富士電機の秋冬インターン体験記(電気設計)_No.24231

自然エネルギーの利用が進む中、モーターの高効率化が重要です。モーター用磁石の磁石は優れた磁気特性を持ちますが、200度の高温や圧縮応力で劣化します。本研究では、磁?に熱と圧縮応力を同時に加え、顕微鏡による磁区観察から減磁箇所を調べ、その減磁箇所の結晶組織を電子顕微鏡で観察して、磁石の磁区構造変化と結晶組織の相関について調べることで磁石劣化を解明することを目指しています。

貴社の技術力と社会への貢献に大きな魅力を感じ、志望いたしました。私の関心は特にカーボンニュートラルとエネルギー問題の解決に向けた貴社の取り組みにあります。大学での専攻は電気工学で、モーターの効率を向上させる磁石の研究を深めてきました。 私が研究テーマを選んだ背景は、環境問題への強い関心からです。具体的には、モーターに使用される磁石の材料研究を通じて、エネルギー効率の高い製品開発への道を探求してきました。しかし、大学での研究は理論や実験に留まりがちであり、実際の製品設計や開発プロセスに触れる機会は限られていました。そこで、私は貴社のインターンシップを通じて、実際の製品設計や開発に携わる経験を積み、設計スキルを磨きたいと考えています。また、研究で培った専門知識を活かし、貴社の技術開発に新たな視点をもたらすことができると信じています。

私の強みは、論理的なアプローチを元に粘り強く物事の課題に取り組むことです。 学生時代研究活動に一番力を入れて取り組みました。卒業研究においては、電子顕微鏡での新たな観察プロセスの構築に尽力しました。先行研究で使用していた治具では電子顕微鏡では観察できず、プロセスの改善が必要でした。そこで私は、新しい治具を提案しましたが上手く観察することができず、失敗ばかりで苦労しました。しかし、文献調査や指導教員、先輩から得た情報をもとに治具の改善を繰り返すことで目標を達成しました。この困難なプロセスを通じて、研究の面白さと難しさを初めて肌で感じることが出来ました。また、持続的な改善と論理的なアプローチが自身の成長に不可欠であることを理解しました。この経験から目標達成のための過程を明確にし、粘り強く取り組むという能力を得ることが出来ました。今後も限りある学生の期間でなるべく多くの成果を得るために進めていきたいです。

研究概要では、専門用語を使わずわかりやすく説明することに注意した。

「志望動機の明確さ」「チームでの協働経験」「企業理解の深さ」が重視されます。