ジェーシービー（JCB）の秋冬インターン体験記(総合職)_No.20962

①JCBのソリューションを用いた法人提案
②海外市場に向けた新規事業の企画立案

全体で約100名が参加し、各グループは8名程度。
1日目は会社や事業の説明の後、電鉄系企業に対するソリューション提案を実施し、JCBのサービス一覧から選定して提案する形式で、軽い発表も行われた。（アイスブレイクと簡単な事業理解を兼ねていた）
2日目以降は6つの海外地域から割り当てられた市場に対して新規事業を考えるメインのグループワークに入り、3日間を通じてメンターの助言を受けながら最終プレゼンに向けた資料作成を行なった。
3日目は発表、座談会、懇親会があり、社員との接点も多く設けられていた。

参加者全員に早期選考（3次面接から）への優遇があった。
ネット上では、優勝チームにはさらに「リクルーター面談招待・最終面接から」といった特別優遇があるという噂もあるが、少なくとも私のチームは優勝したにも関わらずそのような招待はなかった。（きちんとメンバー毎で評価されている）

日本で唯一の国際クレジットカードブランドとして、海外展開の可能性を重視している姿勢に共感した。グローバル領域で何をするべきかを自ら考える経験を通じて、自身の興味との接点も感じられた。

最低でもMARCHレベルで、早慶や旧帝大も多く、議論のスピードや内容も非常にレベルが高かった。

人事を中心に全体的に明るくフレンドリーで、懇親会や座談会では率直にお話ができた。最終日には3日間の振り返りムービーもあり、社風の明るさが伝わってきた。

JCBはクレジットカード業務の中でも、ブランド運営を中心に据えた唯一無二の事業展開がある一方で、加盟店管理や信用審査なども自社で完結している。そのため、部門連携の複雑さや組織全体での動きの難しさがあることも理解できた。

グローバル戦略を立案するにあたっては、「なぜJCBなのか」という軸を見失わないことが常に求められ、短い時間の中で思考を整理し、チームで精度を高める過程は非常に良い刺激と学びになった。

提案テーマの難易度が高く、時間も厳しかったが、そのぶん密度の濃い3日間だった。社員との接点も多く、業務や社風の両面からJCBを深く知ることができた。

JCBが国内唯一の国際カードブランドとして、自ら事業の方向性を考え、ある意味切り開いていくようなプレイヤーであることがよく分かった。その立場ゆえに「どこで何をするか」を一つひとつ戦略的に選び取る必要があり、ブランドの信頼性や日本らしさをどう打ち出すかが常に問われると感じた。また、社員の方とのお話を通じて、部署連携の難しさや足取りの重さも知ることができ、事業の表と裏の両面が理解できた。

学生のレベルは高く、議論のスピードも早いので、論理的な思考力とスピード感を持って臨むことが重要。そして、評価はチーム単位ではなく個人ベースで常にメンターから見られており、発言の質や姿勢も問われる。また、時間に余裕はなく、場合によっては残業になるため、事前にJCBの事業への理解を深めておくと良い。
座談会や懇親会を含め、社員との接点は非常に多いため、自分なりに質問や関心を整理しておくと、得られる学びが大きくなると思う。