2010年卒任天堂の志望動機詳細（東京大学/男性）（公開）

実際に企業に提出した志望動機

10年卒

理系

男性

学校名

：

東京大学

職種

：

非公開

志望動機

　私は2つの志があります。ゲームの価値を引き出すこと、それからゲームの価値を構築することです。それらの志を果たすべく、任天堂を志望しました。

　前者に関してですが、例えば私の大好きなゲームに「風来のシレン」シリーズがあります。私はこのシリーズをドラクエシリーズよりも面白いと考えています。しかし主人公がマリオやピカチュウの様な有名なキャラクターでない上、死んだらレベルが1に戻り持ち物を全て失ってしまう初心者には厳しい設定があるためにあまり売れていません。私は「風来のシレン」シリーズの価値に多くの人が気付いていないことを悔しく思います。
　私が任天堂に入社した暁には、ゲームに隠された価値や楽しさを引き出す様な仕事を営業を通じて実行し、風来のシレンの様なケースが極力ないようにしたいと考えています。具体的には小売店等で、お客さんの生の声を拾い、市場調査を通じてゲームへのニーズをあぶり出し、それをもとにして販売の計画を立てたり、ゲームを遊ぶ敷居を下げるような販売を促す工夫をしていきたいと考えています。私は日本だけでなく、海外でのビジネス展開にも興味を持っていますので、御社が必要と判断されれば、喜んで海外に赴いて世界のゲーム文化を育む歯車になりたいと考えています。

　後者に関してですが、多くのプロの野球選手や格闘家が野球ゲームや格闘ゲームに興じるように、野球ゲームは実際に野球をすること、格闘技をすることとは違った楽しさがあると思います。世の中には沢山の遊びがありますが、野球や格闘技以外の分野においても元の遊びとは異なるベクトルで、ゲームを通じて楽しめる新しいエンターテイメントの構築が今後の課題になると思います。ゲームと本物は違うけれど、ゲームは本物の単なる模倣ではなく、ゲームで遊ぶことが実際にそれと遊ぶこととは異なった楽しさがあり、魅力がある様な媒体を積極的に探して行きたいと考えています。体重計を遊び道具にし、あれだけ世間に受け入れられたことを考えれば、まだまだ魅力ある遊び道具に変身しうる媒体は埋もれているだけで沢山あると思います。
ゲームを通じて、その遊びに秘められた楽しさや価値を再発見すること、そしてゲームの幅を拡げていくことが私の志です。（例：旅行、演劇、ドライブ、絵画等）

感謝1

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