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| 提出締切時期 | 2024年7月上旬 |
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アフリカの地でゼロからの「日本式養蜂」に挑戦した時のことだ。私は生粋の「蜂オタク」で、養蜂を趣味としている。オンライン英会話のカメルーン人講師から貧困の悩みを聞き、養蜂技術が普及すれば解決するのではと1人でビザを取り現地へ向かった。蜂も養蜂環境もない、まさにゼロからのスタートだ。滞在の27日間、まずは灼熱の熱帯雨林で蜂を採取することからはじめた。最大の困難は養蜂箱の制作だ。現地の木材加工屋を多数訪れるも、養蜂と日本への理解が乏しく、断られ続けた。「このままでは自分が来た意味がない」。気持ちを奮い立たせ、一度断られた店にもう一度足を運んだ。自分の活動意義や思いを現地の言葉を交えながら丁寧に伝え、軌道に乗れば長期的な取引になることを説明してようやく首を縦に振ってもらった。ハチミツの安定採取を成功させ、帰国した。熱意で人を動かし、その先に人々の幸せを生み出せたことに筆舌しがたい達成感を味わった。
世界へのインパクトが大きい商社業界を志望する中で、御社の「1→10ではなく0→1を作る」姿勢に惹かれ、貴社の事業創出への理解を深めたいと考えたからだ。私は生活を根底から支える縁の下の力持ちになりたいという思いがある。これはアフリカでの養蜂事業の際、停電やインフラ不良による洪水に苦しみ、1人では何も対抗できないことに大きな悔しさを感じたからだ。ゆえに、海外で先頭に立って社会課題解決を担う貴社において、どのような視点で人々の生活に寄り添い、新規事業を創出するかに興味がある。そこで、本インターンシップを通じて実際の業務や社風を肌で感じ、貴社で働くイメージを明確にしたいと考える。
ピアノで全国大会入賞を目指した経験だ。練習量と試行錯誤を繰り返したことで全国大会には出場できるようになっていたが、ある全国大会で出番前に入賞常連者の演奏を聞き、極度の焦りで頭が真っ白になり演奏停止してしまった。悔しさが抑えきれず不甲斐なさ痛感し、決意を固め、全国大会入賞という目標を定めた。それから自分の過去の演奏録画をすべて見返して分析し、想像以上に音が小さく感情表現が見受けづらいことが分かった。日々の練習において「音の強化と表現力の不足」を改善するべく、まず本番同様の鍵盤の重さに慣れるため、グランドピアノがあるピアノ教室には練習したいと頼み込み、また市民ホールでは練習スタジオを借りるなどできることを模索した。表現力の面では、曲の背景を理解してそれに寄り添うことで感情移入し、情景を思い浮かべながら演奏するようにした。これら全てを意識して何度も練習を重ねたことで、全国大会で第三位を受賞した。
商社という特性上、自分が経験したなかで泥臭い部分を抽出した。また、面接で話したい内容をフックとなるようにあえてESに組み込み、面接をリードすることを意識した。