私が最も挑戦したと感じる経験は、大学で取り組んだ「防災情報の可視化システム開発プロジェクト」です。この経験はNEC Wayの中でも特に「Better Products, Better Services」を体現するものでした。私の所属ゼミでは、地域住民向けの防災意識向上を目的に、過去の災害履歴やハザードマップを一元化したWEBサービスを開発しました。当初、複数のデータ形式や行政との調整が必要で、進捗が滞ることもありました。私はリーダーとして、行政担当者と10回以上の打ち合わせを重ね、要件を分解して優先順位を明確化し、開発チーム内でも役割分担と進捗確認を徹底しました。その結果、当初は半年必要と見込まれた開発を4か月で完了させ、地域イベントで実際にサービスを公開し、住民や行政職員から「これまで点在していた情報が一目でわかり助かる」と高評価をいただきました。この経験を通じて、NEC Wayが掲げる「Orchestrating a brighter world」、すなわち社会課題解決に向け多様なステークホルダーを巻き込み、共創しながら最適解を導き出す重要性を学びました。NECでも、この経験を活かし、人々の安全・安心な暮らしを支えるICTサービスを提供していきたいと考えています。
ESで聞かれた質問2
あなたが当社に応募した理由と当社入社後に実現したいことを教えてください。
ESの質問の回答2
私がNECに応募した理由は、ICT技術を通じて社会のインフラや安全を支えるだけでなく、社会課題の解決に挑戦する姿勢に強く共感したからです。大学ではIoTを用いた地域見守りシステムの開発を行い、技術が生活を支えることの意義を実感しました。しかし、研究室での取り組みはあくまで小規模であり、NECのように官公庁、防災、交通、医療など多岐にわたる社会基盤を支える大規模システム開発に関わることで、より多くの人の暮らしを支えられると感じました。入社後はまず、社会公共部門で自治体やインフラ企業向けシステム開発に携わりたいと考えています。NEC Wayの「Passion for Innovation」を胸に、最新のAIやクラウド、データ活用技術を取り入れ、行政サービスの効率化や災害対応力向上など、人々の安全・安心を支える仕組みを提供していきたいです。また将来的には、複雑化する社会課題を技術で解決するため、プロジェクトマネージャーとして多様な専門家や地域と協働し、NECが掲げる「Orchestrating a brighter world」の実現に貢献できる人材になりたいと考えています。
NECの選考を通じて感じた、同業他社と比較して特に重要視されていた点は、「社会課題解決への意欲と責任感」と「論理的思考力をもとにチームで協働できるか」という2つでした。面接では、自分の経験や志望動機に対して「それが社会にどのような価値を生むのか」まで深掘りされることが多く、単に技術が好きというだけでなく、ICTを通じて人々の暮らしや社会をより良くしたいという意識があるかが問われていると感じました。また、グループディスカッションや質問の受け答えでも、相手にわかりやすく説明する論理性や、メンバーの意見を尊重しながら自分の意見を発信する協調性が見られていた印象です。選考全体を通じて、NEC Wayにある「Orchestrating a brighter world」を実現できる人材かどうかを見極めていると感じました。