- 2024年7月下旬
- オンライン
- 1日間
ES
| 提出締切時期 | 2024年7月上旬 |
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電子ホログラフィとは、光の干渉・回折を利用した3次元映像技術である。電子ホログラフィにはいくつか課題があるが、その1つは、視域(再生像を見ることができる範囲)が8度程度と小さいというものである。そこで、私の研究目標は、光拡散素子を用いた簡易な光学系で視域を拡大させ、電子ホログラフィを実用化に近づけることである。研究目標に向けて、シミュレーションによる原理検証と光学実験を行い、ともに広い角度から再生像を見られることを確認した。しかし、光学実験の再生像は画質が低下していることが確認された。この原因として、シミュレーション時と光学再生時の光拡散素子の配置や、素子自体の内部パラメータ等の条件の違いが考えられる。そこで、ニューラルネットワークを使用したCamera in the Loopという手法を利用して、シミュレーションモデルを実際の光学系に近づけることで再生像の画質向上を図る。
自身の専門分野について知識がない人にもわかりやすい説明を心掛けた