日本総合研究所の夏インターン体験記(プロジェクトマネジメントコース)_No.20025

1日目：ローコードツールを活用したアプリ開発体験ワーク
2、3日目：PM案件体験ワーク

1日目はアプリ開発を体験した。ローコードツールを活用し、チーム内で機能を分担しながらテスト工程までを実施するワークだった。機能ごとに難易度に応じたポイントが設定されており、各グループの進捗に応じて得点を競い合う形式となっていた。2,3日目は、SMCC向けの案件について、QCDなどを総合的に判断して各プロジェクトの実施可否を決定するワークを実施し、報告を行った。

インターン参加者限定のイベントや早期選考に案内される。

金融系のIT企業に対しては堅い雰囲気を想像していたが、インターンを通じて日本総研には温かみのある人間関係や柔軟なコミュニケーションを大切にする文化が根付いていると感じた。社員の方々は穏やかで話しかけやすく、互いに尊重し合いながら働く姿勢が印象的だった。そのため、自分の性格とも合い、自然体で働ける職場だと実感した。

インターン後に、社員の方からリクルーターにつきますという旨の連絡があった。

特定の誰かが議論を引っ張るのではなく、全員がバランスよく発言していたが、目立って鋭い意見や独創的なアイデアが多く出るわけではなかったから。また、議論が停滞した際も、積極的に打開策を出すような動きは少なく、全体として無難に進んでいく印象だった。ただし、協調性は高く、チームとして意見をまとめる姿勢は見られたため、一定の水準は保たれていたと感じた。

会社や社員の雰囲気は非常に温かく、落ち着いた印象を受けた。インターン中も、社員の方々は学生の意見に丁寧に耳を傾けてくださり、質問に対しても一つひとつ誠実に答えてくれた。形式的ではなく、本音で接してくださる姿勢から、日頃から信頼関係を大切にする職場文化が根づいていると感じた。

PMの業務が全体を管理する漠然とした役割だと捉えていたが、実践を通じてその本質をより具体的に理解することができた。特に、顧客の要望を正しく把握し、限られた時間・コスト・リソースの中で最適なシステムを設計・提案するためには、調整力や課題解決力だけでなく、先を見据えた判断力や全体最適の視点が欠かせないことを学んだ。

PMに必要な視点や考え方を実践的に学び、成長を感した。特に、限られた時間の中でチームの意見を整理し、最適な方向性を定めて提案にまとめる過程を経験したことで、論理的に全体を俯瞰しながら意思決定を行う力が養われた。

PM業務を疑似体験できただけでなく、社員の方々との密な関わりを通じてリアルな業務理解が深まったことにある。ワークでは、顧客の要望整理から提案までのプロセスをチームで考え抜き、PMに求められる調整力や全体最適の視点を実践的に学ぶことができた。また、社員の方々がフィードバックを丁寧にくださり、具体的な改善点や仕事への考え方を率直に共有してくれたことで、自分の成長やキャリアに対する視野が広がった。

問題解決に向けた実践的なプロセスを深く学ぶことができた。PM業務ではクライアントの課題や要望を的確に捉え、何を優先すべきかを判断しながら提案を組み立てる力が求められることを学んだ。技術だけでなく、ビジネスの視点を持って全体を設計していく難しさと同時に、その奥深さとやりがいを強く感じた。

選考の難易度自体はさほど高くないが、GDは人数が多くやりづらいと感じたため、多少の対策が必要である。また、インターンシップ1日目には開発体験を行うが、苦労しているメンバーが多かったため、プログラミングに少しでも触れておくと良いと思う。