- 2025年1月下旬
- オンライン
- 1日間
ES
| 提出締切時期 | 2024年10月下旬 |
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私は必要な能力は2つあると考えている。
1つ目は傾聴力である。人によって、何が必要で何を好むかは異なる。そこで、誰かのための薬を作る製薬会社においては、患者様の意見を引き出すための「聞く力」が必要であると考える。患者様に限らず、多様な意見・価値観を取り入れることによって、より良い製品や環境を生み出すことが可能である。私はコミュニケーションを大切にし、求められるニーズや悩み、課題を解決することができる人材になりたいと考えている。
2つ目は、社内での良好な人間関係を築く能力である。組織に所属し、共に同じ目標を目指して働く上で、職場における良好な人間関係は不可欠であると考える。お互いに尊重し合い、より高みを目指していくことで、まずは社員が幸せに生きるということが実現可能となり、貴社の信念である「すべての人々が、幸せに“生きる”ことが出来る、そんな世界を創りたい」という思いを現実のものにすることができると考える。
製薬業界における現状・課題として、私が把握している点は主に2つある。
1つ目は、薬不足の問題である。
日本においては薬価が国によって定められており、高齢化の進展などを背景に、毎年薬価の引き下げが実施されている薬が存在する。その結果、製薬メーカーにとって利益が薄くなる薬が生じ、それらの増産が困難になっている。また、同様の効果を持つ薬剤を取り扱う他社との間で販売競争が発生することで、一部の薬が市場で不足する事態が起こっている。これに対する対策として、国は薬価の引き上げや現行薬価の維持を検討しているほか、後発医薬品メーカーの多くが中小企業であるため増産が難しいという現状を踏まえ、メーカー間での協業や業界再編を促す取り組みが提言されている。
2つ目は、原料・原薬の海外依存に関する課題である。
特定の国に原材料の供給を依存していた場合、当該国で製造トラブルが発生すると、ある医薬品が供給不安に陥るというリスクがある。こうした事態を受け、現在は原料および原薬の国内生産が進められているが、国内での生産には高いコストがかかることが課題となっている。
貴社の信念である「すべての人々が、幸せに“生きる”ことが出来る、そんな世界を創りたい」という言葉を知ったことがきっかけで、貴社に強く魅力を感じるようになった。私は、誰もが幸せを感じられる社会の創造に携わる仕事がしたいと考えている。貴社の掲げる信念と私自身の夢が共鳴しており、貴社であれば、その夢を実現できるのではないかと思った。
そのため、貴社のインターンシップに参加し、貴社への理解を深めるとともに、貴社で働くうえで自分に足りないものを見つけ、今後の成長に繋げたいと考えている。貴社のインターンシップへの参加を強く志望する理由の一つは、コーポレートスタッフ職に対する関心である。私は、組織の内側から良い環境を築き、まずは自分たちが幸せになることを実現できるコーポレートスタッフという職種に魅力を感じている。そのため、貴社のインターンシップを通して、コーポレートスタッフの業務内容をより深く理解し、自分の能力をどのように活かせるのか、また実現したいことがこの職種で可能であるのかを見極め、自身の将来について再考したいと考えている。
また、貴社は1万人のうち9,999人には必要のない薬「ビターザ」を開発するなど、患者数が少なくても必要とされる薬の提供に挑戦している企業であると知った。この姿勢から、貴社がまさに「すべての人の幸せ」を追求する企業であることを実感した。
私自身、中学生の頃に長く抱えていた悩みを薬によって解消できた経験があり、それによって日々が明るくなったことをきっかけに、将来は製薬会社で働きたいと意識するようになった。中でも、たとえ悩み苦しむ人が少数であっても、真摯に向き合い、解決を目指す姿勢を持つ貴社であれば、ここに生きるすべての人々が幸せに生きられる社会の実現を目指すことができると感じた。
ゆえに、貴社のインターンシップに参加し、「誰もが幸せに生きることができる社会を創る」ための取り組みについてさらに理解を深めたいと考えている。
文字数が多かったが、伝えたいことを的確に述べることを意識した。また、業界への理解をアピールすることも意識した。