日本ガイシの夏インターン体験記(総合職)_No.24799

半導体関連の新材料開発に関する意思決定と、材料を用いた営業戦略の立案という、2つの課題に取り組むグループワークであった。

オンライン形式で半日行われた課題解決型グループワークである。会社説明の後、5人のグループに分かれ、2種類のテーマでディスカッションを行い、チームとしての結論をまとめた。

早期選考ルートに乗る

早期選考ルートに乗るという目的は達成できたが、社員との交流機会が全くなく、企業文化や働く人々の雰囲気を肌で感じることができなかった。結果として、入社意欲が具体的に高まることはなかったためである。

地元である愛知県の大学だけでなく、関西圏や関東圏など、全国の国公立大学や有名私立大学から学生が参加していた。議論の中での発言内容も論理的であり、レベルは高いと感じた。

社員はインターンシップの進行役に徹しており、学生と直接関わることがなかったため、雰囲気を感じ取ることはできなかった。プログラムの運営はスムーズであり、対応としては特に問題はなかった。

：ワークの内容が非常に専門的であり、自身の専門分野と異なっていたため、事業内容の具体的なイメージを掴むには至らなかった。冒頭に企業説明はあったが、あくまでWebサイトで得られるような表層的な理解に留まった。

初めてグループワークでファシリテーター役を務め、多様なバックグラウンドを持つメンバーの意見を集約し、時間内に結論を導き出すことの難しさと重要性を実践的に学べたことが、自身の成長に繋がった。

グループワークを通じて自身の課題を発見できた点や、早期選考への切符を得られるという点では有意義であった。しかし、企業理解が全く深まらなかったため、インターンシップという観点では内容が充実していたとは言えない。

レベルの高い学生が集まる中でのグループディスカッションの進め方や、多様な意見を持つメンバーとの合意形成プロセスの難しさを学んだ。特に、ファシリテーションを通じて、議論を構造化し、全員の参加を促しながら結論へと導く実践的なスキルを養うことができた。これは、その後の就職活動にも大いに役立った。

この企業の早期選考ルートに進むためには参加が必須であるため、入社を本気で考えているなら必ず応募すべきである。ただし、企業理解を深める場というよりは、選考の一環と割り切って臨む方が良いだろう。グループワークでの主体的な立ち振る舞いが評価に繋がる可能性があるため、積極的に議論に参加することをお勧めする。