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| 提出締切時期 | 2024年7月下旬 |
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私は何事もポジティブに捉えることができます。研究の場において失敗は付き物ですが、失敗から学べる点や次に繋げられる点を重視し、成功のための好機であると捉えることで踏み台として活用することができます。
私は10年後の製薬会社で活躍する人には柔軟な思考と高い適応力が必要とされると考えています。近年あらゆる企業でAI技術が活発に取り入れられています。例えば、構造予測ソフトであるAlpha fold ⅡはAIの導入により、結晶化が困難なタンパク質などに対しても信頼性の高い立体構造を予測することができ、これにより医薬品開発における標的物質に対する阻害物質の探索の効率が劇的に向上しました。しかしAI技術が公になり始めた当初は社会的には人間の能力を超えた知識を持つ技術に対して脅威を感じる声や得体の知れないものに対する反感に似た反応が見られたように感じました。10年後には現在のAIのように、今はフィクションとされているものが新たな技術として生じることが予想されます。そのような状況において柔軟な思考を持ち、新たな技術を抵抗なく受け入れることができる適応力を持つ人材がいることにより画期的な研究方針を提案できるのではないかと考えます。
近年日本では高齢化の加速により国民の医療負担が増大しており、これに対する対策として薬価の引き下げが行われています。新規治療薬の研究開発には10年以上の月日とそれに伴った膨大な研究費用が必要となります。そのため、新規治療薬が開発され、薬効と安全性を示したことにより承認を受け、販売に至ったとしても薬価が低いことにより研究開発にかかった費用の回収が困難な状況になっています。またジェネリック医薬品ではさらに薬価が低くなるため、十分な利益が得られない問題が生じています。このような課題を克服するためには、治療にのみ焦点を当てた医薬品開発だけでなく多面的な観点から人々の健康を支える取り組みを行うことが重要となってきます。そのため、治療だけでなく予防や診断を目的としたサプリメントや健康食品の開発、バイオマーカーの探索などの取り組みを行うことによる幅広い事業の拡大が必要になると考えられます。
貴社では低分子医薬と核酸医薬の2つの創薬モダリティを軸として新規医薬品の開発が行われています。低分子医薬は細胞内への吸収率が高く、経口投与が可能な利点がある一方で、標的の結合ポケットが大きい場合特異性に欠ける欠点があります。一方核酸医薬では、低分子医薬では標的にできないmRNAやDNAなどの核酸に対して高い特異性を示します。貴社では低分子医薬品に対する長年の研究による確かな基盤をもっており、さらに近年注目されている核酸医薬に逸早く目を付け、実際に日本初の核酸医薬品であるビルテプソの開発に成功しています。このように低分子医薬と核酸医薬の二つの大きな柱のもとに創薬研究を行っており、これにより効果的な新薬の継続的な創出を可能にしています。私は大学において、○○である○○を引き起こす○○の生態解明を目標に研究を行っています。この疾患に対して現在用いられている治療薬は重篤な副作用を引き起こすことが知られており、副作用の少ない新規治療薬の開発が望まれています。この研究に取り組む中で、致死性が高く、感染者数が多い疾患であるにも関わらず蔓延地域が発展途上国であるため大々的な研究開発が取り組まれていないという問題が浮き彫りになり、医療ニーズが高い一方で治療薬の開発が進んでいない疾患が世界に多く存在することに気づきました。その中で貴社では注力領域の一つとして難病や希少疾患を対象として研究に取り組んでいます。一般的にこれらの疾患は患者数が少なく大きな利益が見込めない為、企業単位で取り組まれることが少なく、アカデミアの研究に依存する傾向がありますが、貴社ではむしろ積極的にこれらの課題に取り組んでいる点に強く惹かれました。インターンシップでは貴社で活躍するために必要な技術や知識について学び、それらを身に付けるために今自身が何をするべきかを明確にしたいと考えています。
入力文字数が多い為、話が冗長的にならないように構成を考えてから文章を組み立てた。具体的には、自分がPRしたい部分などを盛り込みつつ、話の流れが不自然にならないように一度ポイントを書き出してからそれらを組み合わせるようにして構成を考えた。また会社への深い理解を求められていることを感じたため、HPや説明会の機会を利用して可能な限り情報取集してから取り掛かった。