埼玉りそな銀行の秋冬インターン体験記(アセットマネジメント)_No.20087

今回参加したインターンでは、金融の現場における実践的な「アセットマネジメント戦略」をテーマに掲げ、実際の市場データを活用した投資銘柄の選定や、シナリオ分析とリスク管理の手法を体験する課題に取り組みました。複数の側面から企業や市場の動向を解析し、実務感覚を養うことに主眼を置いた内容でした。

インターンの全体構成は、最初にプロの講師によるレクチャーで基礎知識を固め、その後、少人数のグループに分かれて実際の投資戦略を議論するグループワーク、そして各チームが作成した戦略のプレゼンテーション、最後に担当者からのフィードバックという流れで進行しました。現実のビジネスシーンを模擬した実務体験の要素が多分に盛り込まれ、参加者は自身のアイデアを現場で試される環境に置かれるという実感が持てる内容でした。

インターン前は企業のブランドや業界全体のイメージに基づいて一定の興味を持っていましたが、実際の業務プロセスや現場での熱意あるディスカッションを経て、企業の実力と具体的な業務内容に魅力を感じると同時に、課題の厳しさやチームワークの重要性にも実感しました。結果、志望度は従来のイメージから一歩踏み込んだ実務理解へと変化し、より現実的な視点での志望感に昇華しました。

インターン終了後には、個別面談の機会やOBOGとの交流会の案内があり、参加者各自の質問に対して直接、具体的なアドバイスをもらう場が設けられました。これにより、インターン終了後も企業の内部情報やキャリアパスについて、さらに深い議論ができる環境が用意されていた点が印象的でした。

選抜された学生たちは、金融に関する基礎知識を有し、論理的思考と柔軟な発想を兼ね備えていることが明らかで、グループディスカッションの中でお互いに切磋琢磨し、質の高い戦略を構築していた点が評価できます。

講義中の説明は明瞭かつ具体的で、質疑応答の際には親身な対応があり、実際の業務で求められる姿勢や価値観を体現している様子が伺えました。また、社員との交流の機会も適宜設けられており、企業全体のオープンなコミュニケーションが印象に残りました。

具体的には、アセットマネジメントの基本的な戦略、リスク管理の手法、そして市場環境に応じた柔軟な対応策など、講師や担当社員から直接聞くことで、表面的な知識だけでなく、企業の実務に根ざした深い理解に繋がりました。

従来の座学中心の学びとは違い、実際にディスカッションを重ねることで、自らの意見を論理的に述べ、チームとしてまとめ上げるスキルを向上させることができました。また、失敗を恐れずに発言し、その度にフィードバックを受ける中で、自己改善のヒントをたくさん得ることができ、精神面でも成熟を実感しました。

基礎から実務体験、そしてフィードバックまで、一連の流れがしっかりと設計されており、実際の金融業界の現場を体感できる貴重な機会を提供していたため、短い期間ながらも満足のいく成果を得ることができました。

今回のインターンシップで学んだのは、単に金融市場の基礎知識や投資理論だけに留まりません。実際の業務プロセスを通して、市場分析の重要性、リスク分散の実践、そして数字の裏に隠された企業の戦略や思惑を読み解く力を身につけました。また、グループワークを経て、異なるバックグラウンドを持つ仲間との協業の大切さ、各々の強みを活かして協力しあうことの意味、そして失敗や成功から学び続ける柔軟な姿勢が必要であるということを痛感しました。これは今後、どんな職場環境においても通用する普遍的なスキルであり、私自身のキャリア形成に大きな影響を与える経験となりました。

この企業のインターンに参加する後輩に伝えたいのは、恐れずに積極的な姿勢で挑戦することの重要性です。準備段階では、事前に企業の業務内容や最新の市場動向についてしっかりとリサーチしておくことが不可欠です。インターン中は、わからないことや疑問点をそのままにせず、遠慮なく質問し、実際の業務に対して自分なりの意見を持つことが大切です。また、グループワークでは、他の参加者と積極的に意見交換し、互いの視点を尊重しながら自分の考えをより深めることが求められます。最後に、フィードバックを謙虚に受け止め、その経験を次のステップに活かす姿勢を忘れないでほしい。これらの姿勢が、あなたを一層成長させ、将来のキャリアに直結する貴重な経験となるはずです。