には感じなかった。

班員の方がかなり銀行に関するスキームに対しての理解が浅かったため、その方々をまとめながら課題を解決することに注力したことで成長できたと考えている。また、時間制約が比較的タイトだったので、その中で成果を出すグループワークの進め方について学べたと思う。

参加している学生のレベル的にはちょうど良いのではないかと思うが、ワークの内容が学生に対して親切すぎたのではないかと思う。社員の方がかなり核心に近いヒントを出すので、困惑してしまった。

今回のインターンシップを通して、銀行業務と信託業務を一気に学ぶことができたと思う。中でも、銀行のソリューションとして大きなウェイトを占める事業承継というソリューションに対して理解を深めることができたことは今後のメガバンクのインターンシップでバリューを出すためにもかなり活きたものであったと思う。

面接が選考フローに存在しているため、対策が必要なのではないかと思われるかもしれないが、比較的シンプルな質問が中心のため企業研究は1時間ほどやれば十分なのではないかと思う。学生時代に力を入れたことなどのエピソードは当たり前に用意しておくべきである。